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2019年11月 7日 (木)

文教厚生常任委員会・行政視察【千葉県松戸市】

11/7 千葉県松戸市「福祉まるごと相談窓口」

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概要は以下の通りです。

高齢者総合相談窓口を拡充し、平成30年度より設置。
福祉に関する困りごと(ダブルケアの相談、サービスや制度を知りたい、どこに相談して良いかわからない等)の相談窓口。
専門職が一緒に考え、必要なサービスを紹介したり、担当の課につなぐ。

・地域包括ケア会議にて8050問題(ひきこもりと親の高齢化)、ダブルケア(育児と介護)など、複合的な課題を抱えるケースが多く検討されるようになった。

・「福祉相談機関連絡会」での情報共有と連携、「地域づくりフォーラム」での地域課題抽出などを重ね、昨年度4月から設置。

・昨年の相談件数は197件。周知期間もあったことを考えると今後も相談が増すことが予測される。

・今年10月からは市内15か所の地域包括センターを束ねる3圏域にひとつ、「福祉まるごと相談窓口」を設置。
 市役所内の「福祉まるごと相談窓口」に来たものを地域別に振り分ける。

・医師会の協力により地域サポート医が医療面で補助。

・相談から支援にはスピーディにつなげる(翌日には対応)。

・相談は高齢者支援課から紹介されるケースが最多。

・原則としてしかるべき支援機関につなげるための窓口だが、「ひきこもり」と「高齢者虐待の加害者(おもに配偶者)」については長期抱えることが多い。
 理由は千葉県にひきこもり支援メイン機関(中核地域生活支援センター)があり、市は地域健康課が管轄となっているものの実際は障害と結びついたケースが多く対応できないため。
 また高齢者虐待については当事者が夫婦であるケースが大半であり、分けて対応する必要があるため。

・相談は公的機関につなげる。民間やNPOの支援機関には現段階ではつなげていない。

・「よろず相談所」ではなく、「からまった様々な問題をときほぐす相談窓口」であることはさらに周知が必要。

・市長としては全包括支援センターに窓口を設置したい意向だが、人材やスキルの問題もあり実際は難しい。3圏域に増設されたことから様子を見ながらやっていきたい。

・支援員、スタッフは全員非常勤だがスキルとモチベーションは高い。

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非常に画期的な取り組みであり、ワンストップで支援につなげる支援員さんの熱意とスキルに脱帽しました。

相談内容には生死に関わるヘビーな内容のものも含まれているそうで、かなり過酷な業務であることが伺えます。

社会問題化する事象は、家庭内で自己完結できない=家族間でフォローできないから顕在化する、という側面もあると感じました。

また松戸市にはひきこもりを専門とする課が実質ないことから、柏崎市のアマテラス(ひきこもり支援センター)に高い関心を示されていました。

松戸市は48万人都市でありながらも、支援員は1相談窓口あたり1~2名体制で、全体としては6名だそうで、人口8.3万人の柏崎市でもできないことではないと感じました。

 

4つの自治体に共通しているのは、先進的な取り組みをリードするのは「熱意あるひと」であるということです。

それだけに個人のスキルとモチベーションに頼りすぎないよう、仕組みづくりと人材育成が大切だと感じました。

3日間の行政視察で学んだことを議会・市政に反映させられるよう、精進したいと思います。

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