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2019年7月 6日 (土)

防災情報通信システムの設備整備工事・契約について

7月5日の柏崎市議会・随時会議にて以下の議案が提出されました。

「契約の締結について」
●防災情報通信システム送信設備整備工事
●防災情報通信システム受信設備整備工事

議案の提出理由は以下の通りです。

「現在のアナログ防災行政無線システムの使用期限が、令和4年(2022年)11月30日と迫っている。
新たにコミュニティFM放送を活用した防災情報通信システムを整備するため、その送信設備に係る整備工事について、NECネッツエスアイ・新電気・協同電設特定共同企業体と3億1,603万円で契約を締結したい。
同じ理由により、防災情報通信システムの受信設備に係る整備工事について、NECネッツエスアイ・新電気・協同電設特定共同企業体と5億5,220万円で契約を締結したい。」

受信設備工事の発注業者は公募型プロポーザル方式により選定されました。

ですが次点となった事業者は、産学官でバックアップしてきた「明るい柏崎計画(AKK)」であったことから、結果の情報開示を求める声が相次ぎました。

https://www.es-inc.jp/insight/2016/ist_id008779.html

https://www.facebook.com/kashiwazaki.akk/

7月2日には総務常任委員協議会が開かれ、審査結果の詳細を当局に請求した結果、「可能な範囲」での資料提供がありました。

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会議では以下の質疑、討論が行われました。

1、事業者選定についてのポイントは?

(危機管理官)
送信設備は入札、受信設備はプロポーザルで行った。
プロポーザル方式では価格だけでなく技術提案、知見の提案を重視している。


2、今回のプロポーザル審査は非公開で行われ、審査員の名簿も審査後に公表された。
一方で事前に審査員名簿を公表し、公開で行われるプロポーザルもある。
公開・非公開の根拠は?

(総合企画部長)
事前公開による審査員への働きかけや圧力を考慮し、非公開で行う場合もある。


3、今後もプロポーザル方式は行われるだろうが、指針・ガイドラインが必要ではないか?

(市長)
プロポーザル方式は金額だけでなく仕事の展開の仕方や技術提案も含めて審査される。
今回の契約に関わる費用約20数億円は、国と折衝を重ね、原子力立地地域であることを配慮していただき、満額近く出していただけるようになった予算である。
発注者である柏崎市としては、いざという時に正確かつ迅速・確実に情報伝達できること、およびシステム機能・メンテナンスの安定的・継続的な体制を重視し、その先に地元製がある。
初の事業であることから公平性確保のために非公開の公募プロポーザル方式となった。


4、危機管理の観点から誰が見ても理解できるよう、一定程度の情報公開は必要と考える。
プロポーザルについて公平・公正・透明性を保つためにも公開制度は保証されるべきではないか。

(市長)
議会の権能は議決であり、調査権を持つためには地方自治法第98条1項、第100条の規定に則った議会議決が必要。
だが今回は柏崎市議会との信頼関係に基づき、誠実に対応すべく特別に資料公開に踏み切った。
行政の長としてはこのイレギュラーな事態が他の自治体に及ぶことを懸念している。
情報公開は本来条例に基づくものであり、今回の議会に対する情報公開はこれが限界。


5、プロポーザル提案者は3事業者、1日で審査が終わっているが総合点の根拠は?

(副市長)
プレゼン、質疑により8人の審査員が加点し議論したのち今回の結果となった。審査員の間で異論なし。


6、配点において大差がない上に、個々での配点と総合得点が異なるケースが見られる。この点はどう評価するか?

(危機管理官)
今回はJVによる地元業者参入であり、大元となる事業者の実績が評価となっている。


7、ラジオだけ見ると配点に大差はなく、屋外拡声装置で差がついているが?

(市長)
資料の細かい点に及んでの質疑は執行権に関わること。
プロポーザルの評価は
①いざという時に正確、確実、迅速に能力を発揮する
②安定性・継続性
③事業費・コスト
④地元企業の参入
このうち①②を重視して行い、公平公正なジャッジの結果が今回のものである。


8、「柏崎市希望と活力ある地域産業振興基本条例」に基づく、これまでの産学連携・明日の柏崎づくり事業を考慮しての評価なのか?
地元企業の技術力向上は審査に反映されたのか?

(副市長)
条例の趣旨は理解するものの、産業振興とプロポーザルがセットではない。

9.(意見)地元企業の皆さんが力を発揮できる土壌づくりをお願いしたい。

10、審査会スケジュールやヒアリングは妥当だったか?

(危機管理官)
審査スケジュールでは事前の準備時間は確保されている。
審査過程ではラジオの起動テストを行い、プレゼンでも技術提案書についての説明時間を確保している。


11、技術提案書の部分はどのように評価しているか?

(副市長)
基本的性能を前提とした上で評価している。評価内容は執行権および事業者の企業秘密にかかわることなので公開できない。


12、ラジオ(受信機)は送信側との関係を重視しているのか?

(危機管理官)
送信系設備は仕様書を出して決めている。支障をきたさずに受信できるかどうかがポイントとなる。

13、JVの実績有無はどう判断?

(市長)
契約締結の審議であり、予算審議ではない。執行権に及ぶ質問には答えられない。

13、個人的に情報公開請求した議事録によれば、施行・供給体制の課題を示すよう問われていたが?

(市長)
個人として行った情報公開請求をベースに、公人・議員として質問されても答えることはできない。


14、審査委員メンバーおよび選定条件は妥当と判断した。
今後の地元企業の産業振興・技術力を高める点において可能性を見出せるか?

(市長)
決定した事業者には祝意とあらためて柏崎市のために尽力いただくようお願いしたい。
落選した事業者の皆さんには「こんなことでめげるな!」と申し上げたい。
できる限り地元企業を応援したい気持ちはある。
しかし今回のプロポーザルは住民の生命・財産を守るため公平なジャッジを行った。
地元企業の皆さんに対しては、できる限りの応援をさせていただく。


賛成討論(持田議員)

資料提示によりきわめて慎重な審査による誠意ある審査として受け止める。
ただしプロポーザル方式については一定の指針・ガイドラインをつくることをお願いして賛成討論としたい。

以上、全会一致で可決されました。
次点以下の事業者の皆さんの努力に敬意を表しつつ、その知見や技術をできるだけ早く柏崎のために生かせるよう、働きかけていきたいと思います。

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