« 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(2)女性特有の健康課題に対する取組」 | トップページ | 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(4)不調の先にあるキャリア形成」 »

2023年12月12日 (火)

令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(3)職場復帰及び治療と仕事の両立に向けた支援」

令和5年12月一般質問2(3)の内容です。

柏崎市議会映像配信(令和5年12月8日)

Photo_20231218152701

Photo_20231218152801

次の質問(3)職場復帰及び治療と仕事の両立に向けた支援 に移ります。

うつ病や心身症等の心の健康問題、がん等の治療により仕事を一定期間休んだ人が、治療を継続しながら、あるいは完全に体調が回復しないまま仕事に復帰するケースは少なくないと思います。

そうした場合、各職場において、回復途上の心身状態に配慮し、勤務形態や業務内容の柔軟な転換や相談支援体制の整備、また、休職者がいたとしても、同僚に過度な負担がかからないよう配慮することが必要だと考えます。

厚生労働省では様々なガイドラインや手引(「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引」や「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」)を策定し、休業中のケアから職場復帰後のフォロー等の留意事項をまとめています。

さて、柏崎市では毎年、人事行政運営の状況を公表しています、この5年間で「心身の故障」による休職者が10人前後となっており、市職員の皆さんのメンタルヘルスを含む健康状態が危惧されます。

そこで、「柏崎市職員への対応」について質問します。

心の健康問題やがん等の治療による長期休業者の実態について、また、回復途上や治療を継続する職員の職場復帰に向けたプログラムがあると聞き及んでいますが、具体的にはどのように取り組んでいるのか、お聞かせください。

総合企画部長

当市職員において、心の健康問題や身体面の疾病により、長期療養休暇等を取得する者は、近年20人前後で推移しております。

療養中および職場復帰する際のケアは、主に本人の所属職場において行っており、療養休暇中はしっかり休んでもらい、復帰後も過度な負担がかからないよう、配慮しているところでございます。また、柏崎市職場復帰支援実施要領では、円滑な職場復帰を図るため、本人や所属長等への支援について定めており、産業医、人事課などの支援スタッフが所属課と連携し、取り組むこととしております。

具体的には、休暇期間中は定期的に本人に連絡をとり、体調を確認する他、他の職場所属職員への配慮を行うこと、また回復してきたら復帰に向けた慣らし勤務、例えば短時間における勤務などを検討し、必要に応じて実施しているところです。職場復帰後も再発防止のため、業務量や業務内容に配慮する等としています。

この要領は主に心の健康問題による長期療養休暇者等を対象としていますが、それ以外の場合でも必要と判断される時は、対象とすることができるようになっております。

また、主に心の健康問題に関する職員を対象としている産業カウンセラーの面談についても、身体面での長期療養休暇者が、がん等の身体的疾病による不安をやわらげるために案内をしているところでございます。

引き続き、職員が病気になっても希望を失わず、働くことができる環境づくりに努めてまいります。

近藤

今、詳しく聞かせていただいたんですが、こういった職場復帰に向けたプログラムは当人だけでなく、やはり周りの方、同僚の協力が必要だと思います。ですが、それによって周りに過度な負担がかからないようにすることも必要かと思います。そういった面での、職場全体で心掛けていること等が何かありましたら、お聞かせいただけますでしょうか。

総合企画部長

おっしゃるように職場全体、ケアスタッフ全体で取り組んでいるところですが、復帰に向けて、また復帰した後も含めまして、所属する職場の主に職場長、そして同じ係の職員など、係長をはじめとして聞き取りを行いながら、本人の状況に合った形での対応というところを心掛けているところでございます。

近藤

同僚の方達への配慮も必要だと思います。同僚への過度な負担により、またその方が具合が悪くならないように、そこも含めて続けていただきたいと思います。

次に民間事業所における対応として、「健康優良法人認定制度の活用」について伺います。

治療と仕事の両立支援は、経済産業省が認定する「健康経営優良法人認定制度」における評価項目の一つであり、相談窓口の明確化と周知、支援体制の整備等の対策が規定され、働き方改革の重要な柱とされています。

民間事例でもいくつかありますが、伊藤忠商事株式会社が、「がんになっても、私の居場所はここだ。」と社員が実感できるよう、予防・治療・共生の3つの観点から、「がん治療と仕事の両立支援」を行っています。

現在、本市では従業員の健康づくりに積極的に取り組む事業所を「かしわざき健康サポートカンパニー 」として紹介し、地域の健康意識の向上を促進しています。スポーツ振興課が担当し、どちらかといえば予防に重点を置きながら、健康経営を推進するものと認識しています。

Supportcompany_fryer

しかしながら、誰もが予期せぬ不調に陥る時があることを踏まえ、病気になっても希望を失わず、働くことができる環境整備、心身の不調からの回復を緩やかに見守ることのできる風土づくりを、民間事業所においても進めていくことが大切だと考えます。

そこで質問です。
「かしわざき健康サポートカンパニー」の認定要件の一つとして、経済産業省の「健康経営優良法人認定制度」の評価項目を盛り込む等して、病気休業者の職場復帰及び治療と仕事の両立支援に取り組む企業を紹介し、好事例の共有によって実践する職場を増やしてはどうかと考えますが、見解を伺います。

教育部長

本市のかしわざき健康サポートカンパニーは、働く世代の健康づくりや地域の健康への意識の向上に、少しでもつなげていきたいと考え、令和4(2022)年8月1日から始めた事業であります。

市内の中小企業等で、従業員の健康づくりに積極的に取り組む事業所を登録し、その取組みを広報かしわざきや市HP等で広く紹介することで、職場における健康づくりのきっかけになってほしいと考えております。これまでに23事業所からご登録いただきました。

ご登録いただいた事業所には、健康づくりやスポーツイベントを個別にご案内して、それにご参加いただくことで、職場の健康づくりを支援しているところであります。

登録要件は先ほど述べました通り、従業員の健康づくりに取り組む事業所とし、募集に際しては、スポーツ、健康診断、食生活、心の健康などの項目において、取り組みやすく、また関心を持っていただける取組みをご紹介しております。

取組みの具体例に、病気・療養からの職場復帰や、治療と仕事の両立支援等を加えるという考えもありますが、一方で取り組みたいと思われる事業所の皆様の目標設定が高くなってしまい、登録を敬遠されてしまうことも懸念されます。

しかし、近藤議員のご提案のように、好事例を共有し、実践する職場を増やしていくという考えは、かしわざき健康サポートカンパニーの趣旨と共通するところでございますので、働く人の支援につながる事例は、広く紹介してまいります。

これからも、かしわざき健康サポートカンパニーの取組みを広げていくために、まずは事業所訪問等により事業の趣旨をご理解いただき、できる限り多くの事業所の皆様から健康づくりに関心を持ってご登録いただけるように取り組みたいと考えております。

近藤

今ほどのご答弁で確認させていただきたいのですが、職場復帰や治療と仕事の両立支援を行う企業は、かしわざき健康サポートカンパニーの要件にはしないものの、別の形で周知したり、好事例の共有として、取組みを発信していくというお考えなのでしょうか。

教育部長

先ほど申しました事業所訪問の際にそういったお話もさせていただきたいと思います。

近藤

しつこくて申し訳ないのですが、かしわざき健康サポートカンパニーに入れるかどうかという質問に対してはどうされますでしょうか。

教育部長

今の段階で登録の要件に新たに入れることは考えていませんが、そのような取組みを行っている事業所からは積極的にご登録いただいて、そのことを共有してまいりたいと考えております。

近藤

はい、わかりました。かしわざき健康サポートカンパニーに登録するかどうかは、あくまでも手法であって、目的としては、そういった良い事例を他の事業所にも広めていただきたいということですので、そのようにご理解いただければと思います。

« 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(2)女性特有の健康課題に対する取組」 | トップページ | 令和5年12月一般質問2「不調を乗り越え、活躍できる社会を目指して(4)不調の先にあるキャリア形成」 »

議員・議会活動」カテゴリの記事

最近のトラックバック

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ