使用済核燃料税条例 討論・採決について
4月21日、使用済核燃料税条例(累進課税化を盛り込んだ新税)について討論・採決がありました。
私は会派を代表して賛成の立場で討論を行いました。
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議第45号「使用済核燃料税条例の制定について」会派:民友を代表して、賛成の立場で討論いたします。
本条例案の審議は、税金のあり方、法定外税とは何か、目的税と普通税の違い、納税する側のメリット、そして市民にとっての利益について、あらためて多方面から考える機会となりました。
そして4月17日の質疑を経て、これらを確認するとともに、新たな税条例の目的が、市民福祉の向上と核燃料サイクルの推進にあることが理解できました。
条例制定にあたり、ふたつ意見を付します。
ひとつめは、財政需要についてです。
本税に伴う新たな財政需要、すなわち市民福祉の向上に係る税金の使い道を、これまで以上にわかりやすく示し、「柏崎市の財政が原子力発電所との共生により成り立つ」ということを、市民の皆様と共有できるようにしていただきたいと思います。
もうひとつは、核燃料サイクルについてです。
そもそも使用済核燃料は資源の乏しい日本において本来エネルギーを生み出す資源であり、その役割を果たすためにも、再処理・再利用の流れを円滑にしていくこと、すなわち核燃料サイクルを機能させることが必要です。
柏崎が日本のエネルギー供給を支えているという自負、矜持を持って、国に対して核燃料サイクルの推進を強く訴えていただくことをお願い致します。
以上をもちまして、本条例の賛成討論とさせていただきます。
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賛成20、反対5で可決されました。
報道では再稼働との関係性について言及するものばかりだったと感じます。
以下は私見ですが・・。
そのそもなぜ使用済核燃料を保管しているのか?
それは「資源として再利用するため」・・つまり国策である「核燃料サイクル」を実現するため、「資源」として保管してきた歴史があるからです。
資源エネルギー庁「使用済燃料」のいま~核燃料サイクルの推進に向けて~
しかしながら再処理・再利用のための施設が安全審査のために稼働できない状況から、長期保管が続いている現状があります。
再処理・再利用できない使用済核燃料が「中途半端な、危険なゴミ」として扱われることに対しては、なんともしのびない想いがあり、討論の中に「資源」という言葉を入れました。
今回の条例改正により税率が上がり、柏崎市には約1.7億円の歳入が増えることになります。
その使い道は介護・福祉をはじめとする「人材育成」だそうです。
介護は誰もがいずれ直面する現実であり、人材育成と確保は重大な課題です。
財源を使い「市民福祉の向上」としての確実な成果につながるよう、働きかけていきたいと思います。
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