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2021年3月 9日 (火)

一般質問「3,中心市街地における市民福祉の向上」

令和3(2021)年3月9日、一般質問を行いました。
以下は最後の質問内容です。

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近藤

最後の質問「3、中心市街地における市民福祉の向上」では、コロナ禍を乗り越え、市民の皆さんが健康かつ幸福に暮らせるような、持続可能なまちづくりについて伺います。

まずは「(1)旧庁舎跡地利活用の方向性」について、基本的な考え方等を伺います。

 今年1/4から市役所本庁舎はここ日石町に移転し、「(仮称)セントラルガーデン」=旧庁舎跡地利活用の検討は、いよいよ大詰めを迎えるものと認識しています。

昨年末に実施された旧庁舎跡地利活用サウンディング調査結果によれば、公共施設候補の中央地区コミュニティセンター、屋根付き多目的広場については、事業手法や追加整備に対する意見が中心でした。

一方それ以外の民間施設については、高齢者関連施設、中規模商業施設、クリニック、民間保育園、スポーツクラブ、カフェ、土産物店、分譲戸建住宅など多岐に渡る提案がなされています。
 この民間施設の部分に何ができるかによって「(仮称)セントラルガーデン」の佇まいは大きく変わると感じます。

 さて、旧庁舎跡地に最終的に何ができるのか、解体を含む整備はいつ始まっていつ完了するのか、また費用はどのくらいかかり、財源をどうするのか・・ということは、多くの市民の関心事であると思います。

 旧庁舎周辺住民の皆さんは、やはり庁舎移転による不便さや寂しさを実感しつつ、利活用の行く末を見守っています。

 また中央コミセン関係者の皆さんは、新コミセンへの期待と要望を膨らませながらも、今後のスケジュールが不透明な中で、老朽化した現在の施設修繕や、中央地区コミュニティ振興協議会の次期計画策定をどこまで進めたらよいか、判断に苦慮されています。

 そして地域外・中央地区以外の方々からは、「旧庁舎跡地は全市民の財産なのだから、市民全体にとって有益なものであってほしい」とのお声を聴くことが多々あります。

そこで・・以下3点、質問いたします。
1点目は旧庁舎利活用の全体的な方向性(特に民間部分)は今後どのようなプロセスを経て、何を重要視して決めるのか
2点目は公共施設部分に市民ニーズはどのように反映されるのか
3点目は財源確保についてどのように考えるか 現在の見解をお聞かせください。

市長

 旧庁舎跡地の利活用策については、(仮称)セントラルガーデンをコンセプトとし、中央地区コミュニティセンターと、子どもの遊び場を備えた屋根付き多目的広場を公共施設候補として、検討を進めているところです。

昨年末までに民間事業者の皆様から、利活用策に関するご提案・意見を伺うためのヒアリングを3回実施し、そこでの主な意見・提案につきましては、市HPにもすでに掲載しています。市民の皆様からもご覧いただければと思います。

 まず民間事業者の皆様から提案された施設の取扱いは、旧庁舎跡地周辺の公共・民間施設の配置・機能・利用などのバランス、二つの公共施設との親和性、実現性などを検討し、利活用コンセプトであります「人が集まり、新たな活動・交流を生む柏崎の中心拠点」となる施設かどうかを検討し、選定を進めたいと思っております。

 中央地区コミュニティセンターについては、今ある施設は旧来スポーツハウスとして使っていた古屋を今から30年ほど前から、コミュニティセンターとして使うようになった経緯があり、中央地区にとっては初めての新築コミセンとして期待されるところもあります。

 一方で議員のご指摘にもあるように、「中央地区だけではなく、市民全体のために、あの大切なスペースを活用するのが筋だろう」とのご意見もあります。

そういった意味で子ども達の遊び場、冬季間や天候が悪い時に子ども達が遊ぶ場所がないとのお声に対応させていただくためにも、屋根付き多目的広場の子どもの遊び場スペース検討は、市全体を視野に入れたとお考えいただければと思います。

 核となる公共施設候補については、旧庁舎跡地周辺の町内会・商店街の皆様にご参加いただき、ワークショップを重ねてご意見を賜りました。また、あわせて市内の経済団体、スポーツ団体、まちづくりを行う団体への聴き取りを随時行ってきたところです。今後も関係する機関・団体・市民の皆様からご意見をいただきながら進めてまいります。

 さて、これからのスケジュールは、令和5(2023)年度に旧庁舎を解体いたします。なぜすぐ解体できないかといえば、旧庁舎の上にはFMピッカラのアンテナが立っており、防災ラジオがまだ市民全体に行き渡っていないからです。防災ラジオが全市民に行き渡ったら旧庁舎を解体するということで(ラジオ配布が完了する)令和5年まで旧庁舎は残すということになります。その翌年の令和6(2024)年度から新しい利活用事業に着手する予定です。

 財源については、壊す費用も含めて国からの補助をいただきたいと思っております。そしてそこに何を造るかによって、国の補助をいただけるか、いただけないかという問題もあります。公共に資するものを造ったとするならば、壊す費用についても国からの財源を使えますので、そういったものも見据えた上で、検討を進めているところでございます。

 しかし昨年のサウンディング型市場調査において、もちろん新型コロナウイルス感染症の影響もあったのでしょうけれど、民間の方々からは景気・経済の見通しがつかないというところで、中々手が上がりにくかったのも、正直なところでございます。

今後の事業スケジュールについては、こういった経済の動向も含めて、不透明な部分もあることをご理解いただきますようお願い致します。

あらためて財源については、旧庁舎跡地に整備する施設を、立地適正化計画の中で都市機能誘導施設として位置付けるなど、国・県から多くの助成・補助を受けられる事業手法について、検討しているところでございます。

近藤

 今ほど現時点での全体的なお話を伺いまして、理想とするものがあったとしても、財源を含む様々な課題との兼ね合わせが難しいな・・との感想を抱きました。
 ですが、やはり長期的な視点を持って、市民の皆さんが喜んでくださるような、市民福祉の向上につながる利活用としていただきたいと期待しております。

 最後の質問「(2)中心市街地の新たな魅力創出」では、そういった旧庁舎跡地整備を待つまでの間にでもできることはあるのではないか、との視点から、SDGs(持続可能な開発目標)も意識しながら、今後の中心市街地まちづくりについて、提案も交えて伺います。

 新型コロナウイルスの出現は、感染症に対する大都市の弱さを浮き彫りにし、求められる都市像に変化をもたらしています。

 国土交通省は昨年6~7月に様々な分野の有識者に対し、「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性の検討について」のヒアリングを行いました。その論点整理において、都市の持つ集積のメリットは活かしつつ、「三つの密」の回避、感染拡大防止と経済社会活動の両立を図る新しいまちづくりが必要である、との見解が示されています。

 さて柏崎市における中心市街地は、都市機能が集積する便利な地域であるものの、人口減少・少子高齢化が進み、老舗店舗や大型商業施設の閉店も相次ぎ、活気が失われていくことが、特に旧庁舎跡地利活用のワークショップをやられた頃(平成28年)は、大変危惧されていたことと思います。

 ですがコロナ禍の時代においては、三密がなく、適度に自然があり、便利さを享受できる中心市街地には「安心」という価値を持たせることができ、少し工夫すれば適度なにぎわいや回遊につなげられると思います。

 その具体案として、今回ベンチを活用した「楽しく歩けるまちの形成」を提案します。
 中心市街地では商店街など歩道が整備され、日常生活における徒歩移動に加えて、健康推進のためのウォーキングにも利用しやすい環境です。けれど高齢者からは「座る場所がもう少しあると良いのだが」との声も聴かれます。

 そこで中心市街地の歩道に、障がい者アートを取り入れたデザインベンチや、立ったり座ったりする動作の負担を軽減した設計のユニバーサルベンチを置き、その資材調達や加工を柏崎市内で行ってはどうかと考えます。そうすれば高齢者や障がいのある方が、徒歩移動の途中で休むことができ、小さなお子さんを連れた方々や学生達の憩いの場としても、利用することができます。

新潟県立鳥屋野潟公園「ユニバーサルベンチ」

 また利便性だけではなく、障がい者アートやユニバーサルデザインへの理解促進、柏崎市内の林業や木材加工業、ものづくり産業への応援といった価値も加わり、派生効果が期待できるのではないかと考えます。

 もちろん費用や管理の問題もありますが、少なくとも旧庁舎整備を待つ間にやれることであり、SDGs「3、すべての人に健康と福祉を」「11、住み続けられるまちづくりを」の実現、市民福祉の向上につながるのではないでしょうか。

そこで質問ですが・・・【ウィズコロナの時代において、柏崎市内の人材や資源を生かして、中心市街地の新たな魅力創出をはかること】について、また【ベンチを活用した「楽しく歩けるまちの形成」】について、見解をお聞かせください。

都市整備部長

 「中心市街地の新たな魅力創出」についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛やテレワークの増加などにより、自宅で過ごす時間が増えたことから、歩行空間など身近な屋外空間の重要性が再認識されております。

 そうした中、コロナ禍での外出自粛による運動不足や、会話の減少によるストレス増加の解消のためにも、楽しく歩ける住みよいまちをつくることは、大変重要であると考えておりますので、近藤議員からご提案いただきました、ユニバーサルデザインによるベンチの設置なども参考にさせていただき、中心市街地の新たな魅力創出に、取り組んでまいります。

近藤
 柏崎の人材や資源を活用して、人が集まるきっかけをつくり、暮らしやすく過ごしやすい街並みにしていくことが、まちに対する市民の誇り「シビックコア」を育み、持続可能なまちづくりにつながるのではないかと思っての質問でした。

 尚、2018年に柏崎シティセールスが企画したビーチベンチプロジェクト、障がい者アートが描かれた寄付型自動販売機、そして令和3年度からの新規事業「かしわざ“木”の力発信事業」なども念頭に置いたものであることを、申し添えておきます。

 これで本日の一般質問は終わりますが、新型コロナウイルス禍を乗り越え、市民の皆さんが誇りと希望を持って、笑顔で暮らせる柏崎となるよう、今後も質問・提案していきたいと思います。ありがとうございました。

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