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2017年3月26日 (日)

日本の出番、祖国は甦る

自民党新潟県連合同大会の記念講演

「日本の出番、祖国は甦る」を拝聴しました。

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講師は独立総合研究所 http://www.dokken.co.jp/index_jp.php 元代表で、参議院議員の青山繁晴先生。http://www.shiaoyama.com/essay/ 

満員となった会場で、ひとりひとりに語りかけるような、熱い熱いご講演でした。

内容は
○メタンハイドレート調査研究と実用化について
○拉致問題とブルーリボンの意味
○憲法改正がなぜ必要か
○今、政治家に求められるもの~草莽崛起 

等々、多岐に渡るお話でしたが、根底ではすべてつながっていると感じました。

たとえばメタンハイドレート。
青山先生が奥様(青山千春博士・東京海洋大学准教授)とご一緒に、私財を投じて調査研究を進めてこられた新たな資源が、いま実用化を目の前にしています。

国民の支え、そして政治家の決断があれば、東京五輪大会がある2020年、メタンハイドレートを燃料とするバスを新潟市内に走らせることが可能となるそうです。

印象的だったのは次の言葉でした。
「もう日本は資源のない国ではない」

日本はかつて資源がないことに起因して第二次世界大戦に参戦し、敗北しました。
そして戦勝国が作った草案からなる憲法により、自国民を守る為に戦うことが困難な国となりました。

だから北朝鮮に100人以上の国民が40年以上拉致されたままでも、日本は助けに行くことができません。
そんな北朝鮮は、日に日に精度の上がっているミサイルの照準を日本に向けています。
仮に日本に向けて発射されたら、自衛隊が撃ち落としたとしても、被害は免れられないそうです。
けれどやはり現在の憲法では、ミサイル発射の本拠地を封じることができません。

第二次世界大戦後の世界では、戦争を回避するための方法は「抑止力」・・他国から手出しされないだけの武力を持つことです。

つまり「手出しされたら戦って抵抗する」という姿勢を見せることで、手を出せないようにする・・これが現実の自衛手段です。

抑止力が不十分な日本が、それでも平和を保ってきたのは、これまで戦勝国アメリカが世界の警察として、秩序を守ってきたからでした。

しかし戦後70年を経て時代は変わり、アメリカが世界の警察であることをやめた今、日本は自力で国を守らなければなりません。

現代の戦争は「資源・食糧・水」の為に引き起こされます。

エネルギー資源の海外依存度が高ければ、国際情勢に影響されますし、多額の費用が海外流出すれば国家財政も疲弊します。

だからこそ自国の資源開発は必要ですが、それはそれで他国から狙われます。

純度100%のメタンハイドレートが眠る日本海、おいしい食物、きれいな水をもつ新潟も、十分他国のターゲットになり得ます。

つまり今の日本は切迫した状況にあり、平和を保つ為にこそ、憲法改正は必要だと理解できました。

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こうしたお話の一方で、奥様・千春博士とのエピソードもまた、苦難を乗り越え、道を切り開いたひとりの女性の物語として感動的でした。

メタンハイドレートの権威である千春博士は、お父様が帝国海軍・軍楽隊に所属していた誇り高い船乗りでした。
そのため千春さんも船乗りになることを望み、まだ女性が船に乗るなど考えられなかった時代、多くの大学に拒絶される中、唯一認めてくれた東京水産大学(現在教鞭をとる東京海洋大学)に入学、船上の人となったそうです。
危険を顧みず果敢な挑戦を続けたその志は、常に「祖国・日本の為」にありました。

そんな千春さんを理解し、支え続けたご主人・青山先生も、本当に素晴らしい男性だと思います。
「女性が輝く社会」の礎となったご夫妻の物語は、いつかドラマにならないかなあ・・と期待しています。

青山先生が参議院議員に出馬するとき、「議員歳費を返上する」と表明し、話題になりました。
でも実際に議員になると、歳費返上は憲法違反であり、寄付行為にもあたるため、できませんでした。
その代わり議員になってから一切の献金を受け付けず、政治資金パーティーのようなものも行わず、独立・是々非々を貫いているそうです。

先生はこう言われました。

「もともと僕らは報われない。たとえ僕らの代で結果が出せず土に還るとしても、祖国の為に力を尽くす。」

今の日本が置かれているのは、幕末に匹敵する危機的状況。
幕末の志士たちが、命・金・地位・虚名を捨てて祖国のために身を捧げたように、今の国会議員もそうでなければならないと・・。

そして今こそ草莽崛起(そうもうくっき)=在野にいる人々、新潟に住む私達が立ち上がる時が来たのだと、力強いメッセージをいただきました。

強い覚悟をもって、日本の為に日夜ご尽力されている青山先生の熱いお言葉に、何度も涙し、心が震えた2時間でした。

私も日本人として、祖国の為に自分ができることをしていきたいなあと、しみじみと感じています。

素晴らしい講演会を実現してくださった自民党新潟県連青年部局および関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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