新型コロナウイルスワクチン接種事業について
2月22日、文教厚生常任委員会の終了後、【文教厚生常任委員協議会】が開かれました。
新型コロナウイルスワクチン接種事業について(福祉保健部)
●はじめに
・国からの情報次々に変更
・ワクチン供給について一切情報なし
・これからの説明はあくまでも予定
・情報が一人歩きすることのないようお願いしたい
●国の方針(厚生労働大臣指示)
・正式文章は1通のみ(2/17通達)
・ワクチン接種は16歳以上が対象
・期間 R3.2.17~R4.2.28まで
・国の先行摂取として新潟病院にて実施
・使用するワクチン ファイザー社製を使用(現時点)
・予防接種法 施行令
・努力義務(できるだけ接種)
★妊娠中の方には努力義務を課さない
=接種してはならないということではない(希望者は医師等と協議)
★接種不適当者とは
・当日明らかな発熱
・予防接種のあとショック症状示された場合
★接種要注意者とは
・基礎疾患を持つ方
・アレルギー等、けいれんなど 注射受けてアレルギー症状が今まで出ている人について
・近親者 先天性免疫不全の方
★副反応は出る(文書で周知)
・筋肉注射であるため痛みは強い
・倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱等
・2/20医師の説明を受ける
・2回目の接種後に副反応が出ることが多い(ファイザー社試験)
⇒納得いただいた上で接種
・致死率 11.1例/100万人
●接種順位
①医療従事者・・医師、看護師、救急隊員(搬送)、歯科医師、助産師など
全国で約470万人
②高齢者への接種(65歳以上)
基礎疾患(免疫不全、がん、肥満者)⇒現時点では自己申告に基づき優先摂取
③高齢者施設で働く人も順位高い
(クラスター防止)*入所者とともに接種
④65歳未満 年齢区分して行われるのではないか?(正式情報なし)
●時期
・医療 2月中旬~(*医療従事者への実施主体は国か県)
・先行摂取は国の直轄
・柏崎市内2500人程度 新潟県が責任もって行う
・市町村が実施主体になるのは②高齢者~
★R3.3月~接種券の準備スタート
4月送付と言われるが・・
様式 薬事承認のため国の指示による様式
●接種の流れ(住民)
1,医療従事者も含めて全住民にクーポンと予診票を送る
2,会場・日時を自分で予約(電話、ネット)外部委託
3,予診票 健康状態 自身で
4,1回目接種 30分程度会場に留まり何もなければ帰宅
(副反応発生時は申し出)
5,2回目接種 3週間後が基本パターン
●システム
・予防接種台帳(市町村既存)
◎ワクチン接種円滑化システム(V-SYS):厚労省システム
(全国一律)
→契約、会場集約、ワクチン、針、シリンジ等の分配量の決定、予約状況、費用請求
・内閣官房システム:ワクチン接種記録システム~接種者の個人情報管理
・ワクチン接種住民予約システム:市町村が構築
・住民向けコールセンター :国、県、市それぞれ構築
●本市の取り組み
・各部署が我が事として取り組む
・福祉保健部98人体制
・ワクチン接種は県・保健所・医師会・病院・刈羽村・消防・高齢者施設と情報共有
●本市接種スケジュール
・3か月(2~4月)に高齢者まで
・高齢者 27000人 65歳以上 在宅(自立・介護) 施設 入院
・基礎疾患 5100人
・高齢者施設 1500人
●国モデル
・高齢化率27%~が基準
・ワクチンには使用期限ある
・始めたら止められない
・1週間に6000回注射しないと間に合わない
●ファイザー社ワクチン
・-75℃で保管
・解凍すると5日間しかもたない
・希釈(生理食塩水で薄める)
・1回ロット 195ビン 975回分 無駄にできない
・まとめて接種する仕掛け
●接種方法
・V-SIS手間 ドクター、ナースに求めるのは無理
・ワクチン接種のために一般医療できなければ困る
・できるだけ手間を省く
★練馬方式(開業医) 実現不可能 *医師に煩瑣な事務を求める
・予約システム、各個人医はできない
・副反応の対応も・・
●本市の接種方式(案)
◎高齢者 集団接種メイン
・大規模会場1(~2)
・土日も含めて毎日摂取
・公共施設の借り上げ 不可能
・民間企業の施設を借り上げ(交渉中)
・1日最大1260人
・筋肉注射→服をはだける必要あるため時間がかかる
・病院会場(100人程度)
・施設接種(高齢者施設)入所1500人 職員1500人
・ディープフリーザー すでに6病院に入っている
・管理のために市役所にも3台入れる
●人数の目安
・医師 3人
・看護師 9人
・事務57人
・経過 3人
●経費
・すべて国費(補助金・負担金)
・12月審査 承認済
・おそらく5.5億円
・未執行分は繰越支持(国より)
★上限額ありそう(国)
・市費持ち出しなくやっていきたい
・2/25本会議場で審議
●課題
・医療スタッフ確保
・それぞれの診察もきちんと行われること、経営の問題
・65歳未満の方への接種計画(職場体制との案も)
・住民の送迎対策(特に高齢者、障がい者)集団接種会場への足
*最大の課題はワクチンの供給体制
いつ・どれくらいの量・どのような周期 →全く不明
★接種券の郵送方針も揺るぎかけている。
★国の方針がどうなっても必ずやる。
(質疑)
●今後の市民への公開スケジュールは。
3月上旬に入ってから大枠のスケジュールを出す。
ただし接種券発送が3月下旬まで×という可能性もある。
●有効期限、ワクチン効果なども周知する必要があるのではないか。また・医療機関の受け止め方は。
2月1日からHP「副反応について」公開
効果、注意事項など不明な点も多い。
3月スケジュール周知の際にも詳しく周知する。
医師会はおおむね好意的だが接種体制について3/2にあらためて産文で医師会と意見交換を行う。
医師・看護師にも納得いただき進めていきたい。
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先行き不透明な中、準備を進めていることがわかりました。
変異型コロナウイルスの登場や、情報一元管理システムの導入が接種スピードを遅らせるなど、課題も多いと思います。
2月25日の補正予算25号(即日採決)に係る説明であり、内容は十分に理解できました。
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