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2021年10月

2021年10月25日 (月)

高柳じょんのび村  再生再建への道

10月25日、産業建設常任委員協議会にて高柳の「じょんのび村」新代表取締役・吉村英治氏による経営改善計画の説明があり、傍聴出席しました。

吉村代表取締役は鹿児島県出身。観光・旅行業22年間携わり、豊富な経験と実績を持っていらっしゃいます。

(株)じょんのび村協会「社長」の募集を巡っては再募集した経緯 もあり、「2年半で黒字化する」という過酷なミッションを背負って144人の中から選ばれた吉村社長に対しては、非常に大きな期待が寄せられています。

以下は協議会の内容です。

ーーーーーーーー

株式会社じょんのび村協会 経営改善計画

Photo_20211029034101

,経営方針
(1)事業理念
 顧客のために~。お客様の役に立つことを考えよう
 地域のために~。交流・連携して、活性化へ
 未来のために~。持続可能な事業に取り組もう

(2)ありたき姿
「また来たい もっといたい」+「行ってみたい 誘ってみたい」
 

収支の健全化~2024年3月期における黒字化~
 地域観光の牽引~柏崎市周辺地区への観光促進~
 後継者・従業員の育成~未来、子どもたち、働く方に残す事業継続~

2,本年度の収支見込と取り組み概要

(1)上半期の業績

Jon7
(2)下半期・年間の業績期初予算

Jon8
(3)巻き返しに向けた下半期の取り組み
 2021年11月~2022年3月《実施予定事項》

【A】営業・プロモーション

①販路拡大

◆旅行会社への販売促進営業強化

・旅行代理店→料金表を提案
 HIS、JTB、農協観光・B2C販売(企業~一般消費者)
 ツアー・ウェブ(新潟県・東北中心)B2B販売(企業~企業)

・オンライン旅行代理店→追加接続(Expedia Bookingu.Com)

・旅行関係者割引料金の設定→視察に繋げる

売上 当初予算940万円→目標予算1250万円
客室占有率 当初33%→目標45%(13部屋中5.8部屋を埋める)
宿泊収入:300万円up
宿泊利益:60万円up
飲食収入:90万円up
飲食利益:27万円up

◆ホームページリニューアルによる直販率向上

・現状予約比率→自社予約:他社予約=5:5
・直販率向上後→自社予約:他社予約=7:3

②物販事業強化

◆オンラインツアー×物販

地域の特産品をご自宅に郵送し、オンラインにて自宅にいながら味わう体験ツアー!
【物販例】酒・米・がんもどき・こんにゃくetc.

催行日数:12~3月→各月2本=>計8本
単価:5,000円
最小催行人数:10名
5,000円×10名×8本=計40万円

売店収入:40万円up
売店利益:12万円up(利益率:30%)

③コンテンツ開発(11月)

◆おみやげ処「やませみ庵」再開

【現状】
人手不足により閉鎖
入口横にて3分の1スペースで土産物販売
 ↓
【11月以降】
・販売面積1.5倍
・品数増加
・非接種無人レジの導入(人手不足解消)
*コロナ助成金申請を検討

売上:1.2倍を想定!=>250万円
*12月以降のイベント等でも売店売上が積みあがる想定

売店収入:250万円up
売店利益:50万円up(利益率:20%)

◆つり橋イルミネーション&クリスマスマーケット開催

*話題性のあるイベントを計画、マスメディア・SNSによって拡散し、集客につなげる

12/1イルミネーション点灯式を予定
露店にて飲食販売!
(例)ホットワイン、ホットサンド等

クリスマスマーケット
開催日:12月土日+23~26日
10日間開催(12/4,5,11,12,18,19,23~26)
1日当たり売上5万円=>10日間で50万円

売店収入:50万円up
売店利益:15万円up

*別途、入館料収入・宿泊収入・飲食収入も比例して伸びる想定

③コンテンツ開発

(1月)
◆農村体験ができるオプショナルツアーを造成

じょんのび村の特徴ある施設を活かしたオプショナルツアーを造成し、売上アップを目指す。

【手作り体験】
豆腐/がんもどき/油揚げ/こんにゃく/どぶろく
(春に向けた準備:田植え/畑/米粉)

1月の閑散期に、商品造成者やターゲットとなる家族連れに対してモニター体験を実施し、オプショナルツアーの改良を試みる。

クラウドファンディング実施

2022年春以降の囲炉裏レストラン「銀兵衛」再オープンを目指し、1月よりクラウドファンディングを開始。
資金集めを行い、開店に向けた工事に取り掛かる。

(2月)
◆雪祭りイベントの開催&参画

・自社開催イベントの運営

(仮)気球から見下ろす白銀の世界
【日付】2月11日(金)・12日(土)・13日(日)
【場所】じょんのび村
【詳細】大人2,000円/子供1.000円
 8人乗り 10:00~16:00(6時間)
 12000円×3回×6h×3日間=648,000円

・地域イベントへの積極的な参画

高柳雪まつり「YOU・悠・遊」
【日付】2月26日(土)・27日(日)
【場所】じょんのび村

売店収入:65万円up+屋台売上
売店利益:6~7万円up(利益率10%)+屋台利益

*別途、入館料収入・宿泊収入・飲食収入も比例して伸びる想定

(3月)
◆縁側カフェOPEN

春休みの集客に向けて、お食事処横の空きスペースに、3月から「縁側カフェ」をオープン。
*降雪・積雪状況を見て、開始時期を判断

土日:5テーブル=10名×3回転=30名
平日:30名×3割=9名

→1週間:30×2(土日)+9×3(月木金)=87名
→1か月:348名

集客人数予想:約350名/1か月
単価:500円

飲食収入:17万円up
飲食利益:5万円up(利益率:30%)

営業・プロモーション売上見込みまとめ
Jon17

【B】管理・整備

①クリーン作戦 5S実施

整理:不要なものを捨てる
整頓:使いやすく並べてわかりやすく表示する
清掃:掃除とあわせて点検する
清潔:きれいな状態を維持する
しつけ:きれいに使うよう習慣づける

②アンケート実施

お客様の声を聞き、活用できるように、Webアンケートを作成。
データ化しやすいベースを整え、今後の運営に活かす。


アンケートに答えて海外旅行を当てよう!キャンペーン
→当選者は「じょんのび村」公式Instagramにて随時発表(フォローを募る)

(4)下半期・年間の業績見込み

Jon21

3,令和6(2024)年3月末までの取り組み概要と収支目標

(1)令和6(2024)年3月末までの取り組み概要


・RVパーク:泊まって安心!くるま旅の中継スポット
・グランピング:森の中のドーム型テントに滞在
・屋外フードコート:日本酒や地産地消のグルメを楽しむ
・テント式サウナ
・稲作体験エリアor農作体験エリア

マーケティングや、過去のイベント内容などを精査し、狙うべきターゲットを選定

■春夏秋冬1年中人が集まる場所へ
■話題性創出
■新たな顧客層の創出
■各世代からの口コミやSNSを利用した拡散

周遊型ランドパッケージの造成

①周辺施設との連携による、商品造成販売
(例:じょんのび村×こども自然王国)

地域全体で集客を実施し、立ち寄りにおいても収益をあげられ、補完しあえるような観光地連携を実現する。

②施設内外においてのアクティビティの仕入
(例:アユールヴェーダ、森林セラピー体験)

+αの商材により、若年層やインバウンドの新規顧客層の取り込みを図る。

③周遊型ランドパッケージの造成・販売やリテール業の展開(*旅行業の取得)

個人旅行者だけでなく、旅行会社や海外エージェントなどに販売する。

⇒将来的に、インバウンド集客へとつながる。

地域創生事業

「柏崎市観光ビジョン」にのっとり、地域創生に加わり、先導するような役割を担う存在へ。

■ワーケーション
■観光誘客の実施

<実施事例>
■愛媛県 今治・しまなみワーケーション
■香川県 観光誘客キャンペーンイベント

じょんのび村の今後
1,柏崎観光協会をDMOとしての体制確立に協力
2,じょんのび村がDMCとしての役割を果たしていくこと

*DMO:観光物件、自然、食、芸術・芸能、風習、風俗など当該地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作りを行う法人。
*DMC:地方や地域の観光資源の活用を促進するため、各関係機関と連携し、旅行客にとっての目的地を顧客視点で満足実現に向けて、経営・資源開発を行う地域に特化した旅行会社。

SDGsへの取り組み~子供旅行~

Jon26

SDGsへの取り組み~フードロス対策~

Jon27

新潟県R10プロジェクト

Jon28

(2)令和6(2024)年3月末までの収支目標
Jon29

【質疑応答】

S委員
じょんのび村は市町合併前に整備し、豪雪・過疎地域での活性化策であり、地域人材、地元資源を活用してきた。
経営方針「地域のために」は地域資源の活用、初期の考え方は。方針転換あるのか。

代表取締役
じょんのび村構想の中には、地域資源と交流の他、都心・県外から多くの方が訪れて交流し、資源を最大限活用することも含まれる。
今どちらかといえば地元6~8割、県外客多くない。
地元客を今まで通り大切にしながら、県外客へのサービスに付加価値をつけ、地元の農産物などに経済的に潤いをもたらす。
地元を大切に事業に取り組みたい。

Ⅿ委員
3期で全体を向上との計画だが入口として事業理念が掲げられている。
これまで「じょんのび村構想」は注目されるまちづくりだった。
これまでの何が問題か。具体的に何が前と違うのか、分析と対応は。
また事業理念の詳細を文書化すべきでは。

代表取締役
じょんのび村は毎期ごとにスローガンを掲げてきた。それらすべて直結していることから集約し、わかりやすく置き換えている。
「よそ者」が入ったからといって、これまでの構想を新たに変えるつもりはない。
今までの構想、想いを継続し、手段として前に出て経営・運営をしていく。文書化も含めて表記は検討したい。

Ⅿ委員
地元との関わり、スタッフに対してはどういう取り組みを行うか。
客層はどこをターゲットにするのか。
3期で取り戻すには時間軸が必要(もっとかかる)。
スタッフのサービスに対する関わり、自主的に動けるようにするには。

代表取締役
経営のキーポイントは人、スタッフ。
正社員4名+1名、パート入れて30名。
自分が加入したことにより警戒心持っている。
辞めさせられるのではないかとの声も聴く。
今までスタッフはやりたくても人員が限られ、あきらめの気持ちになっていた。
変えたい、愛する気持ちは持っている。
まずは私と外部非常勤、お手伝いスタッフがチームを組み、新たな計画。
自ら進むことで、お客の笑顔、ニーズを感じ取り、自ら動いてもらいたい。
プライドを尊重し、自発的に動いていただけるよう取り組みたい。

Ⅿ委員
コンテンツ開発の定義は5セットありテーマパーク的。
今後の開発は継続的に行う努力が必要だがどう捉えるか。

代表取締役
テーマパーク、長崎ハウステンボスでの経営改善に係る。
タイミング、内容、色々と変化をもたせる必要あり。
マーケティングしながら、つながり・関係性あるイベントを模索。

A委員
5Sについて、今は7~8S。従業員カチカチになるのでは。
せめて7S、セーフティ、スマイル入れては。
従業員の笑顔がなければ人が寄らない。
明るい職場づくりをしてほしい。
またつり橋イルミネーションは、渡った先で何かあるのか。
ログハウスもあるが、仕掛け(魔女がチョコを配るなど)も必要では。
集客、TVでのPRもやりやすいのでは。
現場の雰囲気盛り上げていただきたい。

代表取締役
7Sは勉強したい。
入った段階で笑顔、元気、挨拶はなかった。
お客様にも「ありがとうございました」✕
→「ありがとうございます。」〇今後に続く。
冬期は安全性の問題もあるので、下半期でお金を稼いで新たな展開につなげたい。

K委員
HIS出身で大企業バックにある背景に期待は大きいのでは。

代表取締役
前職HIS協会で中四国部の地域創生を担当。
鳥取、島根も過疎地域を盛り上げてきた。
地域創生の分野に興味関心がある。
人とのつながりは大切にしてきた。
HIS役員からも応援されている。
退職の挨拶時、互いに頑張ろうとの励ましの言葉。
東北・北海道事業部長からも契約を結ぼうとの言葉ある。
前職のつながり、フルに使って、じょんのび村・柏崎市のために培った関係性を活用したい。

Ⅿ委員
地元人材の育成とカンフル剤的な外部人材が課題だと考える。
外部人材はどれくらいいるのか、また外部人材による新たなアイディアをどう活用するのか。

代表取締役
外部人材、やめる際にスタッフ一緒にやりたい4~5名。
プロモーション、広告、施設周辺に強い人を1名(11月~)
遠隔、リモートで個人事業主スタッフも東京に置く。
取締役、非常勤もインバウンド、レストランなど経営。
地元の若い方々の登用も必要。
外部からやってきて、ダメになったら出て行くと思われたくない。
若い社員が入社したいと思えるよう、着眼してやっていきたい。

ーーーーーーー

吉村代表取締役は非常にクレバーかつ人間力の高いリーダーであり、経験・実績・知見・人脈等々、申し分ないと感じました。

また今回はじめて現実的な「改善への道筋」が可視化されたのではないでしょうか。

これからのリアルタイムでの「再生再建への道」に注視しながら、市民のひとり、議会の一員として協力していきたいと思います。

2021年10月17日 (日)

細田けんいち決起大会【高市早苗氏、来場】

来る衆議院選挙を目前に控えた10月17日、文化会館アルフォーレにて「細田けんいち決起大会」が開催されました。

会場は密防止のために席を空けつつ2階席まで超満員で熱気に包まれていました。以下は次第です。

開会挨拶
◆与口善之 選対副本部長

激励挨拶
◆西川正男 柏崎経済人連盟会長

応援演説 
◆高鳥修一 自民党新潟県支部連合会会長
◆高市早苗 自民党政務調査会長
◆櫻井雅浩 柏崎市長
◆小林則幸 出雲崎町長
◆品田宏夫 刈羽村長

お願いと決意表明
◆細田健一 立候補予定者

ガンバローコール
◆阿部基 自民党柏崎支部長

閉会挨拶
◆今井長司 柏崎地域連合会後援会 会長代行

細田健一立候補予定者をはじめ、それぞれ力強い挨拶、激励、演説をされ、熱気に包まれた約2時間でした。

細田立候補予定者は

「経済産業副大臣を拝命し、衆議院新潟第2区支部長としてここに立てるのは、これまで支えていただいた皆さんのおかげ。
ご恩返しという意味でも来る選挙では必ず勝ち、コロナ禍で傷んだ経済を立て直し、新潟への移住者が増えるような政策を展開したい。」

と力強く訴えられました。

また櫻井柏崎市長、小林出雲崎町長からは、

「比例区に転じる決断をされた鷲尾英一郎氏の気持ちを汲んでいただきたい(櫻井市長)」

「鷲尾氏に敬意を表し、鷲尾氏の支持者に対して頭を下げ、細田氏の支援をお願いしている(小林町長)」

とのお言葉もありました。

そしてメイン弁士でもある高市早苗氏の演説は以下のものでした。

ーーーーーー

先般の総裁選では多くの方々にお世話になった。
細田氏は高鳥氏に次いで総裁選での支持表明、大変力になっていただいた。
細田氏とは国家観と経済政策でつながり、同じ考えを持っている。
新型コロナウイルス対策の課題として、治療薬・ワクチンの入手に時間がかかり、サプライチェーン(製品が消費者の手元に届くまでの、調達、製造、在庫管理、配送、販売、消費といった一連の流れ)の弱さが浮き彫りになった。
日本の製薬会社は優秀だが、薬の開発費用はアメリカの1/22程度。もっと国が投資をしなければならない。

私は常々「リスクの最小化」を訴えてきた。
財務省は基礎的財政収支の均衡を保つことに重点を置き、この1年は財政出動が不十分だった。
選挙後はすぐに補正予算を組み、本当に困っている方々や将来を担う子ども達のために必要な手当をしなければならない。
日本は負債と資産を併せ持ち、財政出動は可能。

医療については厚生労働省とは公的病院の再編を巡ってぶつかってきた。
赤字の公的病院再編は、経済財政諮問会議の民間議員の中から出た意見。
しかし公的病院は採算が合わなくても地域医療を担ってきた。(採算が合わなくて当たり前)
現在も公的病院が新型コロナ対応を担っている。
公的病院は地域の働く場所としても重要。

コロナ禍が収束すれば、様々な需要が復活する。
その時まで事業主体を潰さないよう、積極的な財政支援をすべき。
補正予算を組み、生活に困っている人を支援し、業種や地域を超えて事業主体を再構築することが必要。

リスク最小化とは危機管理投資でもある。
災害が激甚化し、農林水産業、土木、建築などを強靭化することに投資すべき。
日本は自国通貨建てであり、借金をしても債務不履行にはならない。
1年ごとの収支バランスにとらわれることなく、長期的な視野のもと今こそ投資が必要。

細田氏は農政に明るく、経産省出身でエネルギー問題にも強い。
自民党の公約の柱として農林水産業について重点を置いている。
米価下落への対応として、米農家への無利子融資と米の市場隔離、米を一時的に国費で保管し、余剰分を子ども食堂やフードバンク、生活困窮者支援に充てたい。
加えて海外需要の高い農産物の生産を推進し、農林水産業を成長分野にしたい。

気候変動に耐える建築・土木・農林水産業の技術革新のための研究にも投資する。
自民党内に豪雪対策プロジェクトチームが発足し、雪おろしの支援等にも幅広く使える助成金も検討。

デジタル化による電力消費は今後ますます上がる。
情報通信にかかる電力は2030年は今の30倍、2050年には4000倍との試算がされている。
今後は省電力化研究に注力し、現在は海外にあるデータセンターもいずれは日本国内に移すことも検討。
量子イノベーションによる国産コンピューター増産も目指したい。
危機管理が成長産業になる。

最後に両手の指先に友人、知人、取引先等を思い出し、その方々に細田氏のことをお願いしていただきたい。
宜しくお願いします。
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高市氏の演説は政策をうまく盛り込まれ、人間的魅力にも溢れ、「情と理」のバランスが非常に優れた政治家だと感じました。

今後もさらにご活躍いただきたいと思います。

また今回は触れられなかったものの、岸田首相が介護職や保育士の労働対価を上げる政策を打ち出した点にも大きく期待し、細田けんいち氏および自民党を応援しています。

2021年10月14日 (木)

柏崎駅周辺活性化についての意見交換(総務常任委員協議会)

10月14日、総務常任委員協議会が開催され、傍聴しました。

6月定例会議に提出され、現在審査を継続中の議58号 財産の減額貸付けに係る貸付金額の変更について(土地) に関連し、これまでの駅前周辺整備や中心市街地活性化について振り返りながら、市当局(副市長)と委員が意見交換を行う、という趣旨での開催だと聞いています。

尚、6月定例会議の模様は過去のブログ2021年6月17日 総務常任委員会(財務部) にてご報告しています。

協議会では以下の資料を参照しながらまずは副市長が説明し、その後に意見交換の流れとなりました。

柏崎駅周辺整備の経緯と中心市街地活性化の取組(資料)

以下はメモです。

ーーーーー

副市長
30年前から駅前の寂しさを指摘されてきた。
元々は工業のまち→にぎわいがない。
物流:鉄道→自動車へ。工場移転。
地域の発展は一定の土地が必要→活性化の手法。
S61年 田尻工業団地→西川鉄工所の移転。
→駅前に活性化の種地が出現。
駅前活性化は歴代市長の最重要課題。

西川鉄工所跡地=市が取得。
活性化は諸々の調査、検討。

土地の形状が不整形→活用方法が中々定まらない。
1990年代:暫定利用として駐車場、広場。

柏崎市中心市街地活性化基本計画→商業、回遊性を重視。

線路南側:コマツも撤退。
広大な土地の活用:課題でありチャンスにもなる。

コマツエスト:H14年に市が取得。小学校移転が白紙になりしばらく空地。
日石化工も活性化しきれず。長年、広大な土地の活用が円滑ではなかった。

駅周辺の工業跡地を中心とした活性化の動きはH18年以降。

H18年:新市民会館(アルフォーレ)構想
→産業文化会館、エネルギーホールと合わせて大・中・小ホール。

回遊性:歩いて回れる中心市街地に。
第四次総合計画策定中に中越沖地震が発生。
災害対応により仮設住宅など建設。(活性化計画は中断)

H20年 駅前地区区画整理(日石と市)

市の区画にアルフォーレ。
日石の区画:公共性もって活性化検討。
コマツ跡地:商業用地として売却(現在のコモタウン)。

広大な土地の活用が具体化。
日石区画:市が取得し新庁舎。

ブルボン移転。
駅前ふれあい広場の活用が最後の仕上げ。

H28年 植木組から社屋移転の提案。

駅前ふれあい広場 基礎調査の結果によれば
①中心市街地へ都市機能立地を進める場所
②歩行者を誘導する方向性で検討

コワーキングスペース(カシックスに委託)

駅前ふれあい広場→市民利用と回遊性を高めたい。

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ハード整備は一段落、今後の課題はにぎわい創出。

にぎわい創出:行政が責任もって取り組むべきと認識。
市民、企業の理解・協力、それぞれの立場の取組が必要。
まちづくりの理想的形態。

コマツエスト跡地:歩道橋介して駅前公園、市役所ともつながる。
しつらえをどう活用するか。

市役所~アルフォーレは一定のにぎわい。
駅通りは急速ににぎわい失う。
アンバランスの解消、全体に人が集まる流れつくることが重要。

線路側の五街区活用、駅改築、駅前ひろば整備、旧庁舎活用にもつながる。

にぎわい創出に向けて市民、民間、行政が活用。
植木組遊歩道はそのひとつ。

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【意見交換】

I委員
駅前開発には壮大な歴史と経過があると感じた。
調査には多大な費用がかかり、議会もその取組を是としてきた。
市長4代の駅前開発、市の生命線でもある。
議58号には唐突感があったが、提出以前に経緯を説明してほしかった。
今日はその位置付けかと思う。
慎重審査が必要だと考えて今日の機会を得た。
中越沖地震の復興公営住宅建設時も桑山木材の土地取得でも継続審査に。
仮設住宅2年間→駅前に住宅つくりたいと、何度も当局は説明。

副市長
ご指摘の通り、詳しく歴史・経緯を説明したかった。
議案提出時の説明が不足していたことは反省。
その後、説明機会が欲しかったので今日の協議会は感謝。
中心市街地活性化、最後の詰めに入っている。

I委員
30年来、多くの方々が関わり、市当局も取り組む中でやっとピースがはまりつつあると感じた。
にぎわい・活性化は市が責任もって今後やっていく決意あるのか。

副市長
おっしゃるように、やっとピースが揃い、全体的な設えができた。
行政としてどう活性化はかるか、市としてやるべき大きな仕事。
人口減少の中で柏崎市の存在問われる。活性化図らなければ大きな課題クリアーできない。
中心市街地活性化はその大きな取り組み。

I委員
30年の想いは立地適正化計画に引き継がれていくということでよいか。

副市長
その通り。
中心市街地ににぎわい出す計画。
核をどうつくるかをしっかり出してまちづくりを進めたい。

A委員長
ピースが揃ったとのことだが、H28年~歩行者誘導の方向性として、これからは駅前商店街に力を入れるのか。

副市長
おっしゃる通り。
これからは駅前全体を活性化。
駅通りはさびれた感、商店経営者や住民も一緒に考えることが必要。
メイン通りとして全体的なにぎわい創出、地域の皆さんと頑張りたい。

H.M委員
30年間の歴史を聞き、活性化の努力と商店街の現実・将来どう見ているのか。
15年間で衰退しシャッター街。
活性化のための計画、努力を検証しながら進めるべき。
柏崎市の商圏は果たして駅前なのか。
交通網の検討も。循環バスが駅前にぎわい創出につながるのか疑問。
努力の結果を否定するわけではなく、人流の難しさを感じる。

副市長
ご指摘通り。30年間でハード整備は進んだが商業としては閉店・撤退傾向。
中心市街地の形成は商業だけではなく、交通・公共施設との関連も大きい。
商業は魅力で人を集めるのか、人が集まる場所に行くのか。
利便性高いロードサイドに商業圏は移行したものの、そこが中心市街地ではない。
交通結節点、業務機能は動かない。
商店自体は全体に厳しいが、個店がどう魅力を持つかは検討。
コマツエストはロードサイドであり商業圏としては成功したが、駅前活性化にはつながっていないのが反省点。

H.M委員
現実として駅前エリアを変えるのは難しく、にぎわいにつながるイメージはない。
商業圏による人流増はうまくいっていない中で、駅前にぎわい創出は大きな課題。
駅前に人が少ない理由は道路網。柳橋のクランクなど。
他の市町村は道路網から活性化を図っている。その点も考慮しないと活性化は難しい。

副市長
施設だけでなくアクセス道路も重要。
日石跡地、更地は切りやすいが、住民との絡みで難しい点もある。
都市計画上どうすればいいのか、市民の皆さんにご理解いただき、骨格となる交通網もあわせて考えたい。
中心市街地活性化は、駅の問題などハード整備も進めながら、中心市街地活性化に取り組みたい。

S.K委員
現在のにぎわいの無さ、行政だけではなく時流や世相も大きな要因。
小売りから大規模店、車社会の到来など、結果的に追いつかなかった。
歴代市長と議会が議論しながら進めてきた。
駅前ふれあい広場、多角的な視点から一般質問もあり、当局市政をその都度質してきた。
議員は評論家になるだけでなく、当局をより良い方向に質すべき。
今後も議会・議員の提案を受け止めてもらえるのか。

副市長
市民の代表である議員・議会の意見をいただきながら、全てまとめて取組を進めたい。

S.N委員
中越沖地震と人口減少により活性化が遅れたのか。

副市長
中越沖地震により整備が遅れた。
人口減少は都心部への流出も大きな要因。
増やすことは難しい。年1000人の減少数を少なくしたい。
中心市街地活性化:ハード整備による人口減は考え難いが、都市の魅力と何をやるか、若者・市民に共感持たせることが必要。
人口が減少すれば商業も活性化しない。歯止めかけるための活性化をはかりたい。
すぐに打開策は見いだせないが色々な方の意見を得て進めたい。

S.N委員
人口減少、交流人口の減少は避けられない。
まちなかに人がいないのは需要がない、用事がないからではないか。

副市長
用事をどう作るかは重要だが、にわかに具体策は出せない。
設えをどう使うのか、イベント(先般、駅前公園にキッチンカーなど)も含めて試行錯誤。
市民の協力も得ながら、人が集まる仕掛けは考えなければならない。

S.N委員
需要=そこにしかないもの。他所にない商店を。

W委員
都市計画マスタープランのもとに進められてきたと認識。
商業地域として明記されてきたが、どの時点で新庁舎移転も含めて変わったのか。
計画と実際の動きはどの段階・判断で流れが変わったのか。
もちろん中越沖地震や庁舎建て替えもあるだろうが、駅前・中心市街地活性化策の流れがどう変わったのか。
商店街を元気にさせる活性化策を同時進行、全体の絵柄を描いて進めるべきではないか。
環境変化による変更どの時点であったのか。

副市長
基本的には商業が大きな要素。都市計画マスタープランにもそのように記載。
商業を誘導できるようにしているが、基本的には民間ベース。
当初は商業で活性化を図るつもりが、実現できなかった。
日石と市が相談する中で、市役所移転(土地を譲られた)。
商業施設は一見活性化しやすいが、他の市を見ても撤退すると人がいなくなる。
将来的に見て、商業施設に頼ることは危険。
商業施設を核としたまちづくりが難しくなった。
駅通りはじめ中心市街地の商店街活性化は大事だが、人が集まる仕掛けには商店街の努力も必要。
商店街に対し、市も提案しつつ、計画・方向性を描いていきたい。

W委員
マスタープランの変更はいつか。
直接、事業者の働きかけもあったと聞くが実現しなかった理由は。
市が判断したのか。

副市長
日石と事業者の交渉には市は関与していない。
市役所の改築についての研究はH24~25年あたり。
旧庁舎では難しいことから現在の駅前に移転。

W委員
土地区画、駅周辺整備含めての経緯が説明されたが、駅の東土地区画の整備事業計画もあったのか。

副市長
駅舎については話があったが、駅東土地区画の計画はないと認識。

I委員
にぎわい創出として、柏崎は商業よりもオフィス街形成に変化したようにも見受けられるがどうなのか。

副市長
商業施設はうまくいかない。
市が誘導したわけではないが、ブルボン本社が駅前に。
新庁舎ができ植木組社屋も移転した。
確かに働く人が集まることで、ニーズに応える商業が成り立つ。
業務機能の集中になっている。

I委員
にぎわい活性化のビジネスパートナーを明確にすべきでは(企業、商店、若者)。
JRの橋上化は難しい。乗降客5000人以上でないと協力しないというが、一緒にできることを行うべき。
駅に勉強する空間があるところも。にぎわい創出の共同グループどう考えるか。

副市長
にぎわい創出にターゲット絞ることは重要。
若い人達が快適に過ごせるまちづくりは定住にもつながる。
生活、過ごす場は大きなターゲットとして検討したい。
高校生の学習スペース有効。
JRは中々乗ってこないが、検討委員会には入っていただいた。
改築は公共負担が大きく踏み切るには覚悟が必要。
ダイヤ改正だけでなく互いにプラスになるよう働きかけたい。

I委員
JRとの協力姿勢を持ってやるべき。

W委員
現状調査、どのように変化しているのか、駅前の流れ・状況は何年かごとに見ていくべきでは。
JRの乗降客52万人/年・1600人/日が現状ではないか。

I委員
5000人/日利用は以前に一般質問でエレベーター設置したときの話。

副市長
にぎわいは人流、定期的な調査を全体的に行い、しっかりとしたエビデンスを持って進めることが必要。
試行錯誤と結果、次の手を打つべき。
見た目のにぎやかさでなく、しっかりとした根拠持つことが必要。
駅のエレベーター3分の1ずつ費用負担したが、当時は5000人/日いた。今は半分程度。
利用者増はまずは事業者だが、公共交通機関をやめられては困るので、一緒に利用を増やしたい。
効率性に対する提案はこれまでもしてきたが、今後も注力したい。

ーーーーーー

一連のやり取りを傍聴しながら、「中心市街地活性化」とは具体的にどのような状態を想定しているのか、またそれは誰にとってメリットがあるのか、現実をよく見て整理すべきではないかと感じました。

私自身は今年3月の一般質問で「中心市街地における市民福祉の向上」と題して、ベンチを活用して回遊性を高める提案を行っていますが、基本的にはまずは住民の皆さんや学生さん達など、実際に徒歩生活を送る方々の満足度を向上させ、そこに付加価値を持たせる・・といった小さな取組を求めたいところです。

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