« 令和5年12月一般質問1「中心市街地の再生と脱炭素のまちづくり(3)東京電力ホールディングス株式会社の社員異動に伴う対応」 | トップページ | 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(1)更年期への理解と職場における配慮」 »

2023年12月10日 (日)

令和5年12月一般質問1「中心市街地の再生と脱炭素のまちづくり(4)中心市街地における公共交通の将来像」

令和5年12月一般質問1(4)の内容です。

柏崎市議会映像配信(令和5年12月8日)

19547

本項目最後の質問 (4)中心市街地における公共交通の将来像 について伺います。

地域公共交通を取り巻く環境は、交通事業者の経営難→運転手不足→運行本数の減少→利便性の低下→利用者の減少→さらなる経営難、という負のスパイラルに陥っています。
低炭素社会の実現、SDGsの観点からも、地域公共交通の利用促進は大きな課題です。

そんな中、11月24日から運行を開始したAI新交通「あいくる」は、DXを活用してニーズを的確に捉え、人的資源、輸送資源を効果的に運用し、市民の生活の足となる移動手段として期待されています。

「あいくる」は路線バスと一般タクシーの中間的な機能を有し、既存の交通機関との棲み分けを行うとしていますが、市民の皆さんからは「あいくる」導入は、路線バスやタクシーを今後、減らす布石ではないのか、との声も聴かれます。

また、次年度からは運転士の労働時間等の基準が見直され、人的資源は更に限られたものとなるため、現実的には全ての交通機関を残すのは難しいのではないかと感じます。

実際に10月に総務常任委員会で視察した長野県安曇野市では、路線バスが完全に撤退し、デマンド交通を主たる移動手段としていました。

本市においても郊外での路線バスの減便や廃止が続き、夜間や早朝のタクシーも中々確保できない状況ですが、これらを維持するために、将来的には「あいくる」普及に伴い、市街地循環バスや日中のタクシー運行を縮小していく方向性なのでしょうか。

また、「あいくる」予約にはLINEやアプリを使えば効率的なはずですが、11/24に私の地元町内会で開催された「あいくる」の説明会では、古い機種のスマートフォンや、いわゆるらくらくスマホでは、LINEやアプリの登録がうまくいかず、皆さんが苦労されていました。

12/4には私自身も「あいくる」に乗車しましたが、運転手さんによれば今のところ約8割は電話予約とのことでした。

「あいくる」の利用促進には、9月に一般質問した高齢者のデジタルデバイド解消に向けた丁寧なサポートに加え、電話予約への対応強化も必要ではないかと感じます。

そこで質問です。AI新交通「あいくる」利用促進に向けた今後の取組 及び中心市街地の将来的な公共交通の在り方について、見解を伺います。

市長

「あいくる」には11/27~28頃、私も市役所から自宅のある西本町まで乗ってみました。電子マネーを使おうとしたらまだ使えないということなので、400円を握りしめて乗りました。結果的にお客さんは私ひとりでした。

越後交通さんが担当される3号車で、運転手さんに一番遠い距離はどこかお尋ねしたところ、与三からご夫婦がドン・キホーテまで乗ったということでした。ご夫婦とも免許を返納されて、タクシーよりはずっと安いし、バスは不便なので、本当にありがたかったと話されていたそうです。

議会にもご報告しましたけれど、今のところ当初のあいくるの目標乗降者は50人/日を予定していたのですが、出だしの1週間では63人/日であり、計画より2割以上多く確保していることになります。

予約方法に関しては、近藤議員が聞いたのとは違う号車だったのかもしれませんが、平均すると電話が概ね60%、LINEが概ね30%弱、スマートフォンのアプリが20%弱という状況です。

いずれにしましても、たくさんの方々にご利用いただくためには利用方法をしっかりと周知する必要があると考えております。そのため、これまでガイドブックを10月に全戸配布した他、利用説明会を各地域で述べ55回実施し、参加者数は1150人以上で、多くの方々に関心を持っていただいております。今後も引き続き周知活動を行ってまいります。

また近藤議員からお話しいただきました、らくらくフォンだとか古いスマホでは登録できないということも含めて、また上手に説明させていただきたいと思っております。

説明会ではスマートフォンでの予約方法の説明や、予約システムの初期設定の代行なども行っており、このような取組の結果、これまでに受付した予約のうち、約半数がLINEと専用アプリでの予約になっております。スマートフォンをお持ちでない方に関しましては、電話予約が多い午前中の受付を増員させていただき、万全な体制で対応させていただいております。

また、来年度からは運転手等の労働時間が見直されることから、運転手の確保は更に難しくなるものと見込んでおります。相次ぐ路線バスの減便に歯止めをかけることは難しい状況であります。路線バス、循環バスだけではなく、あいくる、タクシーを含めて相互に連携をさせ、それぞれの特性を活かしながら、中心市街地、また市街地における生活の移動手段の確保に努めてまいります。

また、更にはあいくるの運行区域外の地域とも、鉄道、路線バス、地域内交通等と結節させることで、持続可能な公共交通ネットワークを形成してまいります。

近藤議員からもお話しいただいたように、使っていただかなければならないので。ハッキリ申し上げて、柏崎市民の悪い所なんですけれど、お店を開いている人、やめている人からはよく言われます。柏崎でにぎわいがあるのは、開店セールと閉店セールの時だけだという声をよく聞くわけでございます。そういった意味で、市民の皆様にも極力お使いいただきたいと、また議員さんからも色々な方々にお伝えいただきたいと思います。

近藤

私自身もあいくるを利用して、非常に便利だと感じましたし、使った方からも好評だと感じております。そこで二点、再質問させていただきたいと思います。

まず一点目は説明会の中で予約システムの代行もされているということですが、これを市の職員さんだけではなく、例えばコロナワクチン接種サポートとして民間の方達にもご協力いただきました。そういった形で少し協力の形を広げていくお考えはないか。

もう一点は、あいくるを入れたからといって、他の路線バス等の廃止をすんなり受け入れるものではなく、引き続き、できることならという形で維持を求めていくものなのでしょうか。

市長

一点目は民間団体にも話をしてみますが、コロナワクチンのところでかなり疲弊されたと思いますので・・心ある方にはこういった形でお手伝いいただければありがたいと思います。

二点目になりますが、逆に申し上げて、申し訳ないですが、路線バスは減ります。あっちもこっちもというわけにはいきません。なぜなら運転手さんがいないからです。運転手さんの有効活用のために、あいくるという形にさせていただきました。いずれ路線バスは減らさざるを得ない。私どもがというよりも、運行事業者の方がそういう意思です。ご了解賜りたいと思います。

近藤

厳しい現状に対応していくためにも、あいくるの利用促進が必要だと理解しました。
色々な課題はありますが、中心市街地が再生を図れるよう、私もまた調査・研究を重ねて、提案していきたいと思います。

 

« 令和5年12月一般質問1「中心市街地の再生と脱炭素のまちづくり(3)東京電力ホールディングス株式会社の社員異動に伴う対応」 | トップページ | 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(1)更年期への理解と職場における配慮」 »

議員・議会活動」カテゴリの記事

最近のトラックバック

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ