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2022年11月 1日 (火)

佐藤池資源物リサイクルステーションの「継続的な審査」

10月31日は随時会議で一般会計補正予算第12号を審査しました。

辺地共聴施設整備事業114万8千円
→西中通地区のテレビ共聴施設の修繕費用

ごみ減量化・リサイクル対策費113万2千円
資源物リサイクルセンター管理費354万6千円
→佐藤池資源物リサイクルステーションの開設に伴う経費

資源物リサイクルステーションについての経費は、9月定例会議で議会側から修正案が出され予算を削除されています。

令和4(2022)年一般会計補正予算第10号・修正案可決について

副市長からは以下の議案説明がありました。

(前略)
 この佐藤池資源物リサイクルステーションの開設は、プラスチック製容器包装、ペットボトル等に回収品目を絞った上で、市民の利用に供するとともに、その場合の利用動向を把握し、将来の資源物リサイクルの拠点の検討に資することを目的としております。

 この市民ニーズを把握するための基礎データの収集場所は佐藤池サッカーコートクラブハウスの一部とし、施設の本来の目的を妨げない範囲内で、令和6(2024)年度末までを期限として、一時的・臨時的に使用いたしたいものであります。

 なお、この使用に当たっては、用途変更や所管替え等を行うことなく、行政内部の手続として認められた「使用承認」の方法が適当であると判断したことから、財務規則の規定に基づき、教育委員会が所管する財産にも適用されることを確認した上で、手続を行いたいと考えております。また、この財産の使用承認に関する手続については、法令等に照らしても問題ないことを確認しております。

 本件に関しましては9月定例会議で御審議いただいた際、議員の皆様からいただいた質疑に対して答弁を誤り、また訂正をさせていただくことができないまま議論が終結することとなりました。今回、再び議会の皆様のお時間を頂くことになりましたことについて改めてお詫び申し上げます。

 この佐藤池資源物リサイクルステーションの開設に当たっては、これまで行政内部の関係課との協議はもちろんのこと、施設を管理する指定管理者、サッカーの関係団体とも意見交換や説明を重ねてまいりました。これらの関係機関・団体と調整した上で、繁忙期である年末年始における市民の利用とその動向を適正に把握するため、早急に環境整備を図りたいと考えております。

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******

本会議では2名の議員から質疑がありました。

若井議員
今回の佐藤池リサイクルステーションは教育財産であるサッカーコートを、一時的・臨時的に他の目的で使うことを許可する「使用承認」の考えに基づき行おうとしている。一時的・臨時的の期間は地方自治法で明文化されていないため、各自治体の判断となるが、一般的には1年を期限としている。令和6年度末までの期間を一次的・臨時的と解釈するのか、また既設の西本町リサイクルセンターは消防署西分遣所跡地を使用承認のまま5年間利用しているが、これが一時的なのか。使用承認についての市の考え方を知りたい。

財務部長
財務規則209条では1年を超える場合は課長の合議が必要とされるが、1年以上の使用承認も法的にはあり得る。
はっきりとした期間の定義はなく、今回は臨時的な使用として考える。

市民生活部長
西本町分遣所跡地はリサイクルセンターとして使用しているが、4年を超えている実態を踏まえて本年9月30日に所管替えをした。

若井議員
ひとつの建物に2つの行政目的を持たせることに問題はないのか。
使用承認の条件として、緊急性があるのかどうかも明文化するべきではないのか。

財務部長
地方自治法の行政財産の規定において、使用承認の明文化はされていない。今回の件は財務規則228条(使用承認)「(1)使用目的が一時的又は臨時的であるとき」、「(2)わずかな部分を使用される場合で当該部分を除くのが困難又は不適当であるとき」の規定に基づき行いたい。

若井議員
教育財産を独立した教育委員会で合議して決定したのか。

教育部長
教育委員会としては事務委任の中で、教育委員会の議を経る必要がないと判断している。
担当課協議の中でクラブハウス利用に支障を来さないことを条件とした。

若井議員
議題としてこなかったというが、教育委員会に報告すべき内容ではないか。

教育部長
これまでも使用承認について教育委員会に諮ることはしてこなかったが、今回は特異な案件なので、議決をいただいたあと、教育委員会に議題として計上したい。

若井議員
指定管理者との協定はどのようになるのか、変更なしか。また事故時の対応や指定管理料への影響は。

財務部長
指定管理者の業務範囲は設置条例、協定書で定め、支障ない範囲で市の事業を行うことは可能。指定管理料には影響しない。

若井議員
事故時の協定、リスク管理すべきではないか。今の時点での交渉はしていないのか。

財務部長
指定管理者業務に支障ない範囲なので交渉は行っていない。
リスク分担において何かあった場合は市の責任となる。

重野議員
この提案は追加補正でなければならないほど緊急性を要するものなのか。なぜ当初予算を待つことができないのか。
市民ニーズふまえた、利用動向の把握というが、いつ誰にどのような方法で市民ニーズを当局は把握したのか。
また新年度から半年前倒して、回収品目を5種類に絞って調査することで正確なニーズを把握できるのか。
新たなリサイクル拠点の見通しはどうなっているのか。

市民生活部長
市長の施政方針において、ごみの減量、再資源化に言及しており、かねてから市内部で検討してきた。
既存の市所有施設を有効活用し、新たな施設は建設しない方針としたが、当初予算時には適地を選定できなかったため追加補正計上となった。
佐藤池ステーションは資源物リサイクルセンターと異なる方法で回収し、基礎データを収集する仮施設とする。
年末年始や来年3~4月の引っ越し時期には資源物リサイクルセンターの需要が高まる。
再来年には資源物回収方針を決定したいことから、2年かけて需要を見極めたい。

その後、予算決算常任委員会全体会での審査(分科会に付託しない)になりました。

前段は議案説明のうち
9月定例会議で御審議いただいた際、議員の皆様からいただいた質疑に対して答弁を誤り、また訂正をさせていただくことができないまま議論が終結することとなりました。
という部分について質疑が集中し、本題に入れないまま午前中の審査が終了しました。

 

また根拠法令に関しては以下の資料が提出されました。

佐藤池資源物リサイクルステーションの使用に関する説明についてpdf

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13時から再開したものの、14時からは会派別の新年度予算要望が組まれていた為、いったん中断。

 

18時30分から審査が再開しましたが、19時30分になっても質疑が終結せず、結局「継続的な審査」となりました。

20時30分からの本会議でその旨が委員長から報告されました。

様々な質疑を通して、現時点では以下のことがわかりました。

資源物リサイクル拠点の増設が必要な理由

〇資源物リサイクルセンターは現在市内に2か所(松波・西本町)あるが、市民ニーズが高く、年末には周辺道路が渋滞する。

〇市民ニーズに応え、なおかつ繁忙期の分散化をはかるため、東部地区を中心に、公共の土地・施設を利用して、3か所目の資源物リサイクル拠点を設置したい。

〇適地を探してきたが中々見つからなかったが、今年に入り、佐藤池サッカーコートのクラブハウスを活用した資源物リサイクルステーション設置に向けて、環境課とスポーツ振興課、指定管理者が協議を重ねた結果、「新リサイクル拠点開設までの基礎調査」を目的に、令和6年度末までを期限として開設する方向性となった。

〇令和6年度末までとしたのは、令和7年度から松波クリーンセンター(ごみ処理場)が建替えとなり、敷地内にある資源物リサイクルセンターが使えなくなるため、令和7年度以降には恒久的に使えるリサイクル拠点を設置したい。

佐藤池リサイクルステーションについて

〇サッカークラブハウスとコンテナハウス(新たに設置)を使い、火・木・土の10時~16時を回収日とする(松波・西本町は水、土、日)。

〇回収は5品目に絞る。既存の松波・西本町リサイクル拠点と異なる方法で解説し、利用動向を見ながら市民ニーズを分析し、新たなリサイクル拠点の参考にしたい。

〇サッカーコートを使う人がいる場合は、クラブハウスは使わない。大会がある場合は開設しない。

〇令和3年度のサッカーコート利用延べ人数は1840人、クラブハウス使用は年間45日。

〇令和4年7月9日にサッカーコートを利用する子ども達の保護者26人にアンケートを行い、そのうち77%(20人)から「サッカーコート利用の妨げにならなければ、資源物リサイクルステーションとして使ってもよい」との回答を得た。

〇クラブハウスを使わずコンテナハウスのみを使うとしたら、費用が倍かかる。またコンテナハウスは風雪の影響を受けやすいため、サッカーコートを使わない冬季はクラブハウスを使用したい。

〇サッカーコートは地盤が悪く最大65㎝傾斜があり、整地には億単位を要するが何年かすれば沈下する。将来的には中越スポーツハウス少年広場をサッカーコートとして整備し、現在のサッカーコート・クラブハウスは少年野球用にすることを検討している。

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〇本予算が可決した後、財務規則第251条第3項第2号に規定する事前手続き(教育財産等の使用承認を財政管理課長に合議)を経た後、財務規則第228条の規定を適用し、教育財産について使用承認を行う。(庁内での合意はとれている)

既存の資源物リサイクル拠点について

〇西本町分遣所跡地を資源物リサイクルセンターとして使用承認により利用してきたが、5年が経過したことから、9月30日付で用途変更した。

〇松波リサイクルセンターは松波クリーンセンターが建替えのため閉鎖した後も、近隣に拠点を移して市内3か所を堅持したい。

*************

私自身も質疑しましたが、本市の資源物リサイクル拠点(松波拠点の今後も含む)について、どのような計画のもとで設置・運営したいと考えているのか、全体像を示していただく必要があると感じました。

 

尚、今回の議案には、テレビ受信環境確保のため受信施設の予算が含まれます。

約10年前に地上波がデジタル化した頃から、市内約60の難視聴地域で共同受信施設(共聴施設)を設置して、受信状況の改善を図ってきました。

【参考】共同アンテナ(共同受信施設)とは?

国では直接的な補助がないため、市が単独で補助してきたのが、本事業となります。

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現在、西中通地区山本地内のテレビ共聴施設において、施設の老朽化による不具合が生じています。

安定したテレビ受信環境を確保するために、テレビ共聴施設管理組合に対し、設備の修繕に係る経費の一部を補助する予算が計上されています。

この地域の方々の利便性にも関わることなので、早急に結論を出すことが必要だと思います。

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