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2019年7月18日 (木)

西山中学校区 地域懇談会

西山中学校区の地域懇談会に参加しました。(約80名参加)
以下はその概要です。

 

Photo_20190721110801

 

<市長挨拶>

昨年ここ西山地区は保育園バス、イノシシの問題などがテーマとなった。

ことし3月末の西山地区人口は5250人。
コミセン単位でみると
南部 540
石地 406 
別山 660 
中川1277
太田 380
二田1987

柏崎市全体の人口は8万3000人強

人口は年間1000人減っている。

人口減自体は致し方ない。
「洗練された田舎」として規模ではなく質で勝負すべきと考える。

事業峻別は、人口減、財政難のためこれまでの事業を見直し、自治体として生き残りをはかっている。

東洋経済「全国住み良さランキング」で柏崎市は56番/812市区。
一昨年までは150~160番台
平成8年は全国8番
理由は原子力発電所7基全部が稼働し、原発関連予算は150億円/年。

今年度の予算は476億円
原発関連75億円・・半減している。

一般会計予算は柏崎市の人口を約1.5万人上回る三条市、柴田市よりも多い。
つまり柏崎市民ひとりあたりのサービス費は三条市民、新発田市民より多い。

所得平均は県内2位(1位新潟市)
高齢化率33%

西山、高柳地区は他の地域よりも人口ひとりあたりに使われる税金が多い。

―――――――――――――

地域テーマ

(1)コミセン統廃合に対する市の観点(南部コミセン会長)

*コミセン=コミュニティセンターとは、ほぼ小学校区ごとに設置された地域の拠点施設。
柏崎市内には現在31コミセンが設置。以下はその特徴。

●公設民営を基本として、地域が協議会方式で運営。
●協議会は、町内会を大きな基盤としている。
●運営費は受益者負担を原則としており、住民は一定の負担金を支出。
●コミュニティセンターの中に、公民館機能を併設し、コミュニティの活動と公民館の学習機能を同居。

 

令和3年を目途にコミュニティセンター(以下、コミセン)統合について、柏崎市として西山地区にある現在の6コミセン(石地、太田、別山、中川、二田、南部)を3つ以下にしたいとの話が、今年6月にあった。
以下3つの観点から地域の意見を述べたい。

①コミセンの避難所機能

災害時はコミセンが避難所になる。
コミセンには非常時用の電話回線がついている。
一概に減らすのはどうか?

②南部コミセンはPAZ圏内(発電所5㎞圏内)

安易にコミセン廃止は?
南部地域には公共施設がコミセンしかない(唯一の鉄筋建物)
高齢者多く、コミセン閉鎖されると遠方まで避難できない。
発電所に使用済核燃料ある限り、万が一の時に逃げなければならない。
PAZ圏内である南部コミセン閉鎖には疑問。

 

③令和3年までに期限を切った提案はいかがか?

これからは住民参加が必要。
せっかくこれまで地域住民がまとまりをつくり、軌道に乗ってきた矢先であり地域活性化を目指し、コミセン定着までの努力が水泡に帰す。

住民感情もあり、上からの指示により統合は難しい。時間が必要。
地域コミュニティしっかりした地域はその後の立ち直りも早い。
地域の安心安全、住み良いまちづくりは行政だけではできない。
住民が参加してとりくむ姿勢が大切ではないか。

こうした拙速なコミセン統合案は住民の市への協力の意欲を削ぐ。
住民理解得られるような手順を踏んでいただきたい。

 

櫻井市長

まったくごもっともな意見だと思う。
特に原子力災害時のあり方と統合の方向性についての質問かと思う。
南部地区はPAZ(5km圏内) 最悪の場合、全面緊急事態に。
全面緊急事態までに1段階、2段階ある。

原則は自家用車による避難。
どうしても車に乗れない人たちはバスで避難となっている。
バス避難時、南部コミセンにいったん集まる。

妙法寺はふれあいセンターに集合して避難。

全面緊急事態の可能性はゼロではないが、基本認識としては、一気に全面緊急事態にはならず段階的に進行する。

南部・・放射性物質が外部に放出する前に避難する地域

避難前の場所はコンクリート建屋でなくても構わない。
コミセンでなくてもよい。

人口減により小さくなってきた地域 それぞれひとつコミセンを持つマイナス面もある。
現段階ですぐに南部コミセンを壊すわけではないが3つ、中には一気に1つにすべきとの意見もある。

統合を進める方向は変わらない。

令和3年に期限を切るのは、ゆっくりやっていては決断の効果が薄れるから。
著しいスピードで人口減、地域統合が進んでいる。
3年かけるところを5年かけても地域そのものの存続が不明。
スピード感は行政に求められる要素。
いざという時の避難場所はもう少し議論する。

 

(2)高齢者ドライバー免許返納について (坂田町内会長)

11町内会長の代表としての意見として伺いたい。

マスコミ高齢者ドライバーの事故が毎日のように報道されている。
池袋事故のあと免許返納が進められている。
法改正を求める声も。

免許返納は都会の交通機関便利な地域はやりやすいが、西山町内のように
高齢世帯では車に乗れないために不便さ生じる。

①返納者の移動手段、市はどのように考える?

②どうしても免許返納できない高齢者が安全装置つけた場合に補助金は?

③シニアカー(10万円~41万円)の補助は?
全国的にはレンタル進む。

④75歳以上の高齢ドライバー向けに新運転免許の増設(2020年)検討
自動ブレーキかける安全装置のついた車 80%以上が安全ブレーキつき

⑤車での避難 免許返納後どうやって逃げるのか?
バスで移動するにしても、そこまでの移動も困難な人もいる。

⑥軽自動車EV化 補助など、柏崎市独自の施策は?

 

櫻井市長

①返納者への補助、お手伝いはバスの充実。
今年10/1から路線バスは65歳以上全員半額にする。

にしやま号 に市長が乗ってみたところ・・

・ナルス→後谷
・西山駅→鎌田

お客は3名。
平成30年度 乗車実績 1~2人/便 
いちばん多いのは太田・石地線 1便(5.85人)~二田南部3.95人

年間 48万2200円 (3路線) 
にしやま号 運行経費 1400万円

他の1中学地域に対してもっとも税金多く投入している。

にしやま号以外に越後交通への補助

妙法寺線 720万円 出雲崎線558万円 長岡線80万円

西山地域には2500~2600万円バスに支払っている。
10月1日からは市内65歳以上は全員半額 にする。

これが西山独自施策。

 

②安全装置への補助は?

国でも考えている 令和2年度から実施。
安全運転サポート車(後付け)国の制度にあわせて市も上乗せできるか検討したい。

 

③シニアカー

シニアカーは電動車いすの扱いとなっている。
介護保険制度使っている人 7件
介護保険認定のなかで使うには審査がある。

自分で購入 30万~40万円 

今のところ補助はない。
国から電動三輪車、四輪車で死亡事故続出との情報が入っている。
踏切内にはまって電車にはねられる、用水路転落など 
安全性を市が確保できないことから、シニアカー補助は考えていない。

 

④EV補助 

リーフ 10万円
アイミーブ 4万3千円

にしやま号をぜひ使っていただきたい。

先日バスにしやま号に乗った話の続き。

雪割草の湯に行くと、意外にお客がいた。
男性浴室は自分ひとり。
雪割草の湯の経営状態は上向き、ぜひ利用していただきたい。

 

(3)石地海岸地区活性化について (石地コミセン会長)

平成27年2月に出された「石地海岸地区活性化検討委員会(仮)に向けて」との文章が残っている。

石地フィッシングセンター閉鎖、花火大会中止。
海水浴客も減少。
西山町観光協会 細々と維持している。

柏崎市に海岸地区活性化検討委員会を立ち上げていただきたい。

以下は要望と質問。

①石地海岸花火大会の復活 
ぎおん祭りの経費一部をまわしてほしい。

②石地海水浴場の有料化
石地海岸は遠浅で水がきれい、毎年大勢の海水浴客が訪れる。
有料化により他に客が流れたり、路上駐車が起こるのではないか。
説明会が石地コミセンで行われたが納得できない。
市長の考えは?議会での協議はなされているのか。
他の海水浴場の有料化は?

 

櫻井市長

結論から申し上げると、平成27年2月12日「(仮)石地海岸地区活性化検討委員会に向けて」
が出され10月末までの意見集約のスケジュールだったが達成されていない。

石地フィッシングセンター取り壊しについては、5年前の議会において多額の修繕費用が費やされることから営業は断念。
それに代わる活性化として検討委員会の準備がされたようだが、設立されず。

今後は地元が主体となり、市はお手伝いする立場。
市が主体となることはない。

石地花火大会中止の経緯は?
当時、西山町観光協会が行い、その後は協賛事業者減少によりやむなく中止。

石地の皆さんの寂しさは理解するが、予算規模調べたところ、石地だけで行うのは厳しい事業。
地元負担も大きい。

今年からぎおん柏崎祭りの花火大会を見たことのない高齢者中心に
今年は高柳40名、来年は西山40名 バスで招待する。

ぎおん祭りの費用流用は趣旨からして難しい。

では石地海岸活性化のために何ができる?西山地区を歩きながら考えたことは・・

石地海岸沿道にスイセンを咲かせてはどうか。
地域の皆さんもアイディアを出していただきたい。

フィッシングセンター壊すだけで2億~3億円かかる(上部の撤去だけで)

駐車場有料化は2月定例会産業経済常任委員会で可決。

海水浴場の駐車場として設置されていないところもあり、それ以外はおおむね有料化。

交通渋滞や迷惑駐車にならないように万全の体制をとりたい。

地元の方々に管理お願いできないか依頼したが、引き受けていただけなかった。
外部団体が管理。

地元商工会とタイアップして特典つけるなど、「また石地海水浴場に来たい」と思える仕組みづくりが必要。

石地海岸は遠浅が売りだが、それがわかるような写真がない。
もっとわかりやすい写真を使い、東京からいちばん近い日本海として観光面でPRしたい。

駐車場を有料化しても海の魅力でPRできるはず。
駐車場の有料化については、議会での課題が発端となったことにはご理解いただきたい。

 

<その他の意見交換>

●A氏
柏崎は住み良さ56位。 
9年前から西山町五日市に住んでいる。
もともと埼玉にいたが自然豊かな西山に移り住んでよかったと感じる。
残念なのは原発があること。
今は動いていないが、いずれは稼働してしまうことを危惧。
そんな中でコミセン統合 理由のひとつが人口ひとりあたりの市の予算が多いこと。
西山中学校区 施設数がいちばん多い ただし説明資料をよく見ると
バス停や消防署の数をアルフォーレ等と比較している。

人口ひとりあたりの予算とは、どういう計算式によるのか示していただきたい。

原発避難所としての南部コミセンについても
別にコンクリートでなくてもよいというが、統合した場合は南部と二田を一緒にする。
奥の集落が二田コミセンにたどり着けるのか?

魚沼市で集中豪雨による避難勧告が出た。西山地域でもいつ何時起こるかわからない。

ハザードマップみると土砂災害の危険性も高い。
対象となる地域住民が避難できるのか?

二田コミセンの駐車場で足りるのかもシミュレーションすべき。

なぜこの時期にコミセン統合なのか疑問。
少子高齢化は日本全国の問題 
いまだからこそ地域コミュニティが力を発揮するとき。

住民が市と一緒に行政のすきまを埋めるために頑張っているのに、なぜ統合?

市全体で人口半減するなかで、我々の地域は8割減少・・2割しか残らない。

統計はあくまでもそうならないための手段を考えるもの。

南部地域の町内会が崩壊したあとも、コミセンが最後の砦。

そもそもこうなったのも昭和53年~原発交付金入るようになったことが原因。
交付金で公共施設つくりまくったことのツケ
そのためのコミセン廃止はおかしい。
この時代だからこそ地域コミュニティ維持が必要。

 

櫻井市長

ひとりあたりの予算根拠は、市の年間予算の中で西山地区に投じられたお金を人口割している。
公共施設数についてはおっしゃる通りなので見直す。
ただコミセンの数は、中央地区、比角地区は人口約1万人/1コミセン
高柳 4000人弱 1コミセン
西山 800~900人/1コミセン 指標として考えるとコミセン集約は必要。

ただし原子力、自然災害時の避難所については検討課題。

原子力 個人で逃げる 車に乗れない場合はコミセンに集まることになっている。
避難、集合場所のあり方は検討すべき。

二田コミセンに対象となる南部地区住民423人が避難できるのかは検討したい。

なぜこの時期に?
たしかにかつては統計は、前向きなことに使っていた。

柏崎市の人口統計・・5年前の人口推計と比べ現在の人口推計は数千人早く減っている。
令和元年には8万5千人の予定が実際には8万3千人。
だからこそスピード感が大切。

フロンティアパーク 31区画中30区画が売れた。

東芝工場拡充 ゼロックス跡地には新しい工場を折衝中。

高柳じょんのび村はかなり厳しい。補助金入れなければ10年前に倒産していた。
第三セクターで補助金入れてきたが、もたない状態
じょんのび村を残すために高柳町事務所10人から5人に減らした。

コミュニティの役割は理解できるが、人口減少のスピードを考えるとコミセン統合など早急に進めなければならない。

西山コミュニティそのものが全滅の危機感はある。

あくまでも3つにするのは案。
10年前と同様にすべてを残すのは無理。選択が必要な厳しい状況。

●A氏
西山はコミュニティがうまくいっている地域。
お互い助け合いが必要。
高齢化地域の今後を市も一緒に考えていただきたい。

 

●B氏
提案が3つある。

①コミュニティひとつにする考えについて。
原発事故の一時避難場所に核シェルターつくってほしい。
地域の人を半分以上収容できるようにしてほしい。

②産業衰退について
水素発電の運用 発電所誘致してはどうか。
水素ステーションも一緒に設置しては。

③高齢者のドライバー事故
オートマ車を右ブレーキ、左アクセルにすると踏み違いはない。

 

櫻井市長

①核シェルターは難しいがコミセンのあり方については検討したい。

②水素発電は今後、有力な発電手段のひとつになる。
柏崎地域エネルギービジョンの中で利活用は文書化している。
水素発電と蓄電池について、予算をつけて可能性調査をはじめた。
蓄電池は次善策と考える。
水素エネルギーコストは効率あわない

③運転の仕方 オートマ工夫 広報通じて安全確保の話をしたい

 

●C氏

避難指示が出ても寝たきりの人は動けない。
そうなれば家族も置いてはいけず、避難できなくなる。
また地震は場所によって震度が異なるため判断しずらい。
地震計など設置していただきたい。

 

櫻井市長

6/30の大雨で14か所避難所空けたが、避難者7名だった。
6/18海岸地域では津波の危険性があり避難勧告した。
私も最近知ったが避難所と避難場所は異なる。

津波のときは屋外であっても高いところへ逃げていただきたい。
(防災ガイドブックの赤丸印の箇所)

避難が難しい方々、要配慮者としてどう避難するかは今後の課題。
地震計の設置場所により震度が異なる点は、報道の仕方も正確にお願いしたい。

 

●D氏
コミセンの統廃合は一方的に市長が言うことでなく、地域住民と話し合い進めて円満に進めていただきたい。

薬師線の早期完了お願いしたい。
4/23に三富前県議の慰労会を別山地区で行い、前県議もやり残した仕事だと言っていた。
県道なので市の財政負担はない。現職県議と協力して市長も働きかけてほしい。

 

櫻井市長

はっきり申し上げるが薬師線はあきらめていただきたい。
県財政も厳しく、優先度の高い事業もあるので、そこに予算をつけることはほぼ無理。

 

閉会あいさつ

若い世代の参加が少なかった。子育て世代も関心をもって参加していただきたい。

―――――――――――――――――――――――――

終了後に地域住民の方々と少しお話ししましたが、コミセンを残すことに対しては温度差がありました。

地域コミュニティがうまく機能している地域では、箱物に対するこだわりは薄いようです。

前市長から続く地域懇談会ですが、そろそろ今のあり方を見直す時期に来ているのではないかと感じました。

 

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