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2012年2月

2012年2月27日 (月)

刈羽村 品田村長さん訪問記

平成24年2月27日、刈羽村 品田宏夫村長さんを訪問して色々なお話をお聞きしました。

(品田村長より)
・(柏崎の)会田市長は3月1日に次期市長選挙に出馬宣言すると報道されている。
・自分は今は表明しない。そもそも12/14まで任期があるのだからそれまで責務を果たしたい。
 出馬表明するとしてもギリギリで十分。
・意外に思われるかもしれないが、自分に政治家としての野望はない。
 政治家として上を目指すとか高く評価されることよりも、刈羽村がよくなることが大切。
・一般的に「してやる役所としてもらう住民」という意識があるが、刈羽村にはそれはなくなった。
 住民自治といわれながら、住民が責任を自覚しないのはおかしい。
・例えば除雪について村民からの苦情はない。10年ほど前には「除雪車が家の前に雪を置いていったから
 どかしてくれ」という苦情もあったが、そういう個人的なことは自己責任においてやるようにと、
 ピシっと断った。その後は苦情はゼロ。
 刈羽村にはこのように「してくれ」「してやる」という意識はない。

(質問)
 イベントはどのように進めているのか?

(村長)
・イベント時の役場職員のスタンスは「住民と一緒にやる」・・民間に丸投げはしない。
 例えば「百周年のお祝いをしよう」という企画を立てたら、まず住民に呼びかけ、実行委員会をつくる。
 そこには役場職員と一般村民が加わり、ともに進めていくことで成果が得られる。
 ただし役場側が「手取り足とり」ではない。ともに責任を持ちお互いに自立した関係によって成り立っている。
・役所は一般的に「指導したがる」「いばりたがる」傾向が強い。しかし刈羽村役場は違う。

・自治体のお金がある場合、行政が村民に「してあげる」→「感謝される」→長期政権が誕生する。
 だがそれではレベルが低い。
 「してやる役所としてもらう住民」という意識を変えることで、自治体のあり方が変わる。
 馬鹿な民主党政府だが、それも選んだのは国民。愚かなことだ。

(質問)
 刈羽村の入札に参加しようとしたら、「地元(刈羽村)の業者が優先」と言われ、小気味よさを感じた。
 柏崎にはそれがない。

(村長)
・一般競争入札により、外部の業者も入ってくるようになる。外部を締め出すという考え方はよくないが、
 一定のルールづくりは必要だと思う。
・ルールのあり方も誰が決めたのか考えることが大切。憲法でさえ間違っていたら変えるべき。

(質問)
刈羽村の医療について村民の満足度は?

(村長)
・基本的に診療所で対応している。山本のS医院に行く場合もある。
 長期の場合は群病院(刈羽郡総合病院)を利用する。4月からの名称変更は寂しいことだ。
 群病院は北越医療組合(現・厚生連)が、広大な刈羽郡の拠点病院をつくりたいとして設立した。
 立ち上げには自分の祖父も関わった。
・群病院の現院長は日赤からきた小林医師で、「潰れかけた病院をなんとかしてほしい」として呼ばれた。
 しかし医療水準は日赤と変わらず、むしろ深く治療を進めることができるとのこと。
・その他、刈羽村には保健士が4人いて、高齢者の医療相談を行っている。

・医療や福祉・・保険制度には支える人達がいる。
 以前、保育園での懇談会で父兄から「保育料を下げてほしい」と言われたので、「下げれば他で負担する
 ことになるが、それでもいいのか」と答えたら、そう言わなくなった。
・共産党議員が2名いて、いつも福祉の充実を訴えるが、負担する側のことも考えなければ。

(質問)
村長になっていちばん力を入れていることは?

(村長)
・村民との対話を大切にしている。昨日も三富県議の後援会総会で村民と飲んだ。
 自分のことは常にオープンにしているので、村民もよく理解している。
・村長として、村民をBからAに、AからA´にしたい。そのためには村民に責任意識をきっちり持ってほしい。

(質問)
陽子線治療施設は今後も進めて行くのか?

(村長)
・現在、新大とトラブルがあり中断しているが、進行中なのは変わらない。
・報道では「議会が反対した」とされているが、反対したのは共産党の2名だけであとは賛成している。
・厚生連も同じテーブルについた。長岡の中央病院と上越総合病院の間にあって、柏崎だけが沈んでいるので
 プロトンセンターによって柏崎の医療水準が上がることを(厚生連も)期待している。
・あとはファイナンスの問題だが、経産省、厚労省の理解も得られ費用の目途も立っている。
 ただ新大病院から医師を連れてくるにあたってトラブルがあった。しかしいずれ実現させたい。
・議会は行政をチェックするが、行政は予算にあることを行うのだから、予算に賛成することは行政のやることに
 賛成したことになる。だから予算が成立すれば、それはやってよいということ。

・刈羽村の行政の市政は「解放」。村長室は日本一、業者が訪れる首長の部屋だと思う。
・すべてオープンにしているから風通しがよい。それによって村民が行政の味方についている。職員も楽。
・ケーブルテレビを導入して8年、最近は職員も力を入れていて、保健士がうがい指導をケーブルテレビで行いたいと。
 それくらい行政と村民の距離が近い。

・原発の問題・・知事の姿勢に問題が大きい。
・先日のテレビ出演(徹底討論 原発とどう向き合うか)では、自分が出たことで番組の方向性がだいぶ狂ったと思う。
 マスコミの偏向報道は大きな問題。
・会田市長は原発に対するスタンスは自分とそんなに変わらないと思う。しかし彼は一定の枠内から外れたことが
 言えない。少しでも外れそうになると修正しようとして、結果的に全体がおかしくなる。
・自分はプルサーマルの住民投票のときに、かなりトレーニングを積んだと思うが、会田さんにはそういう経験が
 ないことも(態度が不明瞭な)理由のひとつだろう。
・泉田知事は何を考えているか理解できない。
・原発をどうするかは最終的に国が決めるはずだが、泉田知事が「地元の理解を得ることが条件」などと発言
 するのはおかしい。マスコミもそのように報道するが、そもそも地元に権限などない。
 「地元の考えを尊重する」=「配慮する」ということ。あたかも権限があるように振舞うのはおかしい。

・日本は今、危機的な状況にある。イラン情勢は確実に日本のエネルギー問題を脅かしている。こんなときに
 公務員の給与云々はあまりにも小さなことで、もっと大きな視点で考えていかなければならない。
・リーダーが決断を間違うことの罪の重さ・・判断できるのはマスコミだけ。しかし実際は揚げ足をとるばかり。
 鳩山の普天間移設を「国外、最低でも県外」発言、菅の浜岡原発停止要請が、日本の進路を狂わせた。
 マスコミはあまり叩かないが、鳩山、菅は万死に値する。
・そもそも代議員制は、生きて行くことだけで精いっぱいの民衆が一部の人間に権限を託しているということ。
 政治家は責任能力を持たねばならない。

・刈羽の5人組「命を守る女性の会」は反原発を訴え、いつも「みんながそう言っている」という。では誰かと聞くと
 「ここにいるみんな」・・意見を言うのは自由だが、結論がなければいけない。
・原発を停止すればいずれ雇用が失われる。そうなったときどうするのか?という解決すべき課題について
 考えていかなければ議論にならない。大きなクライシスに向かうプロセスを示すべき。
・自然エネルギーでは今の生活は維持できない。コストが高すぎてお金のある人しか文明生活を送られなくなる。

・これまで放射線についての議論がされてこなかった。10万ベクレルと1000ベクレルではそんなに危険度は
 変わらない。なぜならそんな高い放射線量のところに人間は近付かないから。
・放射線が危険なら一酸化炭素はどうなのか。無味無臭で身近なところにあって、年間に死者4110人。
 どちらが危険かわからない。
・放射線量に一喜一憂する姿は海外から見たら「文明国のはずの日本はブードゥー教信者か」と。
・放射線は閾値をどこに設定するかという問題もある。低い放射線量では人体に影響はない。

(質問)
放射線、原子力についての村民教育は?

(村長)
・あらためてしてはいないが、それに関する自分の発言は村民によく伝わっている。
・東電や東北電力社員も多く住んでいるので、その人達を通して住民の理解は深まっている。
・人間の行動心理は恐怖から成り立つ。放射線量測定もやりはじめたらきりがない。
 刈羽村はモニタリング体制がしっかりしているので、食品の放射線測定もあえてやらない。
 安全な刈羽村でつくった食物が危険なはずがない。
 娘の通う柏崎高校から放射線測定の通知が来た。県立だからやるのだろうが、柏崎刈羽では必要ないはず。
・福島からの避難民に対する放射線量測定も「汚染されていて危険かもしれないから」という発想でやるのは
 泉田寄り。「本人の心配を払拭する」ためにやるのがよい。
・がれきの受け入れはやるべきだが、新潟県内は知事がやらせないようにしている。

以上、時間切れで終了。今後もまた訪問させていただくようお願いしました

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