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2019年10月29日 (火)

福島視察2日目

10/29は以下を視察しました。

■楢葉遠隔技術センター                                  

【概要】
福島イノベーション・コースト構想(東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するため、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト)に基づく原子力機構・福島研究開発部門の研究開発拠点。廃止措置推進に必要不可欠な遠隔操作機器の開発、ロボット開発のための施設利用等を行う。人材育成、福島第一発電所廃止措置の推進、福島復興、遠隔技術の向上を目的とし、2016年4月から本格運用開始。施設利用実績として、廃炉創造ロボコン等を実施している(2018年廃炉創造ロボコンでは長岡高専が最優秀賞受賞)。

【現場視察】
●研究管理棟
・没入型バーチャルリアリティー(VR:仮想現実)システムにて1F廃炉現場にいる感覚を体験できるシステムを体験。
●試験棟
・実規模実証試験エリア(実規模の試験体を設置)
・要素試験エリア(水中ロボットの実証実験に必要な水中環境を模擬する円筒型水槽)
・モックアップ階段(1F原子炉建屋内の様々な階段を模擬することが可能)
・モーションキャプチャ(広い空間領域でドローン及びロボット等の動作を定量的に計測することが可能)

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■廃炉国際共同研究センター

【概要】
福島イノベーション・コースト構想の一環として廃炉研究の核となる施設。国内外の英知を結集し(海外研究者の招聘・海外研究機関との共同研究等)、確実に廃止措置等を実施するための研究開発と人材育成、廃炉研究に対する理解促進のための情報発信などを行う。2018年度の視察受入れ状況は約120件、見学者は約1000人。

【視察】
●CLADS国際共同研究棟
・レーザー遠隔分析技術、放射性微粒子の挙動解明
・放射線可視化検出技術に関する研究
・プラント内線源・占領率分布評価手法の開発
・含水廃棄物の保管安全技術の開発
・BWR炉燃料破損メカニズムの解明 など

*CLADS国際共同研究棟が立地する富岡地区(1Fから10km圏内)では、帰宅困難区域を除いて避難指示の解除が行われているものの、2019年10月現在、人口12,865人のうち居住者が1,119人で居住率は約8.6%。2019年現在、CLADS国際共同研究棟には30名を超える研究従事者等がおり、富岡町の復興・経済活性化に貢献。

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■福島水素エネルギー研究フィールド 

 【概要】
福島県浪江町を実証エリアとして1万kw級の水素製造装置を備えた水素エネルギーシステムを構築するプロジェクトのもと、現在建設中。2020年7月から実証運用を開始予定。再生可能エネルギー由来電力を用いて水素を製造→貯蔵→輸送し、燃料電池、水素ステーション、工場などに供給・利活用する。プロジェクトの特長は
①再生可能エネルギーから水素を製造することで、CO₂排出量を削減
②1日の水素製造量で、約150世帯(1ヵ月分)の電力を供給、または560台のFCVに水素を充填できる
③再生可能エネルギーの利用拡大を実現

【視察】
●浪江町棚塩産業団地の建設現場を確認。

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今日1日を通して、福島イノベーション・コースト構想によって、多大な国家予算と最新鋭の技術・知見が福島・浜通り地域に集結していることを確認できました。
水素エネルギーシステムの構築も福島を先進地とすることが国策とされ、柏崎地域エネルギービジョンにとっても先進事例になると予想されます。
技術革新や人材育成が着実に行われている一方で、避難指示が解除されても、居住率が事故前の10%に満たない地域が多いという現実もあります。
引き続き復興に向けた取り組みを進めるとともに、帰還された方々、移り住んだ方々に光を当て、その想いや覚悟・暮らしを知ることも大切ではないかと感じました。

 

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