予算決算常任委員会運営会議 行政視察
令和7年11月13~14日、柏崎市議会 予算決算常任委員会運営会議で、埼玉県北本市議会、東京都多摩市議会を視察しました。
予算決算常任委員会は、議長を除く21人の議員で構成され、総務・文教厚生・産業建設分科会(委員会と同じメンバー)で担当する部ごとに審査を行います。
運営会議は副議長を委員長とし、正副分科会長、各会派の代表によって構成されています。
◆埼玉県北本市議会
「予算決算常任委員会の運営について」
北本市は予算決算常任委員会の設置にあたり、地方自治法の「議案不可分の法則」を踏まえ、計8回にわたり協議を重ねています。予算決算常任委員会全体会を議場で行う点が特徴的です。
総括質疑を会派代表が行い、分科会での意見集約は最小限としつつ、審査結果の透明性確保に努めています。
また、審査資料の事前共有や行政報告書・事業評価書の公開、ロゴチャットの活用など、情報公開と審査環境の整備に積極的であると感じました。
一方で、審査結果が翌年度以降の政策に十分反映されにくいことや、議員間討議が試行段階にある点など、運営面での課題も教えていただきました。
予算決算常任委員会全体会の採決日に各部長が出席する点や、総括質疑には時に市長が答弁する点は柏崎市と異なるものの、議会における議論の過程を当局と共有する機会としては興味深いものでした。柏崎市議会における委員会運営の参考にしたいと思います。
◆東京都多摩市議会
「予算・決算審査の連動について」
多摩市議会では、「議会の評価」を議会基本条例に明記し、平成17年頃から施策・事業評価に取り組み、予算・決算審査の連動による政策形成サイクルについて学ぶことができました。
市民への説明責任を果たせるよう、事業カルテを含めて情報公開を徹底している点も印象的でした。
評価対象事業を分科会で選定し、議会として統一見解を示した上で市長に回答を求めている点は柏崎市と共通しますが、そこに至る過程で勉強会を重ね、施策・事務事業に対して当局と共通認識を持ちながら進めている点が特徴的です。
予算を削るためではなく、むしろ必要な事業に適切な財源を配分する観点を重視している点も興味深い取組みでした。
議会の評価を翌年度予算へ反映するにあたり、不交付団体としての制約はあるものの、議会と当局の連携は良好で、事前協議が予算化の後押しになるケースもあると思います。また、監査委員との意見交換も行われ、内部評価・監査・財政のチェックを経て事業カルテを確定するプロセスは透明性が高いと思感じます。
全体として、議会主導で政策形成サイクルを回す体制づくりに着実に取り組んでおり、柏崎市議会の予算・決算審査や事業評価の高度化を考える上で参考にしたいと思います。
それぞれの視察先でご対応いただいた皆様、ありがとうございました。
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