旧米山牧場跡地廃タイヤ処理の事業化について
2月9日、総務・産業建設常任委員合同協議会が開催され、旧米山牧場跡地廃タイヤ処理の事業化について報告を受けました。(傍聴出席)
以下は資料と質疑メモです。
旧米山牧場跡地(柏崎市蕨野地内)廃タイヤ処理の事業化についてpdf
質疑
Q 処理費用1億円、仮設道路の工事費、周辺セメント部の費用はどのくらいなのか、また全体的な費用見込みは。
A 仮設道路 2千万円、クラッシャーを道に敷きつめ1km延伸する。まずはタイヤを処理したあとに、残置物処理を考えたい。
Q 処理費用1億円 詳細の中に道路建設費用も入っているのか。九州までの運搬も含めた処理費用の内訳は。
A 1億7千万円はタイヤ処理費用のみ。直江津港から海上輸送して九州に運ぶ予定。蕨野→運搬→処理までの費用。
Q タイヤの所有者は誰か。柏崎市が1億円かけて処理すべきことなのか。
A 柏崎市が取得した土地の上の残置物なので、柏崎市が所有と認識。
Q 不法投棄は土地所有者が責任を負う法律がある。法的根拠は。
A 柏崎市に所有権がある。
Q 当時の協議内容は。
A 残地タイヤは承知した上で土地取得した。
Q 当時の協議が不足していたのではないか。
A そのように認識する。
Q 跡地の活用は。
A 利活用は今後検討したい。
Q 負の遺産を将来に残さないというが、タイヤ残地による環境への影響は。
A 水質検査の結果、異常は認められない。公共施設の適正管理と環境への影響を考慮したい。
Q 産廃業者が今後同様の状況になったら介入するのか、また根拠は。
A 許可は県が管理、5年間更新手続きする。経営状況や現地は県が確認した上で許認可する。不適切な事例があれば県と連携して指導するが、今のところ不適切事案はない。
Q 今後、同様の介入はないか。
A このような状態になる前に対応したい。適切な状況を維持できるよう関係機関と連携する。
Q タイヤは途中で一般廃棄物から産業廃棄物となった。市が土地取得後も不法投棄があったのか。
A バリケートで侵入できない状態となっているので、市取得後の放置はないものと認識する。
Q タイヤはどうするつもりだったのか。構造物の環境への影響や再利用は。
A 米山牧場の経営悪化により多角経営としてタイヤ産廃に取り組む予定だった。廃タイヤ処理として事業化進めている。
Q 残地した構造物の環境への影響は低いが、再利用の可能性は低い。
A 搬出道路の安全対策。タイヤ搬出は2トン車2台で2往復、1台50本搭載。1日で200本搬出、1か月20日=4000本/月で4万本処理として約10か月かかる。
Q 安全対策についてはどうか。道幅が狭く危険なのではないか。
A もともと道が2.5m幅新たに広くすると道路路盤自体を作り直さなければならない。現在の道型の上に敷き詰める。施工業者にスピード等を注意して施工してもらうしかない。
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令和5年度に約4.300万円、令和6年度に約6,300万円を投じて、全体として1億682万3千円の事業費となるそうです。
長年に渡る課題となっていた案件を、将来世代に負担を残さないよう、今ここで解決するということだと解釈しました。
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