災害から守ろう 命と健康
7月16日、二田地区コミュニティ振興協議会の防災研修に防災士として参加しました。
前半は特定非営利活動法人 地域活動サポートセンター柏崎の防災士・渡邉浩二さんから、「災害発生時の対応」として、原子力災害時の避難について伺いました。
渡邉さんはご自身が福島第1原子力発電所事故による避難者であり、災害発生時から柏崎に避難されるまでの間、どのような場面に遭遇したのか、またどうやって直面する問題に対応したのか等、お話しいただきました。非常に胸に迫る内容でした。
私からは「災害から守ろう 命と健康」と題して、災害関連死の問題や、災害時のTKB(トイレ・食事・就寝環境)等についてお話しさせていただきました。
災害発生時には無事であっても、その後の被災者としての生活の中で健康を害し、命を落とすケースが少なくありません。
(2016年の熊本地震で亡くなられたうち約8割が災害関連死によるものでした)
また、災害時は、危機的な状況に直面しながらも「まだ大丈夫」と思い込む心理=正常性バイアスが働き、身を守る行動を取るのが遅れることも多々あります。
災害は日常と隣合わせであり、物心両面から常に備えておくことが必要だと、自分自身も再確認する機会となりました。
柏崎市防災・原子力課からは、原子力災害時の具体的な避難行動について説明がありました。
中越沖地震から16周年、防災・減災に対する考え方は日々変化しています。
災害が発生しても誰もが生き延び、再起できる社会を目指して、精進したいと思います。
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