災害関連

2021年1月24日 (日)

令和2年度 第2回防災士フォローアップ研修会

1月24日、「防災士フォローアップ研修会」に参加しました。

柏崎市では防災士養成講座を開催し、防災・減災に関する専門的な知識と技能を有する「防災士」を養成し、地域の防災活動や実践的な防災訓練に積極的に関わり、地域防災力の向上のために中心的な役割を担う人材の育成を進めています。

主催である柏崎市 危機管理部 防災・原子力課長からのご挨拶によれば、全国的に防災士の取得者が激減する中で、柏崎市では今年度42名の防災士(5期生)が誕生し、全体で200名以上に上るそうです。

今回の研修では昨年加入した「女性防災士の会すてっぷ」としてのお手伝いも兼ねて参加しました。以下はその内容です。

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講演「災害に強いコミュニティの育て方」

講師:上村靖司 氏(長岡技術科学大学機械創造工学専攻 教授)

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災害は
●論理(仕組み-技術・制度)
●摂理(自然現象の理解・観測・分析・予報)を中心に考える傾向にあるが、
心理(人・人々の気持ち・行動)に目を向けないとかみ合わない。

人の心理に注目すると

●平常時-快適ゾーン
●災害時-パニックゾーン
●ストレス時-学習ゾーン=ストレスにより学習する。

防災=ゼロにはできない
減災(被害を減らす)、縮災(早く復旧)との言葉もあるが

いざという時に主体的に考えて行動する力を育むことが必要。

これからは応災=反応・対応・適応

【奇跡と悲劇】

◆釜石の奇跡と悲劇

東日本大震災の時、岩手県釜石市の小中学生が自発的に避難したことが話題になった。(2991人のうち犠牲者5人=生存率99.8%)
その一方で、対岸の防災センターには241人が避難したものの津波に飲まれ、生存者は34名(生存率14%)だった。

釜石の小中学校では片田敏孝教授(当時群馬大学)が防災学習を行い、津波三原則を子ども達に教えていた。

津波三原則とは

◆想定にとらわれるな・・論理には限界がある(ハザードマップなど)
◆最善を尽くせ・・正解はない
◆率先避難者たれ・・誰かが動けば他の人も動く

釜石の子ども達は中学生が小学生に声をかけ避難を開始。その様子を見た大人や高齢者も避難。
避難場所として指示されていた場所に逃げたが、迫りくる津波を見て「ここでは危ない」と判断し、さらなる高台を目指した。
防災センターに逃げた大人達は施設名により「ここなら大丈夫」との正常性バイアスが働いた。

⇒今できる最善の行動をとるしかない

2018年西日本豪雨では避難指示が出ても95%以上の人は避難しなかった。
テレビのアナウンス「今すぐ命を守る行動をとってください」
しかし現実に何をすればよいかわからない。

知識があればよいのか?
訓練すればいいのか?

不確かな情報をもとに何となく判断しているにすぎない。
今、直面している災害は方程式に当てはまるものなのか。

感性は経験により磨かれる。
行動は自信~自己肯定感~成功体験が背景に。

主体性」に踏み込まないと行動につながらない。

防災レシピから防災ワクチンへ
・レシピ:決められた手順
・ワクチン:免疫力を高めて災害と向き合う。

生き抜く力を育むにはワクチンが必要。

 

【自主防災組織と地区防災活動】

◆自主防災組織=日頃の地域コミュニティの延長

●中越地震の事例

震源地となった川口町木澤地区では、地域住民が食料やストーブを持ち寄って炊き出しを行い、暖をとった。
ついには除雪用の重機を使って、住民たち自ら道をつくった。
「できることをできる範囲でやる」「肝心なとき役所はあてにならない」

いかに日頃から行政依存しているか・・昔は自助・共助が当たり前。

●糸魚川大火の事例

ラーメン屋の出火が強風により「飛び火」して遠隔地に火災が広がった。
消防隊員65名のうち50名余がホースを握る(全員体制で消火活動)
→後方支援に人をまわせず、記録もできなかった。

しかし人的被害は最小。
避難誘導は地元の警察・自主防災会が行った。
彼らは日頃から商店街・青年会議所・町内会等の仲間として酒を酌み交わす中。
打ち合わせをしなくても阿吽の呼吸で動けた。

2事例からわかること・・いざという時に発揮されるのは「地域の力」

◆地区防災計画とは

従来、防災計画は国→都道府県→市町村にトップダウン。
しかし地域の実情はそれぞれ違う。
地域住民が話し合い、それぞれの実情にあわせて策定するのが「地区防災計画」:地区から市に上げる。
計画をつくることが目的ではなく、プロセスが重要。

【苦情と協働】

●岩手県滝沢市の事例

人口5万人の豪雪地帯。村時代から住民自治に尽力。
新興団地の開発により人口が急激に増え、行政施策が追い付かなくなった。
移住政策として行政による市道除雪を掲げたが、やればやるほど苦情も増えた。
排雪が間に合わない。予算が倍になる。

苦情が集中するのは「上ノ山団地」
住民要望・苦情データを解析すると
・バス通りが狭く状況がよくないから何とかしてほしい
・自宅前に寄せられる雪を何とかしてほしい

2013年~協働除雪の開始

・上ノ山団地のリーダー・高橋さん(元議員・故人)を中心に地域住民が「まごころ除雪隊」を結成。
・きっかけは「あの除雪車を貸してくれれば俺がやるのに」との地域住民の言葉。
・国の克雪事業を活用(補助金100万円)してパケット付除雪車をリースし、業者除雪が残した雪を片付け

2015年~本格的な住民協働へ

・隊長・局長で出勤を判断
・除雪日・排雪日の当番表作成
・排雪には市から軽トラを借用
・排土板付き除雪車購入

2016年~「上ノ山方式」として認知

・除雪協力費として1世帯1000円徴収を承認。
・業者との協働除雪車を配備。
・市独自に貸出用除雪機を確保。

2017年~財政的に自立

2018年~補助金ゼロ・苦情もゼロに

住民協働除雪を評価~上の山自治会まごころ除雪隊

<ふりかえり>

◆固定観念の払拭
・「除雪は行政の担当」→自分達の地域は自分達で作るべきもの
・業者・行政任せの除雪→住民主体で業者と協働。行政は後方支援。

◆主体性を取り戻した結果・・
・ニーズに寄り添ったきめ細やかな除雪。
・住民満足度の著しい向上。
・除雪が新しい地域共同体づくりの入口に。

リーダー:当事者→主体→率先者(=影響を与える人)
住民:無関心→傍観者→当事者→主体

<主体性が引き出された過程>

◆地域リーダー
・元議員:役所の論理や動かし方は熟知。しかし重機の運転はできない。
・自治会役員:重機の運転はできるが世の中の動かし方は知らない。

◆役員・住民の役割分担
・オペレーターの発掘。運転以外でも交通整理などの役割を担う。
・お母さん達の役割→感謝状の贈呈。お父さん達はますますやる気に。

◆主体性を獲得した結果
・共同作業による連帯感。やればできるという自信。
・定年後の生きがい。感謝の言葉・肯定感。その共有。
・自分達の地域は自分達でできる。→「三人寄れば文殊の知恵

(資料より)

★同市内の「あずみ野団地」でも協働除雪を導入をめざし、行政主導でワーキンググループを開催したが大荒れに。

●住民の認識「除雪とは雪を持っていくこと」
・除雪車が出たら道路に雪を出す。「出せば持っていくだろう」

●除雪車が来ると・・
・住民は外に出て除雪作業を監視「見てないと雪を家の前に置かれる」

●除雪業者は「もうムリ・・」
・雪を寄せることができず、結果、表面を撫でるだけの除雪に。
・この状態なら除雪は止めたい。

●それを見て住民は・・
・除雪の雑さに苦情を言う。
・懇談会で呼びかけるも悪循環

◆あずみ野自治会住民懇談会を開催
・雪を問題視しない班と、話し合いをしている班・していない班が混在。
・苦情と行政が捉えているのは団地全体でなく、「話し合いが不十分な班の一部住民の苦情」だと全体に共有。

第1段階:住民が個別に行政・業者に要望・苦情
・不満への個別対応が持続 
・協働除雪も「業者の代行」と認識

第2段階:除雪懇談会を開催し、地域に説明
・地域の要望・苦情が共有
・まだ行政と業者は一体の認識
・イケイケ自治会長と冷めた住民

第3段階:地域住民・行政・業者の3極構造
・それぞれの立場と役割が明確に
・自治会を5地区に分けリーダー選出。自治会主導の情報共有の仕組み
・協働除雪により除雪への理解深まる

第4段階:3者相互の関係性が双方向に
・除雪懇談会が共通認識づくりの場に

話し合いを重ねることで、地域の主体性が育まれた。

アンケート調査結果
・肯定的な意見が増え、除雪マナーの向上、話し合いに前向きに。

 

【ヤクタタズと限界集落】

豪雪地は高齢化(過疎化)が進行→除雪の担い手不足
担い手探し→除雪ボランティア登録制度(新潟県)
登録者と活動者数に差がある。

そこで・・「越後雪かき道場」を主催。
豪雪地域の除雪ボランティアとして未経験者を育成。
限界集落に入り、地域活性化につながっている。
未経験者にとって雪はレジャー。

越後雪かき道場

ミッション:未経験ボランティアに研修機会を提供(当初)
ビジョン:豪雪時に「修了書」を持った支援者が駆け付ける(当初)
コンセプト:「学び・成長・体験」を提供。「楽しく一緒に」雪かきする。「地元のみんな」を巻き込む。「ブランディング」(かっこよくおしゃれに)

雪かきを楽しく本気で学ぶ。「越後雪かき道場」入門レポ!

★除雪ボランティアと地元住民の交流機会を創出。
★ボランティアに地元のお年寄りが雪かきのテクニックを伝授。
★一人暮らしの高齢者宅の雪下ろし→感謝→やりがいに。
★毎年の交流につながるケースも。

*個人宅のどこに派遣?→本当に困っている人のところへ。

ボランティアの声
・感謝の言葉が嬉しかった
・疲れたけど充実していた
・地元の方々のおもてなしがよい思い出になった
・観光ではなく体験を通して交流できて満足
・またやりたい。充実感!

地元住民の声
・どうなるかと思ったけど、やらせてみれば結構できるなあ。
・手伝ってもらって助かったよ。
・俺たちの雪かき技術は日本一だ。
・正直、面倒くさいと思って受け入れたらすごく良かったよ。
・また来いよ。春は田植え、秋は稲刈りをやらせてやるから。

平成30年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞

◆越後雪かき道場の意義

マイナス(ヤクタタズ)+マイナス(限界集落)=プラス

本当に足りなかったのは、除雪の担い手?
・雪かき道場を開催するとかえって大変。やらない方が楽?
・「ヤクタタズ」と呼んでいる時点で役に立っていた。

 

<これからの防災は何を目指すべきか>

安全安心の欺瞞・・安心しきったら却って危険。不安だからこそ安全に。
快適・便利・・度が過ぎれば不満ばかりに。
合理的・効率的・・人間の心理はいつも不合理・非効率

大雪の時は、地域を育てる絶好のチャンス

<私の願い>
今の地球の困りごとだけでなく、子どもや孫の未来に、誇らしく思えるような地域に育ってほしい。
次々と顕れる地域の課題に対し、皆で丁寧に議論を積み重ね、納得して対応できる地域になってほしい。
何時いつ起きるかわからない、災害などの非常時にも助け合って支え合って乗り越える地域に育ってほしい。

最後に・・

Yahoo!ニュース「福井市内大雪から2週間 SNSで歩道除雪呼び掛け 保護者ら通学路確保」

1/23(土) 12:43配信 福井テレビ

先日の大雪から2週間が経ち、福井市内では23日、SNSの呼びかけで集まったボランティアらたちが歩道の除雪作業に取り組んだ。
同市北部にある通称・サン二の宮通りは車道の除雪はされているが、歩道には多くの雪が残っている。
この通りは付近の小学校や幼稚園に通う児童や園児らの通学路になっているため、地元の保護者らがSNSで歩道の除雪を手伝うボランティアを募った。
この日は、7人のボランティアが集まり、スコップを使って交差点に積み上げられた雪山を崩したり、除雪機で歩道の雪を取り除いたりした。
24日までに通り沿いの歩道約1.5kmの除雪を完了したいとしている。

このニュースが取り上げられてよかった。気が付いた人が声を出し、行動することが大切。

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非常に深い内容の講演であり、災害に強いコミュニティを育てるためには、日頃から顔が見える友好的な関係を築いておくこと、主体者として自ら動く人、率先者となるリーダーがいることが重要だと感じました。

私自身も主体的かつ適時・的確に行動できるよう、スキルを磨く努力をしていきたいと思います。

2021年1月14日 (木)

大雪にともなう情報(防災行政無線より)

1/8~の大雪により柏崎市では豪雪災害対策本部が設置、また国の災害救助法が適用されることになりました。
市内の交通網が機能停止し、小中学校の休校やごみ収集の中止など、生活面でも様々な影響が出ています。
1/11には自衛隊が高齢者福祉施設4か所の除雪を行ったことも報じられています。
1/12以降にいったん雪は止み、現在は雨が降っていますが、まだ完全に元通りというわけにはいきません。
昨日1/13には数回に渡り防災行政無線が流れましたので、以下にまとめてみました。

【除雪作業】
●柏崎警察署前や総合医療センターに向かう道路など、緊急時に必要な路線
→1/13を目途に確保予定です。

●2車線道路など幹線道路
→1/16を目途に確保予定です。

●町内間を結ぶ道路、生活道路はさらに日数がかかります。

★担当事業者が昼夜問わず懸命に作業中ですが、除雪後の雪の運び出しが間に合わない状況です。
★事業者への直接の問い合わせや苦情などはご遠慮いただくようお願いします。

【学校】
●市立小・中学校は1/14~再開(給食も)
●登下校時間は各学校により異なります。

★無理の無い範囲で、子どもたちの登下校時の安全確保、道筋の除雪にお力添えお願いします。

【JR】
<1/14運休>
●信越本線→長岡~直江津間の上下線
●越後線→柏崎~吉田間の上下線

【バス】
<1/14平常運行>
・柏崎=野田
・柏崎=岡野町車庫
・柏崎=平井・安田・鳥越・南条=宮平北
・柏崎=杉平
・柏崎=久米
・柏崎駅南口=新潟工科大学
・柏崎駅南口=新潟産業大学=安田駅
・にしやま号(遅延あり)
・高柳町 栃ケ原線・山中線(遅延あり)

<1/14迂回運行>
●長岡=長生橋=西山=柏崎
(休止バス停:折渡、三島谷、地蔵温泉前、坂田三叉路、小坂下、西山農協前、礼拝、長峰団地、西山、勝山工業団地前、勝山、十日市、刈羽、高町)

●長岡=長生橋=曽地=柏崎
(休止バス停:大積1~新田橋、なごみ橋、西中通、橋場神社前、橋場、春日3、春日2、稲荷山、リケン前、諏訪町3、諏訪町2、諏訪町1、裁判所前、柏崎高校東、東本町2、東本町1、商工会議所前、駅前交差点)

●柏崎駅~長崎新田間は日吉町経由で運行
(休止バス停:なごみ橋、西中通、橋場神社前、橋場、春日3、春日2、稲荷山、リケン前、諏訪町3、諏訪町2、諏訪町1、裁判所前、柏崎高校東、東本町2、東本町1、商工会議所前、駅前交差点)

<1/14運休>
・柏崎=荒浜=椎谷=出雲崎車庫
・出雲崎車庫=大寺
・柏崎駅=鯨波=谷根
・柏崎=中田・平井・畔屋=曽地=妙法寺
・柏崎=柏崎総合医療センター
・柏崎南口=柏崎総合医療センター
・柏崎駅南口=赤坂山公園=柏崎駅前
・柏崎駅南口=総合高校・・・運休
・柏崎駅南口=フロンティアパーク=柏崎駅
・柏崎駅=米山台福祉センター
・東循環バス(ひまわり)
・中央循環バス(かざぐるま)
・高柳町 石黒線

【ごみ収集】
・1/14、1/16 燃やすごみ収集9:00~
・1/15 資源物・燃やさないごみの収集なし

★詳しくは以下の公式ページでもご覧いただけます。

柏崎市HP「大雪に関する情報」

柏崎市元気発信課Facebook

柏崎市元気発信課Twitter

2021年1月13日 (水)

災害時要援護者(要配慮者)への除雪支援

令和3年は大雪の新年となりました。

1月8日からの急激な降雪により、柏崎市内でも除雪が間に合わず、公共交通網はストップ。

1月10日には柏崎市豪雪対策本部が設置され、災害救助法が適用されたことが発表されました。

柏崎市では高齢者・障がい者・母子世帯など要援護世帯の雪下ろしにかかる除雪費用の助成を行ってきましたが、「非課税または均等割課税」が条件とされ、税金を納めている方は対象となりませんでした。

【柏崎市】高齢者・障がい者・母子世帯の雪下ろしに掛かる費用を助成します

雪下ろしにあたり、危険除去のための支援が必要と認められる世帯に、雪下ろし作業にかかった費用の一部を助成します。
助成を受けたい世帯は、事前に登録申請が必要です。詳しくは、介護高齢課高齢対策係へお問い合わせください。

対象世帯
次の(1)対象要件のいずれかに該当し、(2)の適用要件を全て満たす世帯

(1)対象要件
・高齢者(65歳以上の方)のみで構成されている世帯
・心身障がい者のみで構成されている世帯
・高齢者・心身障がい者のみで構成されている世帯
・母子世帯
・上記に準ずる世帯

(2)適用要件
・自力で雪下ろしを行うことができない
・家族・親族などの労力的または経済的な支援により、屋根の雪下ろしができない
世帯員全員の市民税が非課税または均等割課税である

対象となる除雪の範囲
・住家の屋根の雪下ろしおよびこれに伴う玄関先部分の除雪
・豪雪の際、屋根周りの除排雪に必要な最小限度の部分

対象にならない事例
・人の住んでいない家、作業小屋、車庫、および玄関先から道路までの除雪などは、対象となりません。

助成金額
・1日の雪下ろし作業につき、除雪に要した経費の8割を助成します。
・ただし、1日の作業に対する助成限度額は20,000円です。

けれど、今回の災害救助法適用により、経済状態によらず、要配慮者の方々全般が支援対象となりました。

【柏崎市】大雪に伴う高齢者等要援護世帯に対する除雪支援

高齢者・障がい者・母子世帯などで自力での除雪を行うことができずにお困りの方は、下記までお問い合わせください。

対象者
高齢者、障がい者や母子世帯などで、自力で除雪ができずお困りの方

問い合わせ先
下記までお問い合わせください。お近くの民生委員にご相談いただいても結構です。

高齢者の方
柏崎市福祉保健部介護高齢課(電話番号:0257-21-2228)

障がい者・母子世帯の方
柏崎市福祉保健部福祉課(電話番号:0257-21-2299)

この内容は民生委員さんにも伝えられ、市には200件を超える除雪希望が寄せられたそうで、その中でも緊急性・危険性が高いケースが優先的に除雪対象となるようです。

たまたま民生委員さんの対応を知る機会がありましたが、献身的な活動に頭が下がります。

今回の大雪により、食料配達や介護サービス、医療機関受診など、要配慮者とされる方々にとっての命綱が絶たれかねないケースもあったと思います。

除雪対象にならなかったにせよ、寄せられたケースをもとに実態把握を行い、現実的な災害時要援護者への支援につなげていくことが重要だと感じるところです。

2020年10月24日 (土)

新潟県原子力防災訓練(広域避難訓練)

10/25は新潟県原子力防災訓練を「柏崎市議会・原発特別委員会 第2部会」で分担して見学しました。

【新潟県】令和2年度 原子力防災訓練について

【柏崎市】令和2(2020)年度新潟県原子力防災訓練が実施されます

ただし県主催の訓練であり様々な取り決めがなされていることを踏まえ、妨げにならないように見守ることを、市議会内で申し合わせています。

私は先輩議員と一緒に荒浜コミセン→糸魚川ルートのPAZ(発電所から半径5km圏内の地域)広域避難訓練の担当でした。

設定された状況は
●柏崎刈羽発電所7号機のみ稼働中
●新潟県内の新型コロナウイルス感染者は10人、濃厚接触者30人
●震度6強の地震が発生し、原子力発電所の重大事故により、全面緊急事態になる
というものです。

また訓練想定は
「即時避難区域(PAZ=発電所5km圏内)に避難指示が出され、自家用車避難できない方々がバス避難所に集合し、バス避難を行う」
というものでした。

9:00 防災行政無線・エリアメール

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バス避難集合場所(荒浜地区コミュニティセンター)では今年9月議会で補正予算を組み、購入予定の顔認証カメラ(体温やマスク着用を検知)がプレ設置されていました。

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9:05~9:17

集合場所では名簿&体調チェック、ヨウ素剤換わりのアメとミネラルウォーターを渡していました。

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9:23 

密を避けてバス2台に分乗。体温が37.5℃以上の住民は、「新型ウイルス感染症疑い者」として別のマイクロバスに乗るそうです(今回は別会場で実施)。

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11:30 

バスは高速道路を使って「避難経由所」に移動。(糸魚川市役所)

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バラバラに避難してきた住民は、ここでいったん顔を合わせ、地区ごとに今後の避難先(しばらく滞在する避難所)が確定します。

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12:25

最後は避難所として設定された道の駅マリンドリーム能生に移動。

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避難者が会場入りするのを確認して、見学終了となりました。


自分が見た範囲内で感じたことは

●バス以外の避難手段がない人をPAZ各地域で事前に把握しておくべき。

●PAZ内住民が迅速に避難できるよう、UPZ内(緊急時防護措置準備区域=5~30km圏内)住民は、すぐに避難せず指示を待つことを徹底。

●避難過程での医療体制整備が必要(新型ウイルスだけでなく、避難者が体調不良に陥る可能性も考慮)。

といったことです。

それぞれの場所で、目的を明確にした訓練を行っていたはずなので、今後どう総括されるか注視したいと思います。

2020年10月20日 (火)

新潟県原子力防災訓練

10月20日、新潟県原子力防災訓練の「本部訓練」がありました。

新潟県 令和2年度 原子力防災訓練について

午前中は柏崎刈羽原子力センター(オフサイトセンター)を見学、午後は柏崎市災害対策本部訓練をリモート見学しました。

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オフサイトセンターは、国が定める「緊急事態応急対策拠点施設」です。

原子力施設の外に設置され、関係省庁や自治体、事業者らが集まり、情報収集や住民の被曝防護策、避難指示区域の設定などを検討する前線基地となります。

テレビ会議や測定機器などを備え、放射線量や住民の避難状況などの情報を集め、住民や報道機関に広報する役割を担います。

柏崎市からは副市長と防災担当職員が出向していました。

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また柏崎市災害対策本部は市役所4F大会議室に設置され、市長を本部長として時系列的に対応を確認していました。

複合災害を想定し、時系列に沿った訓練でしたが、最後のテレビ会議で映像が一時映らないトラブルもありました。後の報道によれば人的な操作ミスだったようです。

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課題はあるにせよ「実効性ある」避難や対策に向けて着実に前進していると感じました。

2020年7月23日 (木)

防災行政無線の一部内容が西山地区で放送されなかった件について

7月16日AM10:00~行われた柏崎市のシェイクアウト訓練を告げる防災行政無線が、西山町地域で放送されていませんでした。

その件について新聞報道もされていることから、7月22日付で市議会議員宛に通知された文書を掲載します。

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【柏崎市長(担当:防災・原子力課)より】

防災行政無線の一部内容が西山地区で放送されていなかった件について

 この度、下記のとおり防災行政無線の一部内容について、西山地区で放送されていなかったことが判明しました。
 防災行政無線は住民の命と財産にかかわる最も重要な連絡、伝達手段であり、最も信頼されるべきものでなければなりません。放送そのものがされない、などという事態はあってはならないものであります。
 今般は大変な御迷惑、御心配をお掛けいたしました。誠に申し訳ございません。心からおわび申し上げます。
 現在は動作確認を完了し、防災行政無線は通常どおり放送されております。今後は、再びこのようなことが起こらないよう努めてまいります。

1、経過

 令和2年(2020年)7月16日(木)10時に実施した「市民一斉地震対応訓練」時に、防災行政無線を市内全域に放送しました。その後「防災行政無線が聞こえなかった」旨の電話が西山地区から寄せられたことから判明しました。原因を調査し改善を図り、7月18日(土)9時30分に復旧を確認しました。

2、概要と原因

 本市では昨年度より3か年かけて、新しい防災情報通信システムの構築を図っており、昨年度末に1年目の工事が完了しました。この工事によりFM 放送を活用した防災行政無線放送が一部地域で開始され、併せて「自動音声放送」も始まりました。
 しかし、旧システムと新システムの併用期間である中、施工事業者であるNECネッツエスアイ(株)による旧システムへの設定誤りにより、この「自動音声放送」が西山地区のみ放送されない状態が、令和2(2020)年3月25日から7月16日に判明するまでの約3か月半続いていました。
 市としては、1年目の工事完了時、NECネッツエスアイ(株)からの完了報告を受け、書面及び発報確認をしました。また、一日3回、定時に放送される「時報」、「私(市長)が直接呼びかけた放送」は通常通り流れていたため、この度の事象の判明に時間がかかりました。

3 、放送されなかった防災行政無線の内容(計15回)

 クマ目撃情報2回、行方不明者(発生、発見)4回、火災予防1回、鯖石川ダム防災演習1回、新型コロナ感染症注意喚起1回、特殊詐欺注意喚起1回、J アラート試験予告通知2回、市民一斉地震対応訓練3回

4 、再発防止策

 施工事業者NECネッツエスアイ(株)には、当事案の重要性に関する認識不足を厳しく指摘し、社長名での今事案に対する見解を求めたところであります。
 今後、工事完了の確認にあたっては、書面による確認のみならず、工事や切替作業時の速やかな点検や、動作確認のための実働試験を更に徹底し、同様な事象が発生しないよう、チェック体制を強化します。

********

【NECネッツエスアイ株式会社 取締役社長より】

一斉通信時の不具合に対するお詫びとご報告

 弊社は、令和2年(2020年) 7月16日に実施された柏崎市民一斉地震対応訓練におきまして、全市一斉放送が西山地区のみ放送されなかった事象を発生させてしまいました。
 本防災情報通信システムは、柏崎市民の皆様の安心・安全に直結した重要システムであることを社員一同認識し対応を進めてまいりましたが、今回の不具合を起こした事を深くお詫び申し上げます。

 本事象は、弊社が令和元年度に柏崎市様より請負いました防災第1号防災情報通信システム送信設備整備工事における、防災サーバーからの一斉放送機能を使用した訓練でありましたが、西山地区デジタル防災行政無線設備に放送が出来なかったものであります。

 原因としましては、西山地区における一斉放送を実施する為の設定に誤りがありました。その影響として令和2年3月25日の運用開始から7月18日までの間、防災サーバーからの15回の放送が西山地区だけ放送されておりませんでした。

 二度とこの様な事がない様に再発防止策として、本システムの運用に必要な設定に誤りが無いかの再確認を実施いたします。
あわせて、再度すべてのグループ放送の試験を実施して放送が実際に流れる事を確認させて頂きたくお願いいたします。

 また、エフエム防災情報が確実に放送された事を確認できる仕組みと運用方法について提案させて頂き、防災・原子力課様と協議のうえ再発防止に努めます。同時に防災無線設備については、従来通りの保守運用で残り廃局までの間の動作を確認していきます。 

 関係する皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

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防災行政無線は従来のアナログ方式が2022年度に使用期限を迎えることから、「柏崎市防災情報通信システム整備計画」に沿って段階的に新システムに移行しています。

柏崎市防災情報通信システム整備計画を策定しました

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今回の件は、すべての放送が聴こえなかったわけではなかったことから、4か月間不具合が発見されなかったと思われます。

また新システムへの切り替わりに地域差があることも要因のひとつではないかと考えます。

全市的に情報格差がないことを確認できるような手段を、早急に検討することが必要だと感じるところです。

2020年7月 8日 (水)

災害弱者をどう守るか

九州豪雨で亡くなられた方々、被災された方々に、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

熊本では特別養護老人ホームが被災し、多くのご利用者が亡くなりました。

助かった方々も心身ともに大きなダメージを受けているでしょうし、職員の皆さんの疲労とご心痛も計り知れません。

これからの事業継続も含め、厳しい状況にあることと思います。

施設では避難訓練を繰り返し行う等災害に備えてきたそうですが、スピード・規模ともに想定をはるかに超える災害に見舞われ、対応しきれなかったものと考えられます。

施設内にエレベーターが設置されていなかったこと等、ハード面での問題点も指摘されていますが、許認可段階での基準や監査を経ていたはずです。

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災害はいつでも、どこでも発生する可能性はあり、柏崎市も例外ではありません。

市の洪水ハザードマップを見ると、多くの福祉施設や医療機関が床上浸水区域に含まれていますし、在宅生活を送る災害弱者も少なくないと思います。

災害弱者とは、災害時に自力での避難が難しく、避難行動に支援が必要な方々です。

防災行政上は災害時要配慮者と呼ばれ、高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦、そして外国人(日本語の理解が十分でなく、必要な情報が得られない場合)などが含まれます。

災害対策基本法では、要配慮者の中で特に支援が必要な者に関して、市町村が「避難行動要支援者名簿」を作成することが定められていますが、実効性あるものかどうか検証が必要です。

そして6月定例会議の一般質問でも取り上げましたが、「コロナ禍の中での自然災害により、避難しなければならない状況」はまさしく現実となっています。

災害時の感染拡大をどう防ぐか

過去の経験・想定を超える規模の災害対策、そして新型コロナ感染拡大のおそれもある中で、「災害弱者をどう守るか」ということをあらためて検討していかなければならないと思います。

2019年11月 9日 (土)

新潟県原子力防災訓練

11月8~9日は新潟県原子力防災訓練でした。

11月8日は災害対策本部設置訓練が市役所4F大会議室で行われ、午前中だけ見学しました。

11月9日は西中通コミュニティセンターの現地視察へ。
こちらは原子力発電所から5km圏内の即時避難区域(PAZ)にあたります。

震度6強の地震により運転中の原子炉が自動停止→炉心冷却機能喪失により全面緊急事態となる・・という設定です。

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9:00に防災行政無線による避難指示を合図に、訓練参加者は自宅から徒歩で移動。
安定ヨウ素剤(あめ玉で代用)配布後、9:30頃~県が手配したバスで避難先(西中通地区は妙高市)の避難経由所へ

→経由所では柏崎市と避難先市の職員による受付訓練が行われる、という流れでした。

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西中通コミュニティセンターでは、近隣町内会や自主防災組織の代表14名の方々が参加されましたが、飛び入り参加希望の方も来られて断られる一幕も。

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発電所から5~30㎞圏内の地区(UPZ)では防災行政無線による屋内退避支持を合図に、自宅の窓を閉める、エアコンや換気扇のスイッチを切るなど、外気を取り込まない体制で30分待機という訓練内容でした。

今回の訓練は県が原子力災害時の対応において、各手順を確認するのが目的と考えられますが、住民の皆さんには趣旨がわかりにくかったのではないかと思います。

今後の総括も含め、新潟県そして柏崎市の動向を注視しながら、原子力防災のあり方を考えていきたいと思います。

 

 

2019年10月13日 (日)

柏崎市における台風19号被害状況について

この度の台風19号による災害でお亡くなりになられた皆様、また被災された皆様に、心からお悔やみとお見舞い申し上げます。

以下は柏崎市の状況です。

10/11(金)午後3時に「柏崎市台風19号警戒本部」を設置。
10/12(土)午後3時 市内コミュニティセンター30か所および田島活性化センターに避難所を開設。
      早めの避難を呼びかけ、1時期は100名以上の方々が避難
10/13(日)午後9時 避難所閉鎖  
       午後0時20分 警戒本部解散。

 

以下は被害状況等です(10/13 12時現在)

人的被害:重症1名(左膝蓋骨骨折)

住家被害:※現在調査中

水位情報:

鯖石川(加納水位局)
10/12(土)
19:00 水防団待機水位(18.45m)超過
19:40 はん濫注意水位(18.95m)超過
22:10 避難判断水位(19.80m)超過
10/13 (日)
2:10 避難判断水位(19.80m)低下
9:50 はん濫注意水位(18.95m)低下
11:30 水防団待機水位(18.45m)低下

ライフライン:

水道 被害なし

下水道 被害なし

ガス 被害なし

電気 1戸 停電 高柳町田代地内 ※倒木により電力柱が被災。

固定電話 被害なし

携帯電話 NTTドコモ :被害なし、KDDI(au):被害なし
     ソフトバンク:被害なし、その他 :被害なし

公共交通機関:

JR
信越線:10/12 15:00~運休。10/13 正午以降運転再開予定。
越後線:10/12 15:00~運休。10/13正午以降運転再開予定。
新幹線:上越新幹線10/12~運休。
    上り10/13 9:23運転再開。下り9:52運転再開
北陸新幹線 10/12~運休。運転再開の見通しなし。

バス
市内  :通常通り
高速バス:通常通り
高速道路 北陸自動車道:一部区間通行止め。現在解消済み。

道路

・被災による通行規制 

県道田屋青海川停車場線 谷根地内 倒木により通行止め。10/13 11時解除

市道柏崎8-4号線 横山地内 冠水により通行止め 10/13 8時5分解除

農免農道石曽根2期線 笹崎地内 土砂災害により片側交互通行 L=30m、W=5~8m

ふるさと農道南下線 南下地内 倒木により大型車両の通行に支障

林道石曽根線 石曽根地内 土砂災害により通行止め

 

・雨量規制等による通行止め

県道松代岡野町線 栃ケ原 基準雨量超過により通行止め。10/13 9時20分解除

県道松代高柳線 高柳~松代間 基準雨量超過により通行止め。10/13 11時00分解除

河川・被災 ※現在調査中

 

土砂災害

高柳町岡野町地内JA柏崎 高柳給油所の裏側で小規模崩落あり。建物に影響なし。

大角間地内 農道法面崩壊。

高柳町岡田地内 二級河川鬼沢川脇の用水路が法面崩落により閉塞。

 

港湾関係 被災 なし

農林水産関係 施設 なし

 

公共施設被害:

保育園 
・玄関脇の掲示板落下
・遊戯室雨漏り
・園庭 倒木1本

児童クラブ
・雨漏り 3か所

小中学校
・雨漏り 7校
・倒木  1校
・フェンス変形1校
・テニスコートネット破損 1校

武道館
・シャッター破損

柏崎総合体育館
・雨漏り 5か所

少年広場
・倒木 2本

とのことです。引き続き気を付けてお過ごしください。

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