災害関連

2020年10月24日 (土)

新潟県原子力防災訓練(広域避難訓練)

10/25は新潟県原子力防災訓練を「柏崎市議会・原発特別委員会 第2部会」で分担して見学しました。

【新潟県】令和2年度 原子力防災訓練について

【柏崎市】令和2(2020)年度新潟県原子力防災訓練が実施されます

ただし県主催の訓練であり様々な取り決めがなされていることを踏まえ、妨げにならないように見守ることを、市議会内で申し合わせています。

私は先輩議員と一緒に荒浜コミセン→糸魚川ルートのPAZ(発電所から半径5km圏内の地域)広域避難訓練の担当でした。

設定された状況は
●柏崎刈羽発電所7号機のみ稼働中
●新潟県内の新型コロナウイルス感染者は10人、濃厚接触者30人
●震度6強の地震が発生し、原子力発電所の重大事故により、全面緊急事態になる
というものです。

また訓練想定は
「即時避難区域(PAZ=発電所5km圏内)に避難指示が出され、自家用車避難できない方々がバス避難所に集合し、バス避難を行う」
というものでした。

9:00 防災行政無線・エリアメール

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バス避難集合場所(荒浜地区コミュニティセンター)では今年9月議会で補正予算を組み、購入予定の顔認証カメラ(体温やマスク着用を検知)がプレ設置されていました。

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9:05~9:17

集合場所では名簿&体調チェック、ヨウ素剤換わりのアメとミネラルウォーターを渡していました。

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9:23 

密を避けてバス2台に分乗。体温が37.5℃以上の住民は、「新型ウイルス感染症疑い者」として別のマイクロバスに乗るそうです(今回は別会場で実施)。

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11:30 

バスは高速道路を使って「避難経由所」に移動。(糸魚川市役所)

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バラバラに避難してきた住民は、ここでいったん顔を合わせ、地区ごとに今後の避難先(しばらく滞在する避難所)が確定します。

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12:25

最後は避難所として設定された道の駅マリンドリーム能生に移動。

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避難者が会場入りするのを確認して、見学終了となりました。


自分が見た範囲内で感じたことは

●バス以外の避難手段がない人をPAZ各地域で事前に把握しておくべき。

●PAZ内住民が迅速に避難できるよう、UPZ内(緊急時防護措置準備区域=5~30km圏内)住民は、すぐに避難せず指示を待つことを徹底。

●避難過程での医療体制整備が必要(新型ウイルスだけでなく、避難者が体調不良に陥る可能性も考慮)。

といったことです。

それぞれの場所で、目的を明確にした訓練を行っていたはずなので、今後どう総括されるか注視したいと思います。

2020年10月20日 (火)

新潟県原子力防災訓練

10月20日、新潟県原子力防災訓練の「本部訓練」がありました。

新潟県 令和2年度 原子力防災訓練について

午前中は柏崎刈羽原子力センター(オフサイトセンター)を見学、午後は柏崎市災害対策本部訓練をリモート見学しました。

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オフサイトセンターは、国が定める「緊急事態応急対策拠点施設」です。

原子力施設の外に設置され、関係省庁や自治体、事業者らが集まり、情報収集や住民の被曝防護策、避難指示区域の設定などを検討する前線基地となります。

テレビ会議や測定機器などを備え、放射線量や住民の避難状況などの情報を集め、住民や報道機関に広報する役割を担います。

柏崎市からは副市長と防災担当職員が出向していました。

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また柏崎市災害対策本部は市役所4F大会議室に設置され、市長を本部長として時系列的に対応を確認していました。

複合災害を想定し、時系列に沿った訓練でしたが、最後のテレビ会議で映像が一時映らないトラブルもありました。後の報道によれば人的な操作ミスだったようです。

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課題はあるにせよ「実効性ある」避難や対策に向けて着実に前進していると感じました。

2020年7月23日 (木)

防災行政無線の一部内容が西山地区で放送されなかった件について

7月16日AM10:00~行われた柏崎市のシェイクアウト訓練を告げる防災行政無線が、西山町地域で放送されていませんでした。

その件について新聞報道もされていることから、7月22日付で市議会議員宛に通知された文書を掲載します。

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【柏崎市長(担当:防災・原子力課)より】

防災行政無線の一部内容が西山地区で放送されていなかった件について

 この度、下記のとおり防災行政無線の一部内容について、西山地区で放送されていなかったことが判明しました。
 防災行政無線は住民の命と財産にかかわる最も重要な連絡、伝達手段であり、最も信頼されるべきものでなければなりません。放送そのものがされない、などという事態はあってはならないものであります。
 今般は大変な御迷惑、御心配をお掛けいたしました。誠に申し訳ございません。心からおわび申し上げます。
 現在は動作確認を完了し、防災行政無線は通常どおり放送されております。今後は、再びこのようなことが起こらないよう努めてまいります。

1、経過

 令和2年(2020年)7月16日(木)10時に実施した「市民一斉地震対応訓練」時に、防災行政無線を市内全域に放送しました。その後「防災行政無線が聞こえなかった」旨の電話が西山地区から寄せられたことから判明しました。原因を調査し改善を図り、7月18日(土)9時30分に復旧を確認しました。

2、概要と原因

 本市では昨年度より3か年かけて、新しい防災情報通信システムの構築を図っており、昨年度末に1年目の工事が完了しました。この工事によりFM 放送を活用した防災行政無線放送が一部地域で開始され、併せて「自動音声放送」も始まりました。
 しかし、旧システムと新システムの併用期間である中、施工事業者であるNECネッツエスアイ(株)による旧システムへの設定誤りにより、この「自動音声放送」が西山地区のみ放送されない状態が、令和2(2020)年3月25日から7月16日に判明するまでの約3か月半続いていました。
 市としては、1年目の工事完了時、NECネッツエスアイ(株)からの完了報告を受け、書面及び発報確認をしました。また、一日3回、定時に放送される「時報」、「私(市長)が直接呼びかけた放送」は通常通り流れていたため、この度の事象の判明に時間がかかりました。

3 、放送されなかった防災行政無線の内容(計15回)

 クマ目撃情報2回、行方不明者(発生、発見)4回、火災予防1回、鯖石川ダム防災演習1回、新型コロナ感染症注意喚起1回、特殊詐欺注意喚起1回、J アラート試験予告通知2回、市民一斉地震対応訓練3回

4 、再発防止策

 施工事業者NECネッツエスアイ(株)には、当事案の重要性に関する認識不足を厳しく指摘し、社長名での今事案に対する見解を求めたところであります。
 今後、工事完了の確認にあたっては、書面による確認のみならず、工事や切替作業時の速やかな点検や、動作確認のための実働試験を更に徹底し、同様な事象が発生しないよう、チェック体制を強化します。

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【NECネッツエスアイ株式会社 取締役社長より】

一斉通信時の不具合に対するお詫びとご報告

 弊社は、令和2年(2020年) 7月16日に実施された柏崎市民一斉地震対応訓練におきまして、全市一斉放送が西山地区のみ放送されなかった事象を発生させてしまいました。
 本防災情報通信システムは、柏崎市民の皆様の安心・安全に直結した重要システムであることを社員一同認識し対応を進めてまいりましたが、今回の不具合を起こした事を深くお詫び申し上げます。

 本事象は、弊社が令和元年度に柏崎市様より請負いました防災第1号防災情報通信システム送信設備整備工事における、防災サーバーからの一斉放送機能を使用した訓練でありましたが、西山地区デジタル防災行政無線設備に放送が出来なかったものであります。

 原因としましては、西山地区における一斉放送を実施する為の設定に誤りがありました。その影響として令和2年3月25日の運用開始から7月18日までの間、防災サーバーからの15回の放送が西山地区だけ放送されておりませんでした。

 二度とこの様な事がない様に再発防止策として、本システムの運用に必要な設定に誤りが無いかの再確認を実施いたします。
あわせて、再度すべてのグループ放送の試験を実施して放送が実際に流れる事を確認させて頂きたくお願いいたします。

 また、エフエム防災情報が確実に放送された事を確認できる仕組みと運用方法について提案させて頂き、防災・原子力課様と協議のうえ再発防止に努めます。同時に防災無線設備については、従来通りの保守運用で残り廃局までの間の動作を確認していきます。 

 関係する皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

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防災行政無線は従来のアナログ方式が2022年度に使用期限を迎えることから、「柏崎市防災情報通信システム整備計画」に沿って段階的に新システムに移行しています。

柏崎市防災情報通信システム整備計画を策定しました

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今回の件は、すべての放送が聴こえなかったわけではなかったことから、4か月間不具合が発見されなかったと思われます。

また新システムへの切り替わりに地域差があることも要因のひとつではないかと考えます。

全市的に情報格差がないことを確認できるような手段を、早急に検討することが必要だと感じるところです。

2020年7月 8日 (水)

災害弱者をどう守るか

九州豪雨で亡くなられた方々、被災された方々に、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

熊本では特別養護老人ホームが被災し、多くのご利用者が亡くなりました。

助かった方々も心身ともに大きなダメージを受けているでしょうし、職員の皆さんの疲労とご心痛も計り知れません。

これからの事業継続も含め、厳しい状況にあることと思います。

施設では避難訓練を繰り返し行う等災害に備えてきたそうですが、スピード・規模ともに想定をはるかに超える災害に見舞われ、対応しきれなかったものと考えられます。

施設内にエレベーターが設置されていなかったこと等、ハード面での問題点も指摘されていますが、許認可段階での基準や監査を経ていたはずです。

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災害はいつでも、どこでも発生する可能性はあり、柏崎市も例外ではありません。

市の洪水ハザードマップを見ると、多くの福祉施設や医療機関が床上浸水区域に含まれていますし、在宅生活を送る災害弱者も少なくないと思います。

災害弱者とは、災害時に自力での避難が難しく、避難行動に支援が必要な方々です。

防災行政上は災害時要配慮者と呼ばれ、高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦、そして外国人(日本語の理解が十分でなく、必要な情報が得られない場合)などが含まれます。

災害対策基本法では、要配慮者の中で特に支援が必要な者に関して、市町村が「避難行動要支援者名簿」を作成することが定められていますが、実効性あるものかどうか検証が必要です。

そして6月定例会議の一般質問でも取り上げましたが、「コロナ禍の中での自然災害により、避難しなければならない状況」はまさしく現実となっています。

災害時の感染拡大をどう防ぐか

過去の経験・想定を超える規模の災害対策、そして新型コロナ感染拡大のおそれもある中で、「災害弱者をどう守るか」ということをあらためて検討していかなければならないと思います。

2019年11月 9日 (土)

新潟県原子力防災訓練

11月8~9日は新潟県原子力防災訓練でした。

11月8日は災害対策本部設置訓練が市役所4F大会議室で行われ、午前中だけ見学しました。

11月9日は西中通コミュニティセンターの現地視察へ。
こちらは原子力発電所から5km圏内の即時避難区域(PAZ)にあたります。

震度6強の地震により運転中の原子炉が自動停止→炉心冷却機能喪失により全面緊急事態となる・・という設定です。

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9:00に防災行政無線による避難指示を合図に、訓練参加者は自宅から徒歩で移動。
安定ヨウ素剤(あめ玉で代用)配布後、9:30頃~県が手配したバスで避難先(西中通地区は妙高市)の避難経由所へ

→経由所では柏崎市と避難先市の職員による受付訓練が行われる、という流れでした。

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西中通コミュニティセンターでは、近隣町内会や自主防災組織の代表14名の方々が参加されましたが、飛び入り参加希望の方も来られて断られる一幕も。

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発電所から5~30㎞圏内の地区(UPZ)では防災行政無線による屋内退避支持を合図に、自宅の窓を閉める、エアコンや換気扇のスイッチを切るなど、外気を取り込まない体制で30分待機という訓練内容でした。

今回の訓練は県が原子力災害時の対応において、各手順を確認するのが目的と考えられますが、住民の皆さんには趣旨がわかりにくかったのではないかと思います。

今後の総括も含め、新潟県そして柏崎市の動向を注視しながら、原子力防災のあり方を考えていきたいと思います。

 

 

2019年10月13日 (日)

柏崎市における台風19号被害状況について

この度の台風19号による災害でお亡くなりになられた皆様、また被災された皆様に、心からお悔やみとお見舞い申し上げます。

以下は柏崎市の状況です。

10/11(金)午後3時に「柏崎市台風19号警戒本部」を設置。
10/12(土)午後3時 市内コミュニティセンター30か所および田島活性化センターに避難所を開設。
      早めの避難を呼びかけ、1時期は100名以上の方々が避難
10/13(日)午後9時 避難所閉鎖  
       午後0時20分 警戒本部解散。

 

以下は被害状況等です(10/13 12時現在)

人的被害:重症1名(左膝蓋骨骨折)

住家被害:※現在調査中

水位情報:

鯖石川(加納水位局)
10/12(土)
19:00 水防団待機水位(18.45m)超過
19:40 はん濫注意水位(18.95m)超過
22:10 避難判断水位(19.80m)超過
10/13 (日)
2:10 避難判断水位(19.80m)低下
9:50 はん濫注意水位(18.95m)低下
11:30 水防団待機水位(18.45m)低下

ライフライン:

水道 被害なし

下水道 被害なし

ガス 被害なし

電気 1戸 停電 高柳町田代地内 ※倒木により電力柱が被災。

固定電話 被害なし

携帯電話 NTTドコモ :被害なし、KDDI(au):被害なし
     ソフトバンク:被害なし、その他 :被害なし

公共交通機関:

JR
信越線:10/12 15:00~運休。10/13 正午以降運転再開予定。
越後線:10/12 15:00~運休。10/13正午以降運転再開予定。
新幹線:上越新幹線10/12~運休。
    上り10/13 9:23運転再開。下り9:52運転再開
北陸新幹線 10/12~運休。運転再開の見通しなし。

バス
市内  :通常通り
高速バス:通常通り
高速道路 北陸自動車道:一部区間通行止め。現在解消済み。

道路

・被災による通行規制 

県道田屋青海川停車場線 谷根地内 倒木により通行止め。10/13 11時解除

市道柏崎8-4号線 横山地内 冠水により通行止め 10/13 8時5分解除

農免農道石曽根2期線 笹崎地内 土砂災害により片側交互通行 L=30m、W=5~8m

ふるさと農道南下線 南下地内 倒木により大型車両の通行に支障

林道石曽根線 石曽根地内 土砂災害により通行止め

 

・雨量規制等による通行止め

県道松代岡野町線 栃ケ原 基準雨量超過により通行止め。10/13 9時20分解除

県道松代高柳線 高柳~松代間 基準雨量超過により通行止め。10/13 11時00分解除

河川・被災 ※現在調査中

 

土砂災害

高柳町岡野町地内JA柏崎 高柳給油所の裏側で小規模崩落あり。建物に影響なし。

大角間地内 農道法面崩壊。

高柳町岡田地内 二級河川鬼沢川脇の用水路が法面崩落により閉塞。

 

港湾関係 被災 なし

農林水産関係 施設 なし

 

公共施設被害:

保育園 
・玄関脇の掲示板落下
・遊戯室雨漏り
・園庭 倒木1本

児童クラブ
・雨漏り 3か所

小中学校
・雨漏り 7校
・倒木  1校
・フェンス変形1校
・テニスコートネット破損 1校

武道館
・シャッター破損

柏崎総合体育館
・雨漏り 5か所

少年広場
・倒木 2本

とのことです。引き続き気を付けてお過ごしください。

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