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2020年6月18日 (木)

災害時の感染拡大をどう防ぐか

6月10日に一般質問した「災害時の感染拡大をどう防ぐか」の全文です。

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3. 災害時の感染拡大をどう防ぐか

(1)避難所開設を要する場合の対応について

最後の大きな質問「3、災害時の感染拡大をどう防ぐか」では、新型コロナウイルス感染症が終息しない状況下で、大規模災害が発生した場合の自助・共助・公助のあり方について、確認していきたいと思います。

まずは「(1)避難所開設を要する場合の対応について」公助の部分をお聞きします。

近頃、全国各地で地震が相次ぐ中、雨の多い出水期(しゅっすいき)を迎えています。
災害は私たちの日常と隣合わせであり、いつ避難が必要な状況に陥るかわかりません。
ですが現在、避難所として指定されている体育館などは、感染リスクの高い3密状態になることが懸念されます。
 
住民避難時の感染防止については、国からの通知を受け、新潟県でも見直しの方向性をまとめて、住民避難を担う市町村に通知しています。
その中で感染リスクを下げるために

●避難所をできるだけ多く開設すること

●住民は状況によっては自宅にとどまるか、親戚や友人宅へ避難すること 

●要配慮者は旅館・ホテルへ避難すること

●避難所で発熱などの症状がある人とそうでない人の立ち入り区域を分けること

●避難者の手や指の消毒、避難所の換気、清掃の徹底 ・・・といったことを求めています。

避難所の3密防止対策としては、小千谷市・村上市などでは居住スペースを区切るパーテーションなどの感染防止のための物質購入・配備を進めていると報じられています。
柏崎市においても、先週末には「災害時の避難行動チラシ」が回覧されるなど、着々と準備が進められていることと思います。
 
そこで質問ですが・・・新型コロナウイルス感染防止を踏まえた避難所運営の見直し・備品準備などの進捗状況と公表の時期、および柏崎の実情に応じて強化する部分があれば、お聞かせください。

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(危機管理官)

避難所開設を要する場合の対応についてお答え申し上げます。新型コロナウイルスを意識すると、災害時に避難所に来る行動に迷いが生じるのではないか、ということは現在、全国的な問題にもなっております。市民の皆様にも災害時にまず命を守る行動をとっていただき、迷わず避難をお願いいたします。

しかしながら避難所へ避難することだけが避難ではありません。知人や親戚宅への避難、在宅避難など、いわゆる分散避難の検討も選択として視野に入れていただければと思います。

防災ガイドブック自然災害編の各種ハザードマップを事前にご確認いただき、ご自宅からの避難経路等をチェックし、可能であればそちらに避難をしていただく、この分散避難は新型コロナウイルス感染症対策として有効と言われております。また結果的に避難所の3密を減らす効果もあり、ご協力いただければと考えております。
こうしたことは県からの通知、研修もございまして、事前に確認しているところでございます。

尚、先ほど申し上げたことにつきましては、毎年6月頃に各地区に出向き実施している豪雨災害に関する避難説明会においても、分散避難のお願いをしているところであります。

あわせてチラシを作成し、広報かしわざき6月5日号において全戸回覧し、市民の皆様へ周知をさせていただいたところでございます。

次に避難所運営に関するマニュアルの改定であります。職員向けおよび避難所向け運営マニュアルを、新型コロナウイルス感染症対策を反映した内容に改定いたしました。避難所各所の定期的な消毒、ソーシャル・ディスタンスの確保等の内容になります。

改定した自主防災会向けの避難所運営マニュアルでは、各自主防災組織において、6月2日に郵送し周知をはかりました。あわせて先ほど申し上げた、各地区に出向き実施している豪雨災害に関する避難説明会においても、現在重ねて周知をはかっているところでございます。

最後に柏崎市独自の取り組みでありますが、備蓄については、段ボールベッドやパーテーションなど、新型コロナウイルス感染症対策として有効と言われている資機材について、事前に用意している備蓄、いわゆる現物備蓄と、災害協定を結んでいる業者から災害時に調達する、いわゆる流通備蓄を組み合わせて対応できるようにしております。

現物備蓄だけでは対応できない大規模災害時においては、流通備蓄で補う仕組みとなっております。尚、現物備蓄といたしましては、段ボールベッド、パーテーションおよび非接触型体温計の購入を、この6月議会補正予算一般会計第9号において議案として提出する予定であります。

(近藤)

今ほど詳しく教えていただき、かなり準備も進んでいるということですが。パーテーションについてはプライバシー保護の点からもかなり有効だと思います。状況を見ながらですが、実物を使った避難所設営のシミュレーションなどもできるといいのかなと感じるところです。

また分散避難の呼びかけということでしたが、どうしても避難所以外の選択肢を持てない方もいらっしゃることと思います。そうした方にとっては、公設の避難所の感染防止策が示されるということが、迷わず避難することにつながると思います。感染と避難をはかりにかけるのではなく、まず命を守る行動をとれるよう、その点も意識して進めていただきたいと思います。

 

(2)市民・地域に求める自助・共助とは

最後の質問は「(2)市民・地域に求める自助・共助とは」です。

先日回覧された「新型コロナウイルス感染症にそなえた避難行動啓発」チラシは、自分の身を守るのは自分だと実感させられる内容でした。
すべての災害に言えることですが、公助には限界があり、自助・共助を高めておくことが、命を守る最善の道と考えます。

とはいえ自助・共助・公助がそれぞれ連動していくことも必要ではないかと考えます。

避難所開設の協力のお願いということで、自主防災組織にご連絡いただいたということですが、防災を主とする市民団体に協力を要請しながら、地域の人材活用を進めるということは、公助と共助の連動かと思います。
 
また回覧されたチラシの「避難時の持ち物リスト」としてマスク、消毒液、体温計、ウェットティッシュ等が協調されていましたが、これらは最近やっと市場に戻ってきたものの、一時期はどこに行っても手に入らない状態でした。

自然災害だけでなく新型コロナウイルス第2波、第3波も想定し、日頃から必要な量を備えておくことは必要ですけれど、各家庭でこれまでにマスクや消毒液等を実際にどの程度使ったかを振り返り、「我が家の適量」を把握して備蓄することを呼びかける・・そのような自助と公助の連動も、あってよいのではないでしょうか。
 
そこで質問ですが・・・感染防止と防災・減災の観点から、市民の皆さんや地域の方々に、どのような自助・共助を求めたいと考えているか、お聞かせください。

(危機管理官)

続きまして市民・地域に求める自助・共助についてお答え申し上げます。避難所開設については、ご指摘の通り公助であります。

ソーシャル・ディスタンスを確保していく関係から、より多くの優先開設避難所を開設することとしてあります。避難所の適正使用人数については、従来は3.3㎡に2人、いわゆる畳1枚につき1人を想定しておりました。これを国からの通知を参考に、4㎡に1人の割合に広げます。これは前後左右2mの間隔がとれるサイズでございます。

しかしながら多くのスペースを確保するということは、やはり多くの避難所を開設するということになりますので、公の施設である優先開設避難所だけでは、災害の規模・種別によっては不足する状況になるやもしれません。

そのため共助にあたる自主防災組織に対しては、各自主防災会等の指定避難所、いわゆる集会所等については開設の可能性があることを、マニュアル改定とあわせて各自主防災組織にお願いしているところでございます。

避難所の開設のみならず運営に関しても、中越地震を教訓に中越沖地震では避難所運営委員会を地域で立ち上げ、ともに運営に参加する共助の歴史が本市では培われていると思っております。
そのための避難所運営マニュアルの改定であり、分散避難等に関するお願いも共助の一環と考えております。


また自助については、まずは自らの命を守る行動、そしてハザードマップの確認から持ち出し品リストの確認等、防災ガイドブックに沿って準備をいただければと考えております。特に避難所に避難したとしても、手洗いやマスクの持参等をしていただき、新型コロナウイルス感染症対策としての自助としての取り組みをお願いできればと思います。

(近藤)

ありがとうございました。3つの社会的な課題について伺いました。
新型コロナウイルスの終息を願いつつ、これからも市長および当局の皆様とともに、山積する課題と私も向き合っていきたいと思います。これで本日の質問を終わります。

 

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