濃厚接触者への対応
新潟県が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者への対応を大幅に変更しました。
臨時記者会見(2022.1.27)事業所が行う新型コロナウイルス感染症への対応について より、具体的な対応をメモします。
櫻井市長
・柏崎市では今年1月に入り200件感染者が発生。
・原因はほぼ100%オミクロン株と言われている。
・新潟県は陽性者と確認された場合、本人が濃厚接触者に対し連絡することに変更。
・保健所業務がひっ迫し厳しい状況。
・市立保育園の園児が陽性の場合、周囲の園児も自動的に濃厚接触者となる。
・濃厚接触者は10日間、自宅待機。
・園児はひとりで自宅にいることができず、家族が勤務を休んで対応となる。
・保健所の人材は重傷者対応に注力したいのが新潟県の意向。
・市と商工会議所が手を携えて感染症に対応していきたい。
西川会頭
・経済界はこの2年間営業に出るのが難しい、ジレンマのもと過ごしてきた。
・出張に出る方は万全の対策をとり、感染者を出さずにきた。
・感染対策と経済の両立が私たちの指名。
・会社命により海外・県外に出なければならない方もいる。
・感染者は自分の判断で濃厚接触者に対し連絡するのが県方針。
・感染者の職場の皆さんには温かい配慮をお願いしたい。
・感染防止と経済の両立を成し遂げるため、ご協力をお願いしたい。
柴野危機管理官
・感染症対策は新潟県が全面的に実施。
・保健所が具体的な役割を担い、医療の調整も行っている。
・感染拡大により保健所業務と医療機関がひっ迫し、通常診療に悪影響が及んでいる。
・新潟県は1/26から保健所における濃厚接触者の対応を大きく変更した。
<変更点>
1,感染者は自らが濃厚接触者の特定を行いその人に連絡する。自身の通学・通勤先へも感染を連絡。
2,濃厚接触者は無症状の場合、「PCR検査を受けずに」原則10日間の自宅待機。
(発症した場合は、かかりつけ医、県の受診・相談センターまたは保健所に相談。)
3,感染者が発生した企業・学校等は、社内・校内における濃厚接触者リストを作成する。
・新潟県HPに新型コロナウイルスの感染者が確認された事業所の方へのお願い として資料を掲載。
・感染者が確認された事業者への協力お願いが主な内容。
【濃厚接触者はどのような人か】
★感染者と同居または長時間の接触。
★手で触れることができる距離(約1m)でマスクを着用せずに感染者と15分以上の接触があった場合。
★適切な防護(マスク、手袋など)をせずに感染者を看護または介護した人。
★感染者の気道分泌液(せき、くしゃみ)または体液(汗)に直接触れた可能性が高い人。
<具体例>
・近距離で飲食しながら会話をした。
・休憩室でマスクをしないで会話をした。
・喫煙所で一緒に喫煙した。
・換気の悪い空間(車の中等)で長時間一緒に過ごした。
*以上を参考に、感染者は誰が濃厚接触者か判断する。
<フローチャート>
①感染の可能性がある期間
【症状がある場合】
→症状が「出た」日の2日前から接触
【無症状の場合】
→PCR検査を「受けた」日の2日前から接触
*2日前とは、今日・昨日・一昨日
②期間中に感染者の出勤があったかどうか。
感染者が有症状またはPCR検査を受けた日の2日前から・・
【出勤・登校していない】
→濃厚接触者なしと判断してよい(リスト不要)
【出勤・登校している】
→★に該当する人(濃厚接触者)のリストを作成。
*リストは通し番号、氏名、感染者との最終接触日、解除日、連絡先、備考(接触状況)を記載する。
◆濃厚接触者がいない場合
→職場・学校では10日間の健康観察。
→その間に症状が出た人は速やかに医療機関に受診。
◆濃厚接触者がいた場合はリストを作成。
→最後に接触した日を「0日目」、翌日を「1日目」とカウント
→10日目まで自宅待機
◆待機中に体調に異常ない場合
→「PCR検査を受けず」11日目から出勤可能。
◆10日間を短縮することも業種によっては可能
↓
「社会機能維持者」
医療従事者、介護従事者、インフラ(電気、ガス、石油等)運営企業社員、飲食料品の供給者(農業・林業・漁業含む)、金融・物流サービス、行政、警察、消防など
*判断に迷ったらコールセンターへ
025-256-8308
◆社会機能維持者として分類された場合は最短6日間
感染者と最後に接触した日=「0日目」
→6日目にPCR検査を受け陰性
→7日目から出勤可能
PCR検査が受けられない場合は簡易抗原検査(薬局等)
→6日目、7日目と2日連続して陰性
→8日目から出勤可能
◆医療従事者は・・
体調に異常なく、病院・クリニック等でPCR検査が可能な場合「待機期間を待たずに」勤務が可能
<まとめ>
原則10日間は自宅待機。
無症状ならPCR検査は不要。
11日目から出勤可。
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