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2009年9月

2009年9月18日 (金)

「請願」について

平成21年2月19日、ステップ1は柏崎市議会に請願を提出しました。

なぜ請願提出に至ったかといえば、その前年の平成20年9月議会に定数30人→26人に定める議員発案が出されたものの、本会議では「継続審査」となり、11月18日の議会運営委員会の中で審査を打ち切られ、実質的に廃案となったからです。

それまで議会を傍聴してきて、居眠りや内職をしている議員、質問・発言をしない議員が一定数いることや、議員定数が柏崎市よりも少ない同規模人口の自治体があることなどを知り、「柏崎市の議員数は多いのではないか」と率直に感じたことも大きな要因です。

また勉強していく中で、市議会に対してお願いする仕組みとして「陳情」と「請願」があることも知りました。

「陳情」は要望を伝えるだけなので一方通行で終わりますが、「請願」は議員から紹介してもらい、議会からの回答を得ることができます。

そこで私達ステップ1では「請願」を行うことに決め、議員定数に前向きな市議さん達にお願いして、以下の内容で提出しました。

 

「柏崎市議会議員定数の削減に関する請願」

(趣旨)

市議会議員の定数を現在の30名よりも削減し、適正な人数にすること。

(理由)

 世界同時不況の影響を受け、柏崎の経済は厳しい状況にあります。各産業界で景気の悪化が進み、民間企業では非正規雇用者を中心とした契約解除やリストラが行われています。また柏崎市当局からは市財政の健全化に向けて、市職員数を削減していくことが発表されています。

 このように民間や行政が人員削減に取り組み、経営立て直しや行政改革に励んでいることから、市民の代表からなる市議会においても、議員定数を現在よりも削減し適正な人口にすることで、議会改革を実践していただきたいと考えております。

 議員定数の削減は、人口減少に伴いすでに他の市町村議会では行われています。人口減少が続く柏崎においても、議員定数の削減により、市財政上の負担を軽減すると同時に、議員の存在意義が増し、今まで以上に質の高い議会になることが期待できます。

 以上のことから、柏崎市議会議員の定数を削減することを請願いたします。

ーーーーーー

請願を提出した後、平成21年2月議会、および6月議会において「継続審査」となりました。

そして平成21年9月18日の本会議場によって「不採択」となりました。

理由は「議会改革に関する特別委員会」を設置し、議員自ら議員定数の検討を行うので、市民の声である「請願」には反対する・・というものでした。

もちろん採択に賛成してくださった議員さんもいて、「市民の声として尊重すべき」との意見を付していただきましたが、少数派であったということです。

「市民の声」とはそれほどにも軽いのか・・と残念に感じたものの、定数議論を進めるきっかけとなったことは自負しようと、前向きに考えることにしました。

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