新庁舎落成式
12/12は柏崎市役所・新庁舎の落成式でした。
現庁舎は本館が昭和43年に竣工、第二分館は昭和47年に竣工。
平成16年の中越地震、平成19年の中越沖地震により損傷を受け、耐震補強工事を行っています。
検討の結果、移転改築が必要と判断され、柏崎駅前の日石加工柏崎工場跡地への移転が決まりました。
平成26年~基金制定、新庁舎建設検討委員会設置など準備を進め、平成28年にプロポーザルで設計業者を選定。
平成28年に基本設計、平成29年に実施設計を行い、平成30年から建設に着手。
約2年半の歳月と約70億円の費用をかけて竣工となりました。
基本設計前のワークショップでは色々と装飾的な案が示され(工場をイメージした塔をつくるという案に紛糾)たものの、最終的にはコンパクトで機能的な設えになりました。
新庁舎は以下の点を配慮した設計となっています。
①市民窓口の利便性向上とふれあい交流機能の配置
・来庁者が多い窓口を低層階に配置し、利便性向上をはかる
・1階南側に地域に開かれた市民ロビーを配置
1階:市民課(おくやみコーナー設置)、国保医療課、介護高齢課、建築住宅課、福祉課、消費生活センター市民ロビー、売店、FMピッカラ、多目的会議室、議場・傍聴席、市政情報コーナー
2階:会計課、納税課、税務課、財政管理課、柏崎市土地開発公社、スポーツ振興課、水球のまち、教育総務課、学校教育課、教育長室、議会関連(事務局、控室、委員会室など)
3階:農業委員会事務局、農政課、農林水産課、ものづくり振興課、市民活動支援課、企画政策課、人権啓発・男女共同参画室、総務課、人事課、市長室、副市長室、防災・原子力課、災害対策室
4階:選挙管理委員会事務局、監査委員事務局、建築住宅課、道路維持課、都市計画課、八号バイパス事業室、道路河川課、鵜川ダム事業室、電源エネルギー戦略室、契約検査課
*相談業務を主とする子育て支援課、子どもの発達支援課、ひきこもり支援センター(アマ・テラス)などは元気館に集約
②防災機能の強化
・免震構造
・常設の災害対策本部(平常→危機対応に円滑移行しやすい)
・放射線防護設備(7日間陰圧)
・非常用発電機(3日間)
・太陽光発電、ガスコージェネレーション配備
・浸水対策として1階床レベルを標高4.3mにかさ上げ
③自然エネルギーの活用
・自然換気、自然採光
・太陽光発電システム、蓄電池の採用
・地中熱利用による道路融雪、空調の熱源利用
・雨水のトイレ洗浄水利用
④ユニバーサルデザイン等の導入
・東玄関に総合案内・コンシェルジュ配置
・窓口呼出案内システム導入
・2か国語表記、ピクトグラム、見やすい配色のサイン表示
・車いす、高齢者に配慮したおもいやり駐車場配置
・オストメイト、ユニバーサルシート、フィッティングボードを配置した多機能トイレ設置
・音声案内、点字版、車いす対応のエレベーター
市民課には県内初となる「おくやみコーナー」を設置し、死亡手続き業務をワンストップで行えるようになったことが、ニュース等で取り上げられていました。
令和3年1月4日から開庁となります。
多額の税金を投じた、多くの方々のご尽力により建設された新庁舎です。
市民サービスの向上をはじめ、時代にあわせた機能を発揮できるよう注視していきたいと思います。
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