新型コロナ・ワクチン接種の目的
新型コロナワクチン接種後にご家族が重い副反応に苦しまれたという方から
「コロナワクチンは治験中の劇薬である。リスクやデメリットを示さず、柏崎市が『打て打て!』というのはおかしいのではないか」
とのご意見をいただきました。
あわせて泉大津市長のメッセージもご紹介いただいています。
私の親しい友人も1回目のワクチン接種後に体調不良となり、肝臓の数値が悪化するなど、しばらく苦しい状態が続きました。
ですから、ワクチン接種に否定的・懐疑的な方のお気持ちはお察ししますし、任意接種ですから無理に打つ必要はないと思います。
しかしながら、私自身はコロナ・ワクチン接種を否定するつもりはありません、
そもそも新型コロナ・ワクチン接種は国策です。
目的は
・感染症の発症予防
・死亡者・重傷者の発生を減らす
・(結果として)感染症のまん延を防ぐ
であり、国の指示のもと、都道府県の協力により、市町村が実施しています。
市町村の主な役割は
・医療機関との委託契約、接種費用の支払
・住民への接種勧奨、個別通知(予診票、接種券)
・接種手続等に関する一般相談対応
・健康被害救済の申請受付、給付
・集団的な接種を行う場合の会場確保
そしてワクチン接種は「努力義務」 であり、強制するものではありません。
また実際に「予防接種を受けることができない人」もいます。(発熱、急性疾患、過敏性の既往歴など)
そして泉大津市長のメッセージに対しても、ワクチンは治験中の劇薬とする説についても、反論する見解は出されています。
様々な情報が溢れていますが、その人が何を信じるのかによって、取捨選択は変わってきます。
特にSNSは「信じたい情報」が優先的に流れてくる機能があります。
ここから先は私が直接お聞きした話です。
1回目のワクチン接種後に苦しんだ友人は、熟慮の末、2回目のワクチン接種を行いました。
ワクチン接種の意味、副反応についても理解を深め、「接種後は寝込むことを想定して」2回目に臨んだそうです。
予想通り接種後の副反応はあったものの、3日後には通常の生活に戻ったと、明るく話していました。
また新型コロナ感染者を受け入れている医療機関の看護師である友人からは、このように言われました。
「重症化した患者さんで病床が埋まっていくのを見て危機感を覚えます。ワクチン接種を進めて、重症化を食い止め、集団免疫を獲得できるよう願っています。」
介護現場で働く方々も、「感染者を出せばクラスター化する」「感染したら重症化・死亡するかもしれない」との危機感を持って、神経を張り詰めて働いていらっしゃいます。
繰り返しになりますが、コロナ・ワクチンは任意接種ですから、打たない自由があり、接種しない人が攻撃されるようなことは、あってはならないと思います。
しかし同時に、コロナ・ワクチン接種を選択すること・進めることを阻む(責める)ような表現・行動も慎むべきだと思います。
そして私自身はリスクも承知した上で接種を希望していますし、「打たないことを推奨しない」ということを明言しておきます。
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