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2018年7月

2018年7月27日 (金)

西山地域 地域懇談会

西山の地域懇談会に参加しました。
市長が中学校区ごとに地域住民と意見交換を行う取り組みです。

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今年からは各地域にコーディネートを任せているそうです。

西山地域では住民代表として3名の方から、事前に提出した4つの課題について説明があり、それについて市長と住民が意見交換するスタイルでした。

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地域課題のひとつとして、春の議会報告会でも話題となった西山地区保育園送迎バス廃止について、保護者の方から切々とした訴えがありました。

西山には現在2つの保育園があります。
以前は市立でしたが、平成27年から民営化されました。
そのとき市から送迎バスも譲り受けましたが、平成29年12月に、保育園側から

①ドライバー確保が困難 
②バスの老朽化
③園児の減少による経営状態悪化

を理由に、年度内の送迎バス廃止が言い渡されたそうです。
保育園側と保護者側の話し合いにより、「最大限の譲歩」として廃止は1年延長されましたが、来年度以降の見通しは立っていない状態です。

送迎バス継続を求める署名が市長に提出され、2月の一般質問でも市の対応が問われましたが、「民営化した保育園の経営に市は干渉できない。他の民間保育園も経営が苦しい中、西山だけを特別扱いするわけはいかない。」との回答でした。

6月議会には、保護者の方からは市に対して支援を求める請願が提出され、継続審査となっています。

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議会報告会、また今回の地域懇談会でも、園児の祖母世代の方々が「福祉バスにしやま号、小中学校スクールバスを利用させてほしい。」と訴えました。

それに対して市長は「他の地域では有料でバスを手配するなど自助努力している。西山地区だけ市が前面に出て、公のサービスを民間保育園の園児に適用させるわけにはいかない」という趣旨での回答でした。

客観的に見て感じたのは、お母さん世代の保護者さん達は、必ずしも市の保育園への干渉や公サービス適用を求めているわけではなく、自助努力のためのノウハウや、他の地域での事例を教えてもらう等の「支援(サポート)」を必要としているのではないかということです。

それには地域住民の協力が必要であり、まずはこうした問題があることを、保育園と関わりのない方々にも周知し、西山地区での子育てについて一緒に考えてほしいという願いを込めて、公の場で訴えられたのではないでしょうか?

でも残念ながら園児の祖母世代の方々による訴えは、あくまでも公の直接支援を求めるものであったり、熱い想いが前に出すぎて、お母さん世代の真意が市長に伝わらかったように思います。
この方々のパワーが、共助(地域コミュニティでの助け合い)として発揮できれば、何か前向きな取り組みができそうな気がするのですが・・。

地域懇談会では、高齢者の免許返納後の支援についても質問がありました。
つまりは交通弱者となる方々が大勢控えているわけですが、送迎手段をもたない西山地区の幼児たちもまた交通弱者と言えましょう。

これから先はどの地域でも、移動支援が大きな課題になると思います。

高齢者だけでなく幅広いニーズを見据えて、先進事例や成功事例の紹介、法改正により可能となることの周知、組織設立のアドバイスなど、市民が自助・共助をかたちにするためのサポートを、柏崎市にはお願いしたいところです。

私も自分なりに勉強したいと思います。

2018年7月21日 (土)

新庁舎と水害

再来年完成予定の新庁舎について、柏崎市に対し以下の問い合わせを行いました。

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いつも大変お世話になっております。
このたびの西日本豪雨災害を受けて、私を含む周辺の人達の間で新庁舎に対する不安が広がっています。

「柏崎市新庁舎建設基本計画(案)」に対するパブリックコメントでも、新庁舎が水害に耐えられるのかという不安の声があり、それらに対する回答は

「水害については、昭和53年の豪雨災害後の河川激甚災害対策特別緊急事業による鵜川の改修、さらに、塩込川や浜屋川の内水対策の柏崎雨水ポンプ場の完成により、柏崎駅周辺では、浸水は起きていません。
さらに、平成36年度竣工(しゅんこう)予定の鵜川ダムの完成によって、鵜川の治水対策がさらに強化され、100年に1回程度の降雨にも対応でき、よほどのことがない限り、浸水の心配はないものと考えています。
なお、新潟県の調査報告書に基づき市が作成した津波ハザードマップでは、津波による浸水は想定されていませんが、万一の際を考え、念のため、警戒が必要な区域として指定しています。
洪水・津波ハザードマップは、現在最新のデータをもとに作成されており、今後、国の想定に合わせて、県から新たな浸水想定が示された場合には、市のハザードマップも見直しを行うこととしています。
東京電力柏崎刈羽原子力発電所では、新規制基準に基づいて独自に津波を想定し、防潮堤を建設しておりますが、その基準を市全域に当てはめることは難しいと考えます。

(参考)柏崎雨水ポンプ場
計画処理排水量1,354立方メートル/分
排水区域は302ヘクタール(3.02?) 」

というものでした。

ですが鵜川ダム完成までの間に、西日本豪雨と同様の状況になったとき、柏崎雨水ポンプ場の機能だけで対応できるのでしょうか?

また新庁舎に災害対策本部を設置したとしても、そこに行くまでの道路が冠水する可能性も十分考えられます。
むしろ現庁舎の方が安全な位置にあり、本館を使えないとしても第二分館や教育分館の方が災害対策本部設置に相応しいのではないかと思います。
そういったことから、現庁舎跡(地)に防災機能を残すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか?

そして洪水・津波ハザードマップについても国や県の浸水想定を待つまでもなく、今回の西日本豪雨と同様の1時間雨量を想定した場合の水害予測を行い、それに合わせた内容に変えるべきではないのでしょうか?

「よほどのこと」が現実として起こってしまっている以上、最悪の事態を想定しながら安全策を講じる必要があると感じます。市の方向性だけでも教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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それに対する柏崎市の回答は

まずもって、このたびの西日本豪雨災害により、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
さて、近藤様よりいただきました問い合わせについて、次のとおり回答いたします。

まず、西日本豪雨と同様に大きな河川がはん濫した場合、新庁舎周辺の冠水が心配される中、新庁舎が災害対応の拠点として役割を果たせるのかということですが、ご指摘の柏崎雨水ポンプ場の機能だけでは新庁舎を含む駅周辺の排水は不可能です。
こうした中、現庁舎に災害対策機能を残すべきではないかということですが、市は災害対策の初動対応として、気象台が発表する警報などに注意しながら、道路等が冠水する前に職員が登庁し、迅速に災害対応ができるよう体制を整えています。これは、新庁舎に移転した場合でも、その体制に変更はありません。

また、新庁舎では、水害対策を考慮し庁舎1階の床レベルを上げるとともに、災害対策本部、防災行政無線室及び非常用発電室などを3階以上に整備します。
水害発生時においても、市民の皆様に必要な情報を発信するなど、防災拠点としてその機能を十分果たすことが可能であると考えております。新庁舎での防災対策にご理解をお願いします。
なお、現庁舎の利活用方法については、現時点では未定でありますが、市民の皆様からいただいたご意見を踏まえながら、引き続き検討してまいります。

次に、ハザードマップについてですが、昨年11月に津波浸水想定が、今年6月に洪水浸水想定が新たに新潟県から公表されました。
これは、日本海側最大規模の津波断層モデルや想定し得る最大規模の降雨状況が基準となっております。
これを受け、市では、それぞれのハザードマップの作成を開始しました。年内には市民の皆様に公表し、新年度において、新しくガイドブックを作成、配布する予定でおります。
防災・減災対策として、市は、施設整備を進めるとともに地域防災計画や災害対応マニュアルを新しい知見により修正し災害対応にあたっております。
一方で、行政だけでは災害対応に限界があることから、自助(自分の命は自分で守る)、共助(地域で助け合う)の推進に向け、ハザードマップなどの活用や自主防災組織と連携した情報共有など、平常時から防災意識の普及啓発や防災訓練の推進などソフト対策の充実にも努めてまいります。

 今後とも、市民の安全・安心の取組みについて、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

柏崎市危機管理部 防災・原子力課

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つまり水害覚悟の新庁舎建設・・。
職員の皆さんは浸水被害覚悟で馳せ参じなければならないのですね。
(現実としてたどり着けるのかどうか)

取り急ぎの報告でした。

2018年7月15日 (日)

どんGALA!祭り

かれこれ12年前から「どんGALA!祭り」実行委員に入っています。

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6年前(たぶん)からは集計係になりました。

各チームの踊りは5人の審査員さんによって点数がつけられ、その結果をもとに賞が決められます。
審査方法は平等・公平になるように細心の配慮がなされています。

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私は審査員の皆さんがつけた点数をパソコンに入力→集計して審査員さんにお渡しするのが仕事です。

昨年からパネルショップ「PATIO」さんを集計会場としてお借りしています。

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オーナーの植木さんご夫妻の温かいご配慮によって、快適な環境にて作業させていただきました。ありがとうございましたm(__)m

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結果は・・

●最優秀賞「粋」 よさこいCOME2くらぶ(柏崎市)  

優秀賞「艶」  真美流星乱舞群(富山県) 

優秀賞「豪」  彪牙天翔(富山県) 

優秀賞「睦」  西山舞らんかい(柏崎市) 

優秀賞「夢」  Rey華繚乱(富山県) 

高知よさこい祭り振興会賞 心羅(富山県) 

柏崎市長賞  鏡華(柏崎市)  

ブルボン賞  朔空(石川県) 

能登よさこい祭り賞 夢咲しや~葵~(富山県) 

よさこいとやま賞  祭や倶楽部(柏崎市) 

駅仲商店街振興会賞 湊や(富山県) 

ニコニコ商店街振興会賞 りん(北陸三県) 

本町五丁目振興会賞 暁(富山県) 

六丁目商店街振興会賞 御侠衆柏崎(柏崎市) 

えんま通り商店街賞 刈羽輝流(刈羽村)

でした。おめでとうございます!

お仕事やご家庭生活もある中で練習時間を確保し、チームを存続させていくのは大変なことでもあると思います。(解散や休止したチームも少なからず・・)

皆さんの輝きを裏側から少しでも支えられるよう、来年もひっそりと頑張ります。

2018年7月 3日 (火)

「清掃活動が育む日本人の美徳」

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柏崎日報(7/2号)に投書を掲載していただきました。

「清掃活動が育む日本人の美徳」

サッカー・ワールドカップが盛り上がりを見せる中、日本人サポーターが試合観戦後に自らの手でスタンドのゴミ拾いをしている姿が、世界から 注目され賞賛を集めているそうです。 日本人サポーターに触発された対戦国のサポーターもゴミ拾いをしていたことや、フランスで日本を見習い住民によるまちの美化活動を推奨する 機運があることなどを、海外メディアは伝えています。 こうした日本人の「美しい行為」はサッカースタジアムだけに限りません。 ここ柏崎でも様々な場面で、市民による清掃美化活動が行われています。 全市一斉のクリーンデー、地元中学生徒会を中心とした地域住民によるえんま市翌朝の清掃、春の訪れとともに行われる各地の海岸清掃など、 長年に渡って清潔なまちづくりが続けられてきました。 幼い頃からそれらの活動に参加してきた子供たちは、モラルや愛郷心、奉仕の心を持った大人へと成長していると思います。 時を経て、今度は親の立場で参加している人たちもいることでしょう。 そしてその精神性こそ「日本人サポーターによるゴミ拾い」に通じるのではないでしょうか。 世界が讃える日本人の美徳が、静かに確実に育まれ受け継がれてきたことは、柏崎の誇り・ふるさとの宝だと感じます。 きれいな柏崎を次の世代に引き継げるよう、私自身もできるだけ活動に参加したいものです。 (了)

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