新庁舎ワークショップ1回目
新庁舎ワークショップに参加しました。
平成32年に建設予定の市役所新庁舎について、市民の意見を聞くのだそうです。
11月までに3回行われるうちの第1回目でした。
びっくりしたのは、設計業者さんがワークショップを取り仕切ったこと。
...
なんとファシリテーター役も仕事のうちだった模様
http://kyoto-seikei.com/…/%e6%9f%8f%e5%b4%8e%e5%b8%82%e3%8…/
しかも「新庁舎にはどんなことを望みますか?」という、超漠然としたテーマ。
あれ?でも基本設計は決まってるんですよね?と聞くと
「その通りにするとは限りません」とのお答え(゚o゚;
市のHPをよく見ると、こんな一文が。
「この技術提案は、設計者を選定するためのものであり、そのまま設計案となるものではありません。」
http://www.city.kashiwazaki.lg.jp/shinchosha/1606201710.html
ええー!?選定って「提案」をジャッジするものじゃないんですかぁ?
別に今回決まった業者さんに文句言うつもりはないですよ
💦
けれど審査はあくまで「提案した中身」に対して行われたものではないんでしょうか。
それを後から変えてもいい・・というような話になったら、審査から漏れた業者さんの立場は・・。
業者さんは「新庁舎を中心に『にぎわい創出』したい」と言うけど、庁舎本来の役割って、行政にとっては働く場であり、市民にとっては事務手続きの場。
つまり用事がなければわざわざ行かないところだと思うのです。
それに庁舎が稼働している平日の昼間は、学生は学校、社会人は職場にいる時間帯なので、あえて庁舎に行く人達って限定されるのでは・・・。
人口密集地ならともかく、人口9万人を切った柏崎市で人が集まるのは土日祝日や平日の夕方以降。
もし、そういう人達を対象にした庁舎にしたら、人件費も光熱水費もかかるわけですが、そのコストのことまで考えているのかなあ?
意見の中には「にぎわい創出というが、他の既存施設とかぶるのではないか」という指摘もありました。ごもっともです。
●将来的に執務空間を減らせる設計にする(今後の人口減に合わせて職員が減ると見越して)
●商業スペースを設けて、賃料により少しでも市の収入を増やす
●庁舎そのものの利便性を上げ、市民は総合窓口で各種申請できるようにする(オンライン化&コンシェルジェ)
●「人を集める」なら年代に応じたスペースが必要(子育てスペース、高齢者向けスペースなど)
でも、なんとなくモヤモヤ感が。
行政のビジョンがまったく見えない点(設計業者に丸投げに見える
💧)と、ワークショップ自体、庁舎本来の役割よりも付加価値にポイントが置かれている点が、引っかかりました。
そもそも「市民の意見を聞く」のなら、もっと初期段階(移転も含めて)で行うべきではなかったのかなあ・・。



最近のコメント