柏崎市内での新型コロナウイルス感染症患者
柏崎市では昨日の時点で5名の新型コロナウイルス感染症患者が確認されています。
このうち4名が東京電力ホールディングス社員、1名がその濃厚接触者であり、市長はかなり強い態度でこの企業に対して申し入れしています。
4/24市長臨時記者会見
東京電力ホールディングスに「新型コロナウイルス感染症対策について」の文書を発出
4/25新型コロナウイルス感染症患者の発生に伴う市長コメント
新型コロナウイルは、想像を超える感染力を持ち、「無症状の感染者」が自覚のないまま感染媒体となるケースがおそらく多いのだろうと推測します。
今でこそ緊急事態宣言は全国的に拡大されましたが、それまでの間は誰もが自由に行動し、マスクを着用しない人も多かったと記憶します。手洗いも徹底されていたでしょうか・・。
多くの皆様から「感染者の行動歴や居住地域を知りたい」との声が寄せられますが、行動歴等の調査も情報管理も公表内容の決定も県が行います。
また「柏崎市だけ詳細が発表されていない」と言う方もいますが、新潟県のHPでは他市町村の感染症患者情報も公開され、それを読む限りでは柏崎市と同程度の公開範囲です。
濃厚接触者には個別に連絡・指示があり、検査後に陽性の場合は公表されます。
またクラスターの可能性があり接触者が特定できない場合は、場所を公表することもあるようです。
情報開示と表裏一体で、個人情報特定(憶測含む)、差別や中傷のリスクを心配して、行政の対応も難しくなっていると感じます。
しかしながら、市民の皆様の不安は「自分や家族が感染したら?」という点にあり、感染したら命を失うかもしれないことに加え、差別や攻撃にさらされ、社会的な立場や日常生活が破壊されるのではないか、との恐怖が根底にあるのではないかと思います。
その点に配慮して、感染症患者やそのご家族を守ること、また安心につながる情報の出し方、ご協力への感謝・労いなど、柏崎市がさらに市民の皆様に寄り添えるよう、働きかけていきたいと思います。
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