多頭飼育崩壊を防ぐために
12月26日、新潟県動物愛護センターの金子先生、柏崎地区担当の青柳さん、柏崎ファミリーキャットの西川代表とともに、柏崎市市民生活部を訪問し、「多頭飼育対策」についての課題認識・情報の共有を行いました。
多頭飼育問題は社会的な課題となっており、環境省からは「多頭飼育対策ガイドラインpdf」も出されています。
中でも猫はその繁殖力の高さから(交尾すれば100%妊娠)多頭飼育崩壊が起こりやすく、柏崎市でも数年前に80匹以上の猫が愛護センターに引き取られる事案が発生しているそうです。
多頭飼育それ自体が悪いわけではありませんが、適切に飼養管理できなくなれば、飼い主の生活環境・動物の状態・周辺環境の悪化につながります。
特に判断能力や自己管理能力が低下している方々が、多頭飼育崩壊を起こす傾向があるようです。
実際の多頭飼育崩壊の現場写真を見せていただきましたが、不衛生な室内で猫同士の共食いが行われるなど、悲惨な状況でした・・
多頭飼育問題は「人」が原因で起こります。
動物愛護行政をメインで担うのは県ですが、人に関わる諸問題に対応するのは市であり、お互いの協力・連携は不可欠です。
ここに民間団体(柏崎ファミリーキャット)が加わり、多頭飼育崩壊を未然に防ぐとともに、適切な動物飼養についての普及啓発をはかることが、「人と動物の共生社会」実現につながると思います。
今回の訪問ではそれぞれの情報・意見交換のほか、今後の周知やプラットフォームづくりなどについても、前向きな協議をさせていただきました。
年末のお忙しい中、ご対応いただいた県および市担当の皆様、ありがとうございました。
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