ゆかり通信2号「介護・福祉の仕事に光を」
介護人材確保のためには様々な施策(資格取得支援や介護施設就職者への助成金など)が用意されています。
各事業者も情報発信や待遇改善などの努力をしています。
それでもなかなか成果が上がらない理由のひとつに、介護・福祉の仕事に対するマイナス・イメージ(つらい、厳しい、待遇が悪い等)が浸透していることがあるのではないかと感じます。
たしかに介護・福祉には大変な面も多々ありますが、それ以上に喜び・やりがい・達成感が得られる仕事です。
現場で働く人達の多くが「ご利用者やご家族の生活・人生を支えている」ことに誇りを持って、仲間と助け合いながら頑張っています。
私自身も18年間介護施設で管理栄養士として働きながら、たくさんの素晴らしい出会いと貴重な経験を重ねてきました。
私の勤務先では今年、高校生や市の新任職員を対象に福祉体験を行い、好評を博しました。
いただいた感想は「福祉の仕事へのイメージが変わり、関心が高まった」というものがほとんどで、中には「将来は介護の仕事に就きたい」という学生さんもいました。
「百聞は一見に如かず」と言うように、市内全体で子ども、学生、社会人、地域住民が介護・福祉の仕事に触れる機会をもっと増やし、働く人達や現場に対する理解を深めることが、ゆくゆくは人材確保につながるのではないでしょうか。
新潟県では、「新潟県介護人材マッチングサイト にいがたかいごのお仕事」https://www.niigatakaigo.jp
にてさまざまな情報のほか、介護の現場で働く人達が仕事の魅力を語っています。
柏崎市でも同趣旨の発信ができるとよいと思います。
そして介護にともなうその他の課題として、介護離職者の再就職や職場復帰の支援、夜勤や変則勤務に対応できるような社会環境の整備を進めることも必要だと考えます。
人口減少が進み、働き手不足が加速していくこれからの時代、「地道に働き、社会を支えている人たち」に光をあてて大切にしながら、誰もが安心して暮らしていけるまちにしていきたいものです。
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