【北九州視察1】廃校舎利活用の取組について
11月25日~27日、福岡~佐賀への会派視察でした。
11月25日には福岡県田川市の「いいかねpallette」に伺いました。
「いいかねpallette」は、統廃合により廃校となった旧猪位金小学校校舎を、コンセッション方式(施設の所有権を市に残し、民間事業者が完全独立採算制により20年間運営)により利活用しています。
市にとっては維持管理経費の削減、雇用の創出、地域の賑わい、関係人口の創出が期待され、運営事業者にとっては、固定資産税を支払う必要がなく、運営の自由度が高い・・といったメリットがあります。
当初のコンセプトである「音楽による新たな産業の創出」の他、固定収入を得るため、宿泊・長期滞在施設やシェアオフィス、テナント事業を展開していました。
経営安定化に向けた課題はあるものの、長期滞在者の中から田川市議会議員が誕生する等、まちづくりにおいては効果を上げていると思います。
また、田川市施設等利活用基本方針においては、今後廃校となる校舎は売却または有償貸付とする方針を打ち出し、うち1校は約500万円という安値で売却することに驚きました。
用途が公益に資するかの判断が重要であり、事業者選定はプロポーザル方式を採用されていました。
柏崎市においても既に廃校となっている校舎、今後の小・中学校再編により廃校となる校舎の利活用は大きな課題であり、田川市のように思い切った政策判断が必要ではないかと感じました。
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