新潟県原子力防災訓練(広域避難訓練)
10/25は新潟県原子力防災訓練を「柏崎市議会・原発特別委員会 第2部会」で分担して見学しました。
【柏崎市】令和2(2020)年度新潟県原子力防災訓練が実施されます
ただし県主催の訓練であり様々な取り決めがなされていることを踏まえ、妨げにならないように見守ることを、市議会内で申し合わせています。
私は先輩議員と一緒に荒浜コミセン→糸魚川ルートのPAZ(発電所から半径5km圏内の地域)広域避難訓練の担当でした。
設定された状況は
●柏崎刈羽発電所7号機のみ稼働中
●新潟県内の新型コロナウイルス感染者は10人、濃厚接触者30人
●震度6強の地震が発生し、原子力発電所の重大事故により、全面緊急事態になる
というものです。
また訓練想定は
「即時避難区域(PAZ=発電所5km圏内)に避難指示が出され、自家用車避難できない方々がバス避難所に集合し、バス避難を行う」
というものでした。
9:00 防災行政無線・エリアメール
バス避難集合場所(荒浜地区コミュニティセンター)では今年9月議会で補正予算を組み、購入予定の顔認証カメラ(体温やマスク着用を検知)がプレ設置されていました。
9:05~9:17
集合場所では名簿&体調チェック、ヨウ素剤換わりのアメとミネラルウォーターを渡していました。
9:23
密を避けてバス2台に分乗。体温が37.5℃以上の住民は、「新型ウイルス感染症疑い者」として別のマイクロバスに乗るそうです(今回は別会場で実施)。
11:30
バスは高速道路を使って「避難経由所」に移動。(糸魚川市役所)
バラバラに避難してきた住民は、ここでいったん顔を合わせ、地区ごとに今後の避難先(しばらく滞在する避難所)が確定します。
12:25
最後は避難所として設定された道の駅マリンドリーム能生に移動。
自分が見た範囲内で感じたことは
●バス以外の避難手段がない人をPAZ各地域で事前に把握しておくべき。
●PAZ内住民が迅速に避難できるよう、UPZ内(緊急時防護措置準備区域=5~30km圏内)住民は、すぐに避難せず指示を待つことを徹底。
●避難過程での医療体制整備が必要(新型ウイルスだけでなく、避難者が体調不良に陥る可能性も考慮)。
といったことです。
それぞれの場所で、目的を明確にした訓練を行っていたはずなので、今後どう総括されるか注視したいと思います。
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