決起集会in西山「希望が続くふるさとへ」
4月10日、生まれ故郷の西山町で、柏崎市議会議員選挙2期目の挑戦に向けた決起集会を開催しました。
また選対本部長、後援会長をはじめ、ご支援いただいている方々からは、会場設営や進行でもご協力いただきました。
お隣の十日町市議会議員・大嶋由紀子さんからは、真心のこもった温かい応援をいただきました。
関わっていただいた皆様に心から御礼申し上げます。
本当に、本当に、ありがとうございましたm(__)m
私からは以下の趣旨でお話をさせていただきました。
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4年前に初当選できたのは、ふるさと西山町の方々のお力添えが大きく、ご恩に報いたいとの想いもあり、全力で議会活動に取り組んできた。
1期目の公約のひとつは「ふるさとを未来につなぐ 次世代の育成」・・ずっと「中山間地域の価値」を訴えてきた。
西山のような中山間地域では、そこに住む方々が農地を守り、人里を維持している。
農地や山林の保水機能が自然災害から人々を守り、田畑でつくられるお米や野菜は、いずれやってくる食糧危機(世界情勢によっては輸入が難しくなる)に備える意味でも大切なこと。
そんな中山間地域で暮らす方々の不便さや困り事をサポートするのが行政であり、そのためには何が必要か、「ふるさとの暮らしを守る」との観点から何度も質問や提案を行ってきた。
人口減少地域に対してはマイナスイメージが流布されるが、そもそも、人が少ないことは悪いことなのだろうか?
人口減少はあくまでも「現象」。それによって生じる「困り事」をいかに解決し、住民の暮らしを守っていくか、ということが重要だと思う。
議会での仕事は一般の方々には見えにくい。「議員なんていてもいなくても同じだ」との声も聞き、選挙においても議会での仕事と票数は結び付かないことが多い。
しかし、市がどのように税金を使うかチェックするのは議会の役割。議会が承認しなければ予算執行できない。税金の使い道が本当に市民の皆さんのためになるのか、市のためになるのかとの視点を持って、本会議や委員会では質問・質疑してきた。
また、議員には「執行権」はないが、一般質問等を通して提案はできる。他の自治体事例や市民の皆さんからいただいたお声をもとに、年4回の一般質問の機会を欠かすことなく、公約をベースに質問を続けてきた。たとえすぐに実現しなくても、公の場で発した言葉は重く、時を経て形になることもある。
その一つの事例として、北地域包括支援センターにしやまの問題がある。地域包括支援センターは高齢者を支える相談窓口であり、市の直営ではなく委託事業だが、人口が少ない西山地域では運営上の採算が合わない。そのため当時の受託法人が、西中通地域にあるもうひとつの地域包括支援センターに統合したいとの意向が示されていた。
しかし、結果として受託法人が令和4年度末で契約を辞退し、それに伴う補正予算の議案が出されたことから、本会議で質問し、市長の口から「西山の地域包括支援センターは残す」との答弁を得た。
その後、一般質問で人口の少ない地域であっても、地域包括支援センターの果たす役割は大きいことを示し、委員会で市も同じ認識であると確認した。
その結果、令和5年度は少額ながらも委託料が上がり、北地域包括支援センターにしやまは、委託先法人と場所は変わったものの、存続されている。
このように、「住民の皆さんにとって大切なものを守る」ことに注力した4年間だった。
そんな大切なふるさとを未来に引き継ぐためには、次世代の育成が必要。
国も市も少子化対策には力を入れ、子育て世代に対する経済対策を篤くしている。妊娠・出産時にそれぞれ5万円給付する国事業の他、市でも医療費助成や子育て応援クーポン券(スターチケット)等に加え、今年10月からは1、2歳児の保育料が無料化される。ただし財源捻出のために、事業峻別が進められるため、今後の市民生活に何らかの影響は出るかもしれない。
こうした経済的支援だけではなく、長い目で見て、子ども達の安全を守り、健やかな成長を支え、育てていくこと、すなわち「教育」も、少子化対策においては重要だと思う。
昨年、子どもの貧困対策に注力する埼玉県富士見市を視察したが、貧困の連鎖を断ち切るには教育が必要だとして、学習支援にも力を入れていた。
子ども達が一定の学力を身に付けることが、将来の選択肢を増やし、夢の実現につながる。
そのためにも、安心して学べる環境づくりに注力したいと考え、その視点からも質問・提案してきた。
子どもが安心して学べない事例のひとつに、ヤングケアラーの問題がある。ヤングケアラーとは、家族の介護や世話を担い、学校生活や友達との人間関係に支障を来す子ども達のこと。過去に「介護者への支援」について一般質問した際に、柏崎市にも存在することがわかった。
その後、ヤングケアラーに関する一般質問を2回行ったが、この間に国、県でも社会問題として重要視され、柏崎市でも相談窓口ができ、介護や世話をされる家族が適切なサービスにつながる仕組みは構築され、啓発も行われている。子ども達が安心して学び、夢に向かって挑戦できる社会にしたい。
子ども達の安全を守るという観点から、今期最後の一般質問では、下校時の見守りを呼び掛ける防災行政無線の活用と、スクールバス乗車基準の柔軟な運用を求めた。どちらも保護者や地域の方々からのお声をもとに質問したものの、答弁は現状を維持する=何も変えない、というものだった。
しかし、「子ども達は生まれる環境を選べない。どの子も皆、柏崎の宝とするならば、その子の生活環境に応じた対応によって、すべての子ども達の安全が等しく守られるべきではないか。」ということを、公の言葉として残した。
その実現のために今後も取り組みたいが、そのためには何としても議会に戻らせていただきたい。
私は西山町には住んでいない。けれど西山町をはじめとする中山間地域の暮らしを守りたい。
偉大な郷土出身の政治家である田中角栄さんも、西山町には住まなかったが、ずっとふるさを想い、地方が豊かになるようご尽力された。
私自身は、角栄さんには遠く及ばないものの、同じ精神を持って、ふるさとの皆さんが安心して、希望を持って暮らし続ける柏崎を目指して、全力で取り組んできた。これからもそれは変わらない。
もう一度、議会に戻って働かせていただけるよう、どうか再度のお力添えを、宜しくお願い致します。
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厳しい選挙戦は目前に迫りますが、これまでやってきたことを次につなげられるよう、地味に、地道に、前向きに頑張ってまいります。宜しくお願い申し上げます。
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