6/10、14の新型コロナウイルス・ワクチン接種と検査についての一般質問への答弁を整理して、以下にまとめてみました。
★これまでのワクチン接種の一連の流れについて
・75歳以上の予約受付がが4/23からスタートしたが、電話がつながりにくく、不安や苦情、心配の声が市に寄せられた。
・オペレーターを8名⇒12名に増員し、電話予約体制強化したので、最初の1週間以降は順調に予約できている。
・インターネット予約については本庁、西山町・高柳町事務所、元気館でもお手伝いしている。
・地域の職員による予約サポートも数十件あった。
・6/9現在 市内の高齢者は東日本避難所(住民票ない)含めて2万9078人。そのうち2万5992人(89.38%)予約している。
・1回目接種完了者は1万567人(36.34%)
・2回目接種完了者は2088人(7.18%)*6/8時点
・集団接種会場は旧庁舎に一本化した。
・協力医、看護師、薬剤師参加により模擬訓練を2回行った。
・医師会、薬剤師会、新潟県看護協会から多大な力添えをいただいている。
・旧庁舎では1日620人接種している。
・予診ドクター3名、接種看護師7名、ワクチン希釈・充填の薬剤師6名、救急隊員3名、会場整理・誘導職員67名=全86名で官民総がかりで実施。
・開始直後は早く来る人が多く混乱した。
・職員も当初は不慣れで1~3日目に体調不良者が出て救急搬送事例も。
・受付から終了まで2~3時間かかる人もいた。
・接種後、毎日意見交換を行い、よりスムースな接種で毎日改善を重ねている。
・今は早い方で30~40分、平均して1時間程度で完了する。
★副反応のことなど、相談窓口は設けているのか。
・副反応を市民には理解していただいて接種=任意接種である。
・予約案内時に副反応についてのチラシを送付している。
・相談窓口は厚労省、県でセンター設置、本市でも健康推進課で相談に応じる。
・市のHP、広報紙で周知し、副反応の説明動画も用意している。
・毎日、1000件以上の苦情・問い合わせがあり、1回目接種後の体調不良者の相談もあった。医師に相談していただいている。
★上越市等では事前に地域別割り当て方式で実施している。今後も同じように予約制で接種するのか。
・それぞれの自治体・地域事情が異なる。
・上越市は14自治体が合併した市だが、結果として接種がスムーズであることは素晴らしいと思う。
・相馬市も同様の方法(3万3000人)相馬市長はドクター
・予約方法は今のやり方を継続。
・国の方針に従い、7月末までには65歳以上を終わらせる。
・今後の予定は60~64歳、その後、59歳以下を年齢で区切って実施する。
・集団接種のほか市内病院、医師会診療所での個別接種も医師会に検討依頼している。
・働く世代に配慮し夜間接種も検討。
・国から明確なワクチン配分示されないが、国も10~11月に終了方針を示している。
・当初は年内いっぱいで計画したが、数週間~数か月単位で前倒しを行いたい。
・すでに企業に対し「企業接種・職域接種」を打診。
・新体制づくりは庁内でも協議進めている。早々に新たな体制を示したい。
・引き続き医師会、薬剤師会、看護師会をはじめ、一般企業にも力添えいただき、官民挙げて市民のワクチン接種が進むように体制を整えている。
★キャンセル分ワクチンの取扱いは
・市長、三役、部長の優先接種。(*市長は6/12に接種)
・保育関係 優先。
・教員も職域接種の検討を教育委で行う。
★西山・高柳地域に集団接種会場を設ける考えは
・集団接種会場が旧市役所1か所であることについて、西山、高柳から地域会場を希望する声があることは承知しているが、距離だけで言えば鵜川、米山、北条などの地域もある。(公平性も考慮)
・会場の検討は医療機関関係者との協議により決定している。
・ワクチン供給体制がいつ、どのタイミングで来るのかわからない中で協議し、旧庁舎に決定(3月)
・人員体制、接種希望率90%超え ワクチンを無駄なく接種できるか検討した結果、当初は旧庁舎1会場となった。
・6/13現在で高齢者(施設入所者含む)1回目完了:1万2477人(43%)、2回目完了:3609人(12%)
・医師会等との信頼関係の上で今の方式が成り立っている。今後も今の方式で進めていく。
★今後の若い世代に対する接種会場の設置予定は
・旧庁舎での接種の他、新潟病院6/1~ 総合医療6/3~ 厚生病院6/26~ 接種できる。
・64歳以下で基礎疾患ある方や障がい者は6/29~優先接種。年齢で区切る。
・寝たきりの方等を対象にした訪問接種は 6/14~スタートする。
・職場・職域接種も進める
★国の方針通り7月末までに接種完了できるのか
・高齢者接種の完了は当初8月上旬から7月末までに希望者接種 完了させる。
★新潟県の「PCR検査重点実施事業(新型コロナ対応)」に対する柏崎市の対応について
・必要が生じた場合は実施するが、あくまでも大規模集団感染が発生された場合に適応。感染源が特定できる場合は適応されない。
・どのような感染事例でも、できるだけ広範囲な行政検査を要望。
・市内の某企業では行政検査:要請いないものの、自主検査で複数判明
・行政検査は県に検体送り結果判明が翌日となるが、市内の医療機関で検査できるよう要望し、まもなく実現の見込み。濃厚接触者は一刻も早い検査結果を望んでいる。
・県の事業は歓迎するものの、市の現状には当てはまらない。
・新潟県のPCR検査 要件満たす事案は感染経路不明者3割、週10人超える場合、または複数の同種施設 相互関連性が明らかでない場合)に県が主体となり実施(県に依頼)
・実施のハードル(要件)高く、柏崎市内のケースには該当しない。
・むしろ柏崎市としては検査を市内で 単発事例でもできるだけ広範囲に速やかな検査を行うことを要望。保健所も要望に応え、幅広く検査してきた。
・検査結果出るまでに1晩 → 市内医療機関で結果まで出せるのではないか(県に郵送せず)
結果出たらその日に通知→市長会でお願い→まもなく濃厚接触者と認定された人に対する市内検査が実施できる。
★昨年発生した市内小学校クラスター事例も、本事業の対象とならないか。
・昨年の小学校クラスター事例は感染対象が限定的であり、市中感染がなかったので適応されない。
・柏崎市以外の自治体では発生。もしそういう事例が発生すれば県に要請するが、現時点では実施条件に該当する事業なし。
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ワクチン接種には医療関係者のご協力が不可欠であり、マンパワー等も考慮して今の方式になったということでした。
また他の優れた自治体事例があったとしても、いちど始めた方法を変更するのは難しく、柏崎市では現在の旧庁舎方式を主としながら、柔軟に対応できることろは対応していくのだろうと考えます。
ちなみに、80代を超えた両親も6月12日に2回目のワクチン接種を終え、特に副反応はなくホッとしたところです。
ワクチン接種を申し込まない高齢者の中に「ワクチンを打ちたい意思はあるものの、何らかの理由で予約に至っていない」ケースがないのか等、細かい疑問もあり、今後の状況を見ながら確認していきたいと思います。
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