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2020年1月29日 (水)

広報広聴委員会行政視察(1)東京都町田市議会

1/29~30は広報広聴常任委員会の視察でした。

1日目の視察先である町田市議会では高校生との意見交換、Twitterによる情報発信をしています。

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○議会の広報及び広聴について

意見交換会について

●企画計画及び当日運営の組織形態と実績

議会だより編集小委員会が担当となり、計19回の議論を重ね、H29年11月11日に初めて開催。
当日は高校生11名(市内都立高校3校)が参加。
3グループに分かれ、議員を交えて「町田をどう創る」をテーマにワークショップを行い議論を交わした。
その後、本会議場で各グループがワークショップの成果を発表。

2回目(H30年11月10日)も同形式で開催。
高校生27名(市内都立高校6校)が参加し、6グループに分かれ議員12名が対応。

3回目(R1.11.9)ワールドカフェ方式(途中で議員がテーブルを動く)で開催。
高校生25名(都立5校、私立2校)が参加、6グループに分かれ議員15名で対応。
第1ラウンド「若者が過ごしやすいまち」、第2ラウンド「どうしたら若者が投票するか」
お菓子、飲み物を用意し、付せん等を活用して、ざっくばらんに意見交換を行った。
各ラウンドで市議会議員への質疑応答も行い、終了後は各グループの大乗車が感想を発表。
その後、議場へ移動し電子評決の体験と記念撮影を行った。

 

●高校生との意見交換会を企画した経緯

町田市民意識調査の結果、10代の市議会に対する関心が極端に少ないことが判明。
選挙権が18歳以上になったことを機に、高校生から主権者として行政・議会に関心を持ってもらい、若い世代の声を聴くことを目的に開催の運びとなった。

●高校生以外との意見交換する予定の団体はあるのか

今後、大学生とも意見交換していくべきか検討課題。

 

●意見に対する集約方法とその後の展開

意見交換会の各グループまとめ及びアンケート集計結果をHP上で公開している。

 

●意見交換した内容が市政に反映された事例

執行権のない議会において意見をどう市政に反映されるかは今後の課題

 

●意見交換会の周知方法

議会事務局が各高校を訪問し、生徒会担当教諭に参加依頼している。(選挙との兼ね合いもあるため、議員は訪問しない)
傍聴者も募集する。

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●意見交換会の評価と課題

全般的に好評を博している。
市政への意見反映、生徒会・高校生以外の学生との意見交換は今後の課題。

 

●議会だよりへの掲載様式

実施の様子と意見の要約をわかりやすく掲載。

 

●選挙における投票率への影響

今のところ影響は不明だが、各校に議員のパンフレットは配布。
まずは市議会の活動を知ってもらうことが先決と考える。

 

SNS(ツイッター)について

●開始した経緯及び運営方法

H29年3月1日~議会への関心度向上を目的に開始。
審議内容や進捗状況・結果および議会だよりの発行や会議録の公開等について発信。
議会事務局が投稿している。

 

●実施後の反響及び市民の反応

フォロワー数470(人口42.8万人)

 

●課題と今後の展望

公平性保つためには中身はどうしても固くなる。
写真を増やす等、努力しているが手間をかけている割にフォロワー数が延びない。
他のSNSがよいのか?今後の課題。

 

<質疑応答>

●意見交換会のために学校訪問したときの学校側の感触は?

まずは意見交換会を中心となって進めてきた委員(議員)の母校(町田高校)に訪問した。
当時の校長が前向きで、「やるからには最低3年間は継続するように」等アドバイスを受けた。
今年度で3回実施し、定着してきたと思う。

どの高校も基本的には前向き・協力的だが、1校は「結果をどうするのか?」と言われた。
また土曜の午後に設定しているが、私立高校は授業があり参加しずらい。

 

●高校訪問には議員も同行したのか?

初回の町田高校訪問時は議員も同行した。
選挙が近いと学校側から懸念されるので、その後は議会事務局だけで訪問している。

 

●意見交換会の議員メンバーは?

1回目は議会だより編集小委員会5名、2回目以降は学生が増えたことから議員も増やした。
小委員会が中心となって運営している。

 

●参加者と場所は?

訪問した高校の生徒会が中心となり参加する。授業のため遅れて参加する学生もいた。
場所は市庁舎の会議室と本会議場を使用。

 

●事務局の負担が大きいのではないか。

議会事務局は19人体制で組織されているので、負担というより仕事の一環。
専門職として位置付けられ、議会のサポートをしながら議会改革を進めるのが仕事。

 

●出た意見はどう返すのか?

フィードバックはいちばん難しく、市政に反映しにくい。
一般質問等に入れ込む流れはまだできていないが、市民の皆さんに知らしめることはしている。

 

●高校生以外との関わりは?

町田市小3の社会科見学で年間約1500名が本会議場を訪れ、電子投票を体験している。

中学生の職場体験として市庁舎にも50~60名が来て、その一環として地方議会のあり方を学ぶ。
模擬議会を行い、例えば「ダンスの授業は必要か?」を審議したり、請願を体験したりしている。

大学生はインターン数名が過去にあったが、現時点では関りは薄い。

市民団体とは各常任委員会が意見交換を行っており、広報担当の小委員会としては行わない。

 

●高校生との意見交換会実施に至るまでの議論19回の中身は?

前半は高校を紹介した議員と選挙の絡みなどで議論したが、後半は意見交換会企画にあたっての詰め作業が中心。
議会事務局はかなり尽力している。どのタイミングで実施するかは重要。

 

●今後の改革は?

今は市庁舎に来てもらっているが、今後は出向くことが大切と考える。

 

●各議員のファシリテーターとしてのスキルアップはどのようにはかるか?

結論から言えば「人柄頼み」。今期の選挙でベテラン議員が減り、期数の若い議員が多い。
36名の議員が一丸になることは難しく、意見交換会に対して温度差もある。

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●実施後アンケートの中で運営に関する部分は、次の意見交換会に反映されるか?

反映するようにしている。3回目にお菓子と飲み物を出したのも前回のアンケート結果をふまえてのこと。
予算がないので議長交際費から出している。

 

●高校生との意見交換会で傍聴者もアンケート回答で様々な意見を出しているが、どういった方々か?

各高校の先生方、一般市民が中心だが、他市のオンブズマンが参加したこともある。

 

●SNSはよほど中身を工夫しないとフォロワーは増えないのではないか?

公平性を保つためには事実以上のものは載せられない。
現状で致し方ない面はある。

―――――――

高校生との意見交換会を継続し、回を重ねるごとに参加校・参加者が増えていることに感銘を受けました。

そこに至るまでの議会改革の積み重ね・努力と配慮はもちろんですが、小中学生の時に本会議場に入り、模擬議会体験をするなど、子ども達に

とっても「開かれた議会」としての土壌ができていることが、成果につながっているのではないかと考えます。

より良い市政のために、市民の皆様の理解と協力は不可欠であり、「このまちを良くするにはどうすればよいか?自分(達)には何ができるか?」という視点を育むことが、主権者教育であり次世代の育成だと感じました。

*ベビーベッドを設置した傍聴席も用意され、子育て世代も利用しやすい環境整備をしていました。

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柏崎市議会でも、まだまだできること・やるべきことはあると思います。

市役所新庁舎のICT化を市民の皆様にお示しすることも大切です。

町田市議会での取り組みを参考に、若い世代にもアピールできる開かれた議会を目指せると良いと思いました。

 

 

 

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