拉致問題を考えるパネル展
今週から柏崎市役所1Fロビー(正面玄関の奥)で「拉致問題を考えるパネル展」がはじまりました。あわせてアニメ「めぐみ」も待合スペースで放映しています。
北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんのお父さん・滋さんが今年6月に87歳で亡くなり、被害者の親世代は横田早紀江さん(84)、有本恵子さんのお父さんである明弘さん(91)の2名のみとなりました。
亡くなった親御さん達はどれほど無念だったことかと思います・・。
昨年、柏崎では曽我ひとみさんの講演会が開催されました。
今年の2月定例会議では「拉致問題解決に向けて」として一般質問を行いました(再掲)。
(近藤)
北朝鮮による拉致被害者5名が帰国してから18年。いまだに拉致問題が解決しないまま高齢の未帰国被害者親世代は3名のみとなり、拉致事件そのものが風化していくことも危惧される。
拉致被害者を有する柏崎市では蓮池薫さんによる小中学校での特別授業、曽我ひとみさんによる市民向け講演会、市長による国への要望や北朝鮮に対するメッセージ発信等を行ってきたが、一方でドキュメンタリーアニメ「めぐみ」DVD活用が停滞していた状況もある。
拉致問題解決のためには柏崎市民が日本人として当事者意識を持って、拉致問題解決を求めていくことが大切だと思う。
また日本政府は拉致問題解決のために、国際社会の理解と協力を求めている、私たち日本人も「奪われた仲間を取り戻したい!」との意思を発信するとともに、国際社会の一員として、世界の人権問題に目を向けることも必要ではないか。
これまで柏崎市が行ってきた拉致問題啓発活動が、児童生徒や市民の当事者意識の醸成や行動の変容、世界の人権問題に対する意識の高揚につながっているか、また「めぐみ」DVDの現在の活用状況について伺いたい。
(市長・教育長)
一般市民向けのパネル展等開催のほか、小中学校では蓮池薫さんが講演を行い(保護者・地域の方々にもお声掛けしている)、拉致の現実や日本では当たり前である自由や夢を持てる環境が北朝鮮にはないことを学んでいる。
当初は中学のみで行っていた講演を、小学校が自ら企画して蓮池さんを招へいするケースもある。講演後、児童生徒が自らできることを考え、拉致被害者ご家族(横田さんご夫妻)や安倍総理にメッセージを送るなど、拉致被害者帰国を願う行動が生まれている。
DVD「めぐみ」は活用方法を見直し、教職員の研修で視聴し、小中学校での上映も一時期より増えつつある。拉致問題が非人道的な国家犯罪・人権問題だと教える一方で、北朝鮮の国民には罪はないことも伝え、ヘイトスピーチにつながらないよう配慮している。
柏崎市は拉致問題の「当事者自治体」であることを常に意識し、解決を求める気運を醸成し続けることが必要だと感じています。
菅新政権では拉致問題を最優先課題として位置付け、YouTubeに公式動画チャンネルを開設しました。
決してあきらめることなく、解決を求める気持ちを国民全体で共有し、実現につなげていきたいものです。
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