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2020年1月23日 (木)

シルバー人材センターとの意見交換会

1月23日は文教厚生常任委員会とシルバー人材センターの意見交換会でした。

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<青木事務局長より>

全国にシルバー人材センターは1300か所の拠点があり、登録者総数は約72万人。

60歳以上人口の1.7~1.8%が全国平均だが、柏崎市は3.9~4%。市民の関心の高さがうかがえる。

女性の割合も全国では男女比7:3に対し、柏崎市の男女比は5.5:4.5と非常に高い。

女性が多い理由として児童クラブ(市内23か所)の補助員146名がシルバー人材センターに委託され、夏休みなど通常時よりも利用者が多い時期に短期採用されている。

児童クラブでは人材不足が深刻化し、利用する子ども達の多様化もあって指導員だけで運営するのが難しい状況にある。

フルタイムではない就業・子育ての経験がある等の条件から、シルバー人材センターを通して募集している。

採用された補助員は研修を受け、各地域に配属されている。

また訪問介護事業(訪問型サービス)A型で働くヘルパーも女性が多い。

訪問型サービスAは、基準緩和により提供されることになった訪問型サービスで、主に雇用労働者(訪問介護員)が生活援助として、日常生活に対する援助を行う。

訪問型サービスAの具体的なサービス例としては、調理、掃除等やその一部介助、ゴミの分別やゴミ出し、重い物の買い物代行や同行などがあり、料金は、国が示す単価(包括報酬)を下回る単価で市町村が設定する。

ヘルパー不足のため、シルバー人材センターでは初の試みとして柏崎日報に募集広告を出した。

人手不足は介護をはじめ、子育て支援、製造業でも深刻化している。

これまではシルバー進出が「民業圧迫」とされる問題があったが、今では民間の人手不足をシルバーが穴埋めしている状態。会員拡大も必要となっている。

とはいえシルバー人材が若い人たちと同じ働き方はできない。フルタイムではなく無理のない範囲で「ちょっとだけ働きたい」という人が大半。

今後は既存企業の内部で仕事を整理して切り出しを行い、そこにマッチングできるシルバー会員を紹介する方向性が望ましい。

マッチングポイントは今までより増えている。シルバー人材センターでも提案型営業に切り替えていきたい。

昨年度から「きらりシルバー応援事業」に採択された。これは全国10ブロックのシルバー人材センターの中で、先進的な取り組みをするセンターを抽出し、モデル事業を行うもので、全国5拠点中の1拠点に柏崎市が選ばれた(プロポーザルに応募)。

取り組みとしては

●スマートボーディング・・入会案内や安全教育の動画を作成。以前月1回だった説明会を週1回に増やし、いつでも入会できる体制と、会員の質的向上につながれる。

●多機能メンバーズカード・・会員特典としてフレンドシップ店での買い物にポイントが付与され、シルバー人材店舗「やまゆり」での買い物や会費の充当に使用できる仕組み。

●会員枠の拡大・・シルバー人材センターは60歳以上が加入条件だが、定款変更により「きらりシルバー応援事業」の中で55歳プレ入会が可能となった。期間が終わる2020年度末までに60歳になる人は継続して加入できる。

*近隣の刈羽村、出雲崎町の住民は加入できないことが課題。

●仕事フォーラム・・定年退職予定の社員がいる企業に対して、理解促進のためのワークショップを開催。

●PR活動・・えんま祭り(やまゆり店舗のある商店街のイベント)等、シルバー人材センターが参画できるイベントにはブースを設置し、PR活動を行う。

シニア対象の「はじめてのスマホ教室」でSNS投稿を練習し、活動をPRしてもらう。

FMピッカラ「いきいきシニアGOGO!」にて業務内容や活躍するシニアの紹介を行い、通勤途中の人達にPRしている。

PR用マンガ冊子(第1段・入会編)をつくり、退職者向けセミナーや企業コーナーに配布。

●お客様カルテ、会員カルテをつくり、マッチングポイントの拡大をはかっている。

このように柏崎では着実に会員を増やしているものの、資金面での課題が大きい。

シルバー人材センターの運営資金はすべて補助金であり、市と同額を国が出す仕組みになっている。

柏崎市の補助金は現在18,450,000円で国も同額(国の限度額より低い)。

事務費として会員に対して支払われる賃金の1割がシルバー人材センターにバックされるが、もともと公益社団法人で収益をあげられない(儲けを出せない)ため、非常に厳しい状況。

ギリギリの状態で運営しているため今後の事業・施策展開ができず、限界にきている。

文教厚生常任委員会の皆さんには、こうした現状をご理解の上、ご支援を賜りたい。

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<質疑応答>

●かつて「民業圧迫」の問題があったが訪問介護サービスA型はどうか?

→訪問介護サービスAの対象は生活支援・予防事業。介護保険制度上でポイントがつかず、介護事業者がやりたがらない部分を担っている。

ヘルパー資格がなくてもできる仕事であり、オファーは多い。今後の拡大対象。

●会員拡大の課題や難しさは?

→一般的に若い年代へのニーズが高く、入会後にすべての会員に仕事が用意できない場合がある。

●補助金を増やすには?また増えた場合は何に使うのか?

→市全体のバランスもあり補助金を増やすのは難しいと思う。補助金が増えれば人件費に充てたい。

●シルバー人材センターが行ってきた居宅支援事業が休止との情報があるが実情は?

→3名のケアマネージャー(うちひとりは主任ケアマネ)で居宅支援事業を行ってきたが、主任ケアマネを含む2名が別事業所に引き抜かれた。1名ではどうにもならず、それまでのご利用者は他事業所に移っていただき、やむなく休止した。非常に残念な事態である。

●シルバー人材センターからの派遣で屋外作業を行う場合は、のぼりを立ててPRしてはどうか?

→参考にさせていただく。ただし屋外作業はニーズは多いものの受けてが足りず、需要と供給がマッチしていない。

●シルバー人材センター内の人手不足分野を重点的に募集してはどうか?

→これまで「民業圧迫」の問題がありPRできなかったが、時代も変わり、今後はアピールしていきたい。訪問型サービスA型は前述通り募集をかけている。

●買い物支援を利用するには?

→ケアマネまたは圏域となる包括支援センターを通して申し込んでいただきたい。非課税世帯は無料となる。

 

<要望(シルバー人材センター理事より)>

やまゆり2号店を駅前集合住宅付近に出したい。市から販売所を用意していただきたい。

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人生100年時代といわれ、アクティブシニア活躍の拠点となっているシルバー人材センターですが、多くの課題を抱えていることがわかりました。

いただいたご意見や情報を今後の議会活動に反映していきたいと思います。

 

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